塩崎大臣会見概要

H28.12.13(火)8:44 ~ 8:48 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私からは特にありません。

質疑

記者:
延長国会も最終盤となりまして、年金制度改革関連法案も今日採決、明日成立の見通しとなりました。改めて、本法案の意義とこれまでの審議の総括をお願いいたします。
大臣:
今回の年金関連法案は、様々な要素が入っています。適用拡大もあれば、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のガバナンスの問題、日本年金機構の財産をどのように処理していくのかという問題、そして賃金スライドを含めたルールの変更が入っているということです。国民にとって年金は老後の生活の最後の砦で、極めて大事なものでありまして、これらについてしっかりと議論して、今の世代と将来の世代の分かち合いをどのように守っていって、今の世代にも配慮しながら、将来世代の暮らしについてもしっかりと配慮していくということを御議論していただいているということだと思います。大変大事でありますので、議論を尽くして、早期成立をお願い申し上げたいと思います。
記者:
薬価改定についておうかがいします。これまでの諮問会議で、民間議員からも塩崎大臣からも、毎年の見直しの方向性を示されたのですが、昨日は自民党の厚生労働部会長が薬価改定の見直しに関して、意見を塩崎大臣に書面でお持ちになったと思います。こうした与党内での意見を踏まえて、どのようにお考えかお聞かせください。
大臣:
昨日、とかしき部会長や尾辻先生が来られまして、意見書を頂戴いたしました。特に、これまで薬価改定を行っていない中間年の薬価改定につきましては、私どもからは、当然、薬価調査の負担や効率とかそういうこともしっかり考慮した上で、対応を検討していくことや、同時に、より良い医療のために新たなイノベーションが次々と生まれてくるような体制をどう確保していくかということにも配慮していくことなどについてお話をしました。昨日頂いた御意見も踏まえて、私どもは、国民皆保険の持続性とイノベーションの推進、そして何よりも国民負担の軽減と医療の質の向上を実現するような薬価の抜本改革を考えていきたいと思っておりまして、今後、総理の指示を踏まえて、関係大臣と調整を深めていきます。

(了)