塩崎大臣会見概要

H28.11.8(火)9:44 ~ 9:48 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。今日の閣議で、日本年金機構におけるマイナンバー利用に関する政令が閣議決定されました。日本年金機構では昨年、情報流出事案が発生いたしました。これを踏まえて対策を強化するとともに、厚労省でも橋本副大臣を現地視察させて、政府全体でも確認いたしました結果、今般の決定となったところでございます。私からは以上です。

質疑

記者:
電通の関連で、昨日、全国の本社と支社に強制捜査が入り、前例の無い規模となりました。長時間労働を複数の社員にさせていた疑いですが、今後、幹部などの組織的関与など、どこまで実態解明を進めるお考えでしょうか。最終的には書類送検の可能性もあるのでしょうか。
大臣:
昨日、電通の本社と関西、中部、京都の三つの支社に労働時間に関する労働基準法違反の疑いで、刑事訴訟法に基づく強制捜査を行いました。今後、書類送検を視野に入れつつ、まずはしっかりと捜査を尽くしていかなければならないと思っております。中身については個別の事案でございますので、差し控えたいと思います。
記者:
閣議に先立ちまして、総理と面会されていたようですが、これの関係についてお願いいたします。
大臣:
年末に向けて、医療、あるいは介護などで改革テーマがいくつかあります。これらの検討状況について御説明したところでありまして、時間もあまりありませんでしたが、説明をしてきたということです。
記者:
電通の関係ですが、幹部の事情聴取は検討されているのでしょうか。
大臣:
これについては、先ほど申し上げたとおり、個別のことでありますから、コメントは差し控えたいと思いますけれども、長時間労働で自殺に追い込まれて亡くなるということはあってはならないことでありますから、私どもは法律に則ってすべきことをしていくということであります。
記者:
阪大微研(阪大微生物病研究会)と田辺三菱製薬が新たな合弁会社をワクチン製造の安定供給に向けて立ち上げるということですが、受け止めをお願いします。
大臣:
阪大微研は化血研(一般財団法人化学及血清療法研究所)と同じように一般財団法人でありますが、昨日、阪大微研と田辺三菱製薬株式会社の間で合弁会社の設立の基本合意についてプレスリリースが行われました。厚生労働省としては、今回の合意は先般公表いたしました「ワクチン・血液製剤産業タスクフォース」の提言の方向性に沿ったものだと思っておりまして、今後、日本のワクチン産業の企業規模を大きくする動きが、安全で良質なワクチンの安定的な供給と、国際社会への貢献ということにつながっていくことを期待しているところであります。そういう意味で、私どもとしては歓迎したいと思います。

(了)