塩崎大臣会見概要

H28.8.8(月)11:00 ~ 11:05 省内会見室

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私の方からは、障害者施設における殺傷事件の検証及び再発防止策の検討などにつきまして申し上げたいと思います。今般、相模原市の障害者施設で発生した殺傷事件について、事実関係の検証や再発防止策の検討等を行うため、有識者や関係省庁等で構成するチームを設置することといたしました。本日の閣議でも、私の方からその旨の発言をしております。第1回目の検証・検討チームは、8月10日の水曜日の10時から厚生労働省において行います。事実関係の検証結果については8月中をめどに、再発防止策については、この秋頃をめどに、それぞれ取りまとめたいと考えております。二度とこのような痛ましい事件が起こらないように、また、障害者やその御家族の方々をはじめ、多くの方の不安を解消できるように、関係省庁等と連携して全力で取り組んでまいりたいと思っております。詳細は事務方からお聞きいただければと思います。以上でございます。

質疑

記者:
先週末に決定しました、副大臣・政務官の構成等についてうかがいます。先週末の副大臣・政務官の決定で、政務三役の新たな顔ぶれが決まりましたが、このチームでどういったことに取り組んでいかれたいか、お考えをお聞かせください。
大臣:
前の政務二役は、それぞれ真摯にやっていただいて、私も大変助かりましたし、厚生労働省としても前進したと思います。今回就任された4人の方々も、それぞれ厚生労働行政に深く関係する方々ばかりでありまして、今、厚生労働省が抱える問題はたくさんございますし、大変大事な問題を抱えておりますので、是非、政務三役一体となって省を挙げて貢献いただければと思っております。
記者:
再発防止策検討チームですが、再発防止策が秋頃ということですけれども、どの辺りを主眼にするかを改めてお聞かせください。
大臣:
前回も申し上げましたけれども、いろいろ御指摘を頂いています。措置解除後の判断に至る対応とか、措置解除後の本人に対するフォロ-アップのあり方とか、こういったことをいろいろ言われておりますけれども、いずれにしても、まずは事実関係をしっかりと踏まえることが大事なので、この検証をした上で、再発防止策を作っていくことがあるべき道だろうと思っております。厚生労働省としては、この犯行を犯した人間が精神障害者かどうかということも含めて検証しなければいけないと思いますが、いずれにしても、私どもとしては、精神障害者の方は地域での生活に移行する方向でずっとやってまいりましたから、それは変わらないと思いますけれども、様々な指摘を受けて、しっかりと検証した上で再発防止策をやって、二度と同じようなことが絶対に起きないようにしていきたいと思っています。

(了)