田村大臣閣議後記者会見概要

H25.11.26(火)8:48 ~ 8:54 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。今日は私の方からはございませんので、御質問をお願いいたします。

質疑

記者:
昨日大阪地裁で、地方公務員の遺族補償年金の男性の受給要件の年齢のところについて違憲判決が出まして、これは国家公務員の災害補償年金と、あと民間の労災にも同じ規定があったかと思いますが、それを踏まえて判決の受け止めと今後の御対応をお聞かせいただければと思います。
大臣:
地裁の判決ですので、これは総務省がどのような対応をされるかということをまず見守らせていただきたいと思います。
記者:
全く今は。
大臣:
総務省がどういう対応されるかですよね。それを見守った上でどうしていくかを判断してまいりたいと思います。
記者:
献血の血液の関係なんですけれども、HIVに感染した献血の血液が検査をすり抜けて患者数人に投与されるという事案があってですね、今日の午後の血液事業部会運営委員会で報告されると思うんですけれども、どんなに技術力を高めてもすり抜けというのはゼロにはならないということも踏まえて、大臣の御所見を伺えれば。
大臣:
本当に遺憾な話でございまして、2名ほどにですね、輸血されたということで、今その後いろいろと調べておりますが、潜伏期間といいますか、ウインドーピリオドといいますか、まだ感染されて間もない方々はですね、わからないんですね、検査しても、検査はしっかりやっているんですけれども。それでその後その方は抗体が陽性だったようでありますけれども、それによって感染しているということがわかったらしいんですが、その期間わからなかったということで結果的にそれが輸血されたと。まずちゃんと問診、それから検査をやっているんですけれども、どうしても御本人がですね、それを正直に申請していただかないと検査では初期はわからないわけでありますので、これはまた周知徹底をしっかりさせていただきたいと思います。問診の時、お帰りになられる時も場合によっては後ほど心当たりがあればですね、電話ででも御報告いただきたいというところまでやっているんですが、そこら辺のところを更に徹底をしてですね、検査をされに献血を使われると困るんで、これは保健所で無料で匿名でやっておりますので、そちらの方をお使いをいただきたいということをさらに徹底してまいりたいと思います。それから検査ですけれども、今までは20人分をプールして全体でやっていたんですが、これも一人一人検査をするような方向で今検討を、いつから始められるかちょっといろいろとお金もかかる話なので、機械も入れ替えなきゃいけませんから、今いつからとは言えませんけれども、これに関しても検討を始めさせていただきたいと思っております。いずれにいたしましてもですね、善意の献血でたくさんの方々の命が救われるわけでありますけれども、そこで安易に検査、HIVの検査に使われるでありますとか、十分に一応問診票のところに書いてあってですね、こういう方々は申告してくださいと書いてあるんですけれども、若しくは控えてくださいと書いてあるんですけれども、それを守っていただかないと結果、善意の献血が逆に被害になって広がっていくわけでありまして、その点は改めてですね、皆さん、意識の中に持っていただきたいというふうに思います。
記者:
改めて、難病対策についてなんですけれども、ソウルでも発言があったんですけれども、その後の調整の進捗と、あと財源の規模などがもし想定されるものがあれば教えてください。
大臣:
財源の規模はちょっとですね、まだ正確には言えませんが、数100億円前半だというふうなぐらいかなというオーダー感ですね。全体としてやはり難病患者の方々に対して今回対策の見直しをやってきたわけでありますけれども、いろいろと難病の団体の皆様方の御意見をお伺いしたりでありますとか、それから与党の御意見をお伺いさせていただきますと、一つは非常に重くて長期間にわたってですね、負担をされる方々に対して厳しいと、重くなくてもやはり一定程度お金がかかって、長期間の方々に関してもやっぱりこれは厳しいところもあるということもございますし、何よりも全体として初めに出させていただいたたたき台、素案まで両方とも勘案してもですね、なかなか負担感が今までと比べると増えるという方々が厳しいというお声を頂いておりますので、その点はですね、先般申し上げましたとおりですね、自立支援医療の上限額程度、ちょっと所得階層が違うんで全く一緒というわけにはいきませんけれども、上限に関してはそちらの方で何とか対応できる形で最終案の取りまとめをお願いをしていきたいと思っております。

(了)