第32回 匿名医療情報等の提供に関する専門委員会 議事録

保険局医療介護連携政策課保険データ企画室

日 時

2025年9月3日(水) 13:00~17:00

場 所

Web 

出席者

【専門委員】
・小野寺 哲夫(日本歯科医師会 常務理事)
・口羽 文  (帝京大学大学院公衆衛生学研究学科 教授)
・齋藤 俊哉 (国民健康保健中央会 理事)
・嵩  さやか  (東北大学大学院法学研究科 教授)
・東宮 秀夫 (一般財団法人 医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団 参事)
・長島 公之 (日本医師会 常任理事)
・中野 壮陛 (公益財団法人医療機器センター 専務理事)
・中野 惠  (健康保険組合連合会 参与)
・野口 晴子 (早稲田大学政治経済学術院 教授)
・原口 亨  (日本薬剤師会 副会長)
・宮島 香澄 (日本テレビ報道局 解説委員)
・村松 圭司 (千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター 特任教授)
・山本 隆一 (一般社団法人医療情報システム開発センター 理事長)

議 題

  1. NDBの利用に関するガイドラインの改正について
  2. 個別審査(非公開)

議 事

 
 
 
村松委員長 それでは、ただいまより第32回の「匿名医療情報等の提供に関する専門委員会」を開始したいと思います。
 委員の皆様、御多忙の折、御参加いただいてありがとうございます。
 それではまず、事務局から委員の出欠状況について御報告をお願いいたします。
吉村室長補佐 医療介護連携政策課の吉村です。
 本日は、御参加いただき、誠にありがとうございます。
 今回は、専門委員の皆様全てがウェブ参加となります。川又委員、田中委員、鹿野委員は欠席となります。長島委員、宮島委員は途中退席と伺っております。
 なお、ウェブ開催の都合上、ネット回線が不安定になった場合は、会場のカメラをオフにさせていただくことがありますこと、御承知おきください。
村松委員長 ありがとうございます。
 それでは、本日の議事に入らせていただきます。
 カメラの頭撮りはここまでとさせていただきます。
  (冒頭カメラ撮り終了)
村松委員長 では、議題の1つ目です。「NDBの利用に関するガイドラインの改正について」、資料1の説明をお願いいたします。
國津主査 資料1「NDBの利用に関するガイドラインの改正について」を御覧ください。
 表紙をおめくりいただきまして、まず、概要です。
 NDBについて、二次利用ポータルやHICによる提供の開始、死亡情報の追加等の取組が開始となり、運用上の取決めがあったことを反映いたしまして、ガイドライン改正を行うことを考えております。
 主な改正内容としては2つ挙げておりまして、それぞれについて次のページ以降で御説明いたします。具体のガイドライン案は参考資料1、新旧対照表は参考資料2としておつけしております。
 3ページに参ります。まず、取下げに係る手数料に関する改正についてでございます。新ガイドラインでは、取下げに係る手数料を運用できるよう記載を追加いたします。そして、2ポツ目にありますように、申出前の手数料推計に係る記載を追加いたします。
 次のページにお進みください。手数料の体系についても認識しやすくするために記載方法を変更いたします。
 次のページにお進みください。以降は運用上の対応状況の反映になります。1ポツ目、所属確認書類を求める範囲を明確化し、代理人にも所属確認書類を求めていることを記載いたします。2ポツ目、減免要件の該当証明書類の指定を緩和し、交付基準額通知等でも減免可能であることを記載いたします。3ポツ目、変更申出の減免審査については、その都度変更後の体制を踏まえて減免の判断を行うことを記載いたします。
 次のページにお進みください。1ポツ目、誓約書及び依頼書の提出期限を明確化し、具体的に承諾から1年以内の提出がない場合に取下げとすることを記載いたします。2ポツ目、倫理審査委員会の審査の不要な場合を明確化し、「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」が適用される研究でない場合は倫理審査委員会の審査は不要であることを記載いたします。3ポツ目、手数料の支払い上限額項目について対象が研究者個人であることを明確化いたします。
 次のページにお進みください。1ポツ目、合理的かつ必要最小限なデータ利用の延長を妨げないよう、変更に係る手続を整理いたします。2ポツ目、公表前確認用の端末使用を推奨することを記載いたします。3ポツ目、最小集計単位の原則について、基準人口を明確化し、原則として抽出対象期間時点の人口を基準とすることを記載いたします。
 次のページにお進みください。それぞれ申請に係る注意事項を明記いたします。
 次のページにお進みください。以降、表現の正確化や誤記載の修正、類似、重複記載を削除、記載内容の統一化を行い、ガイドラインの可読性を向上させます。
 次のページをお願いいたします。このような形でガイドラインの可読性を向上させる目的で修正をいたします。
 御説明は以上でございます。
村松委員長
御説明ありがとうございました。 それでは、議題1について議論を行いたいと思います。ただいまの御説明について御意 見、御質問等ある委員の方は御発言いただければと思います。特段御意見等ございません でしょうか。 健保連、中野委員、お願いいたします。
中野(惠)委員 意見ではございませんが、事務局のほうで整理してまとめていただい たので、より読みやすくなったと思います。これで進めていただいたらよろしいかと思い ます。 以上です。
村松委員長 ありがとうございました。 その他、御意見、御発言ございますでしょうか。よろしいでしょうか。ありがとうござ います。 そうしましたら、3.1版というものについてはこれで了としたいと思います。 今回の会議は、これ以降個別審査になります。非公開となりますので、代理人や随行者 の皆様、傍聴者の皆様は御退室いただく時間となるかと思います。 個別審査に移る前に10分間休憩しますので、13時15分から再開とさせていただきたいと 思います。 それでは、個別審査のほう、よろしくお願いいたします。一旦休憩いたします。
 
(非公開)
村松委員長 個別の審査についてはこれで以上と思います。 議事はここまでとさせていただきまして、次回の日程について事務局から御説明いただきたいと思います。 
國津主査 本日は、長時間にわたり御審査いただき、ありがとうございました。御指摘 のあった部分については確認を取りまして、提供に向けた手続を進めさせていただきたい と思います。 次回の会議の日程につきましては、事務局より既に連絡をしておりますが、12月3日の 予定になっております。詳細につきましては、追って御連絡を差し上げます。どうもあり がとうございました。
村松委員長 ありがとうございます。 それでは、以上で第32回の「匿名医療情報等の提供に関する専門委員会」は終了させて いただきます。本日も長い時間どうもありがとうございました。