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第5回 匿名医療情報等の提供に関する専門委員会 議事録
保険局医療介護連携政策課保険データ企画室
日 時
2021年6月9日(水) 13:00~17:00
場 所
Web または ソーシャルイノベーションハブ(東京都港区虎ノ門1-1-13 磯村ビル3階)
出席者
【専門委員】
・宇佐美 伸治(日本歯科医師会 常務理事)
・鹿野 真弓(東京理科大学薬学部 教授)
・嵩 さやか(東北大学大学院法学研究科 教授)
・田尻 泰典(日本薬剤師会 副会長)
・田中 純子(広島大学 大学院医系科学研究科 疫学・疾病制御学 教授)
・長島 公之(日本医師会 常任理事)
・中島 誠(全国健康保険協会 理事、代理:矢崎 和彦)
・中野 壮陛(公益財団法人医療機器センター 専務理事)
・中野 惠(健康保険組合連合会 参与)
・堀 真奈美(東海大学健康学部長 兼 健康マネジメント学科 教授)
・松田 晋哉(産業医科大学公衆衛生学 教授)
・宮島 香澄(日本テレビ報道局 解説委員)
・山本 隆一(一般財団法人医療情報システム開発センター 理事長)
・宇佐美 伸治(日本歯科医師会 常務理事)
・鹿野 真弓(東京理科大学薬学部 教授)
・嵩 さやか(東北大学大学院法学研究科 教授)
・田尻 泰典(日本薬剤師会 副会長)
・田中 純子(広島大学 大学院医系科学研究科 疫学・疾病制御学 教授)
・長島 公之(日本医師会 常任理事)
・中島 誠(全国健康保険協会 理事、代理:矢崎 和彦)
・中野 壮陛(公益財団法人医療機器センター 専務理事)
・中野 惠(健康保険組合連合会 参与)
・堀 真奈美(東海大学健康学部長 兼 健康マネジメント学科 教授)
・松田 晋哉(産業医科大学公衆衛生学 教授)
・宮島 香澄(日本テレビ報道局 解説委員)
・山本 隆一(一般財団法人医療情報システム開発センター 理事長)
議 題
- 1. 第三者提供の現状について(報告)
- 2. 第6回NDBオープンデータについて
- 3. 第7回NDBオープンデータの作成方針について
- 4. 個別審査(非公開)
議 事
- ※非公開部分を含みます。
山本委員長 それでは、定刻になりましたので、ただいまから第5回「匿名医療情報等の提供に関する専門委員会」を開催いたします。
委員の皆様には、御多忙の折、御参集いただきまして、ありがとうございます。御礼を申し上げます。
では、最初に、委員の出欠状況について事務局から報告をお願いいたします。牧戸室長補佐 医療介護連携政策課、牧戸でございます。
本日は、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
今回は、専門委員の皆様全てがウェブ参加となっております。中島委員の参考人として矢崎参考人が代理出席となっております。齋藤委員、東宮委員は欠席となっております。山本委員長 ありがとうございます。
それでは、早速本日の議事に入らせていただきます。
カメラ撮りは、ここまでとさせていただきます。
3つの議題がございますので、議題1「第三者提供の現状について」ということで、報告事項ですけれども、資料1の説明を事務局のほうでお願いいたします。牧戸室長補佐 では、早速ですが、始めさせていただきます。「第三者提供の現状について」、こちらは報告の内容となります。
次のスライドをお願いします。レセプト情報・特定健診のデータ件数の推移になりますが、現在、2020年12月診療分までですが、レセプトデータとしては約206億件、特定健診・特定保健指導データは約3億件、格納されている状態となっております。
続きまして、2020年度に公表された成果物の集計についてとなります。下のグラフに関しましては、発表年の推移となっております。
その下に行きますと一覧になりますが、2021年3月までに360件に対して承諾されているという状況です。
1つ前のスライドに戻ってもらってもいいですか。発表年の推移としましては、2021年に関しましては、1月から3月までの集計となりますので、やや少ない状況となっておりますが、年度を越えて増加傾向となっております。
その次のスライドをお願いします。こちらが今年度に報告があった報告の内容となっております。
資料1は、以上となります。山本委員長 どうもありがとうございました。
今の事務局の御説明に関しまして、御質問、御意見がありましたら、よろしくお願いいたします。御質問、御意見ございませんでしょうか。
今年分はまだ一部ですので少ないですけれども、順調に伸びてきているということがよく分かったと思います。
それでは、御意見、後で言っていただいても結構ですので、続きまして、議題2「第6回NDBオープンデータについて」、資料2の説明をお願いいたします。牧戸室長補佐 続きまして、「第6回オープンデータの公表について」という内容となっております。
第6回も、第1回から第5回と同様に集計していきまして、今年の夏から秋ぐらいの公表を目標としております。
集計の対象に関しましては、2019年4月から2020年3月診療分のレセプト情報と、2018年度実施分の特定健診・特定保健指導のデータとなっております。
続きまして、1個前のスライドになりますが、特定健診に関しましては、こちらの赤字で示させていただいたところが追加項目となっております。
公表形式の変更に関しましては、医科診療行為に関しましては、二次医療圏別、診療月別の集計を追加しております。歯科診療行為では、二次医療圏別の集計を追加しております。特定健診・特定保健指導に関しましては、二次医療圏別/性・年齢別のクロス集計を行っております。医科診療行為の基本診療の部分ですが、オンライン診療分を追加した分で、さらに都道府県別/性・年齢別のクロス集計を行っております。こちらも赤字で示させていただいたところが追加項目となっております。
続きまして、NDBオープンデータサイトの作成というところですが、NDBのオープンデータは、現在、excel表の羅列という形になっておりまして、ユーザー目線に立ちまして、よりデータをビジュアライズするためにBIツールを利用し、図表等を分かりやすく提示しやすくなっております。こちらは、第4回、第5回について、行っております。
公表のイメージ図は、こちらに示させていただいたとおりになりまして、パソコンで見る場合とスマートフォン、タブレットで見る場合、2種類を用意しております。
こちらは、以上になります。山本委員長 ありがとうございました。
それでは、ただいまの事務局の説明に関しまして、御質問、御意見ございますでしょうか。
長島先生、どうぞ。長島委員 長島です。
せっかくオープンデータを公表していますので、その活用状況もある程度把握したほうがいいと思います。単純なところだと、アクセス数とかファイルのダウンロード数ですけれども、実態として、例えば発表に利用したとか論文に利用したという場合に、任意にはなりますけれども、ぜひそれをこういう形で活用したというのを報告していただくようなサイトも作って、そこで把握していくということをされてはいかがでしょうか。
以上です。山本委員長 ありがとうございます。
ダウンロード数ぐらいは、事務局のほうで少しは分かりますでしょうか。今すぐには分からないかな。明神主査 事務局でございます。
オープンデータの当該サイトのアクセス数というのは把握できるのですけれども、ダウンロードとなると、今、技術的にはできない形になっておりますので、どういった形でフィードバックといいますか、利用者さんの増加だったり、状況を把握するかは、また検討させていただければと思います。山本委員長 ありがとうございます。これを基に出た論文を私、幾つか見たことがあるので、それなりに使われていると思うのですけれどもね。
それでは、宇佐美先生、お願いします。宇佐美委員 ありがとうございます。
事務局のほうには、歯科のほうから公表形式の要望を申し上げてあります。二次医療圏という以上に、加算部分のデータが欲しいということで、別に口腔機能低下症とか、加算部分の集計がないとなかなか評価できませんので、それを改めて要望してございますので、事務局よろしくお願いします。山本委員長 後で第7回の議論がございまして、その中で入っていると思いますので、また御意見よろしくお願いいたします。 宇佐美委員 ありがとうございます。 山本委員長 ほか、いかがでしょうか。よろしゅうございますか。
後でまたお気づきの点がありましたら、御意見言っていただいて結構ですので、それでは、その次の議題3「第7回NDBオープンデータの作成方針について」、資料3の説明をお願いいたします。牧戸室長補佐 お願いします。
「第7回オープンデータの作成」につきまして、こちらは来年度の事業になります。今年度と同じように、来年度も秋ぐらいを目指して集計していく予定となっております。
NDBオープンデータに関しましては、ユーザーの要望に応じて項目数を増やしております。次のスライドになりますが、こちらが第7回オープンデータに寄せられた要望の一覧をピックアップさせていただいております。できるところとできないところがございまして、できる可能性があるものに関しまして、赤枠で示しております。
調剤レセプトに関しまして、今まで調剤行為の集計はしていなかったために、こちらも性年齢別・都道府県別に集計を行ってはどうかと考えております。
特定健診に関しましては、第6回から血清クレアチニン値が集計されるようになったということもございまして、今まで集計しました尿たんぱくの検査と併せることによりまして、慢性腎不全患者の重症度分類の集計を行っていこうと考えております。
続きまして、調剤レセプトの調剤行為に関する集計のイメージ図となっております。性年齢別・都道府県別にそれぞれ集計を行っていくという予定を考えております。
続きまして、慢性腎臓病の重症度分類に関する集計のイメージがこちらになります。このCGA分類というものは、対象疾患を糖尿病、高血圧、腎炎としておりますが、この集計値は全特定健診受診者を対象としているものとなっております。また、透析の有無は考慮していないといったバイアスはかかりますが、このようなイメージで集計していくことを考えております。
以上になります。山本委員長 ありがとうございました。
先ほど宇佐美先生から御質問があった2ページ目の項目番号4は、試行的にやってみるということですか。若干難しいところがあるのでということでよろしいですか。宇佐美委員 歯科医師会の宇佐美です。
先生、ありがとうございます。この試行的に集計という、ちょっと言葉が弱いですが、ぜひ集計結果が出るように可能性を試していただいて、ぜひ出していただければと要望いたします。山本委員長 事務局から何かございますか。 明神主査 事務局でございます。御意見ありがとうございます。
まず、月別に関しては、できる限り出させていただこうとしておりまして、加算料に関しては、第7回にできるかどうかも含めて、できる限り出させていただきたいと思っているのですが、事務局のほうで一旦検討させていただけないでしょうか。山本委員長 分かりました。 宇佐美委員 よろしくお願いします。 山本委員長 ほか、御意見いかがでしょうか。
オープンデータに関しては、毎回、通年で要望を受け取って、それで可能なものから対応していくというのをもう7年間やってきたわけですけれども、この4番の歯科のほうは、医科と違って、集計上、少し難しいところがあるそうでして、これを引き続き検討させていただくということにしたいと思いますけれども、それ以外の要望に関しては、もうほぼ出尽くしていると一応考えていて、取りあえず、この形で、4番を除いて進めていこうかと考えております。大体、そのような方針でよろしゅうございますか。
(首肯する委員あり)
山本委員長 それでは、そういうふうにさせていただければと思います。
ほかに御意見よろしいですか。
全体の審議としては、本日は以上で、これから個別審査に入っていきます。個別審査は非公開ですので、傍聴者の皆様は退出をお願いいたします。個別審査に移る前に10分間休憩したいと思いますので、13時25分から再開いたします。それまでにはウェブのほうにお戻りいただくようにお願いいたします。
それでは、ただいまから10分間、25分までの休憩に入ります。
(休 憩)
山本委員長 それでは、時間になりましたので、ただいまから会議を再開いたします。
(非 公 開)
山本委員長 それでは、本日は誠にどうもありがとうございました。
事務局から連絡事項がありましたら、よろしくお願いいたします。牧戸室長補佐 本日は、長時間にわたり審査いただきまして、誠にありがとうございます。御指摘のあった部分に関しましては、確認を取らせていただいて、提供に向けた手続を進めていきたいと思っております。
次回の会議日程につきましては、事務局より既に御連絡しておりますが、6月24日、再度よろしくお願いいたします。詳細につきましては、追って御連絡させていただきます。
どうもありがとうございました。山本委員長 それでは、以上をもちまして、第5回「匿名医療情報等の提供に関する専門委員会」を終了いたします。本日は、どうもありがとうございました。