愛の血液助け合い運動では、全国各地でポスター掲示や啓発活動を実施。献血へのご協力を呼びかけています。


7月は「愛の血液助け合い運動」月間です
献血へのご協力をお願いします


 日本の少子化の影響は血液事業にも及び、献血ができる人口(16歳~69歳)は減少しています。また、年齢別の献血率をみると、ここ数年50代・60代は増加していますが、10代から30代は大幅に減少しています。

 血液はまだ人工的につくることができず、長い期間にわたって保存することもできません。これからも血液を十分に確保するためには、若い世代の継続的な協力が非常に重要です。

 厚生労働省と都道府県、日本赤十字社は、毎年7月1日から7月31日までを「愛の血液助け合い運動」月間とし、全国各地でポスター掲示や啓発イベントを行っています。

 月間中のメインイベントとして、献血運動推進全国大会を開催しています。併せて、献血運動推進標語を大会開催地で募集し、本年度は北海道北斗市立大野中学校の土手菜乃華さんの「行ってみよう 少しの勇気で 救える命」が最優秀賞に選ばれました。

 本年度の第56回献血運動推進全国大会については、北海道で開催する予定でしたが、今般の新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、残念ながら中止いたしました。

 どのようなときでも、献血は医療にとって必要不可欠なものです。

 ぜひ皆さん、お近くの献血ルームや献血バスで献血へのご協力をお願いいたします。そして若い世代の皆さん、献血は身近でできるボランティアです。わずか40分で助かる命があります。この機会に一度、献血に行ってみませんか。


詳しい情報はこちら:日本赤十字社 献血




 

出  典 : 広報誌『厚生労働』2020年7月号 
発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト)
編集協力 : 厚生労働省