イベント/「令和の年金広報コンテスト」大臣賞は小学生と大学生に!

 厚生労働省は1月15日(水)、厚生労働省大臣室で「令和の年金広報コンテスト」表彰式を開催しました。

 このコンテストは、若い世代と一緒に年金について考えることを目的に初めて実施されたもので、ポスター、動画、自由形式の3部門で、年金の意義や大切さを幅広く伝える作品を募集しました。

 昨年8月から11月までに計426作品の応募があり、外部有識者からなる年金広報コンテスト審査会による審査を経て、厚生労働大臣賞、年金局長賞、特別協賛賞が各部門から選ばれました(図表)。

 当日は、加藤勝信厚生労働大臣が各部門の厚生労働大臣賞受賞者に賞状を授与しました。

 「おじいちゃんとおばあちゃんが年金の話をしていた」ことをきっかけに年金に関心を持ったという小学5年生の平尾磨和さんは、ポスター部門で受賞。子ども向けに年金を解説しているホームページを父親と一緒に見ながら、ポスターを描いたそうです。

 動画部門で受賞した東北公益文科大学「国民年金加入行動啓発プロジェクトA チーム」の皆さんは、おとぎ話の浦島太郎や日本の地理・歴史を年金制度と絡めて出題するクイズ番組風の動画を制作。「初めての人でも年金がわかるように工夫しました」と話しました。

 自由形式部門で受賞した帝京大学の森田章夫さん、市原豪士さん、後藤奈々さん、米澤大乃さんは、学生500人を対象にアンケートを実施。結果を踏まえて、年金制度をやさしく説明したパンフレットを制作しました。二十歳になって新たに国民年金に加入した人たちに、成人を祝う言葉を添えて配布してはどうか、と提案がありました。

 加藤大臣は、受賞者に「学生の皆さんには、これをきっかけに年金を周知してほしい」と呼びかけました。


令和の年金広報コンテスト


加藤勝信厚生労働大臣(前列中央)と受賞者の皆さん


図表 第1回「令和の年金広報コンテスト」受賞者


 

出  典 : 広報誌『厚生労働』2020年2月号 
発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト)
編集協力 : 厚生労働省