イベント・健康/「知って、肝炎プロジェクトミーティング2019」を開催

 厚生労働省は8月1日(木)、ベルサール六本木(東京都港区)で「知って、肝炎プロジェクトミーティング2019」を開催しました。

 冒頭、根本匠厚生労働大臣が「本日のイベントを契機として、それぞれのお立場で肝炎ウイルス検査の受診の呼びかけや、肝炎に対する正しい知識の普及などにお取り組みいただきたい」と挨拶しました。

 厚生労働省肝炎対策国民運動特別参与の杉良太郎さんは、「自分だけは肝炎にならない、自分だけはがんにならないと信じていても、明日は我が身。1にも2にも検査、検診を早く受けていただくことが大事」と呼びかけました。
長年の功績に感謝して、大臣の代理として大口善徳厚生労働副大臣から、肝炎対策特別大使の伍代夏子さん、スペシャルサポーターの皆さんに感謝状が送られました。

 その後、日本医師会や健康保険組合連合会、日本肝臓病患者団体協議会など、各種団体が肝炎対策の取り組みを発表。続いて、新しい啓発グッズを考える「アイデアソン」を開催しました。うちわやマグネットといった案が出され、会場の投票により、徳島大学肝疾患相談室より提案されたエコバッグが啓発グッズとして選ばれました。

 新スペシャルサポーターの発表に先立ち、挨拶したスペシャルサポーターのw-inds.の橘慶太さんは「健康に勝るものはない。ぜひ検査に行ってほしい」、AKB48グループの武藤十夢さんは「このプロジェクトをたくさんの方に身近に感じてもらえるように広めていきたい」と語りました。

 そして、新スペシャルサポーターとして、30年以上前に慢性B型肝炎と診断され、現在も肝炎と付き合いながら生活を送っている歌手の石川ひとみさんが選ばれ、メッセージが紹介されました。また、新しい啓発動画の制作も発表され、この動画には伍代夏子さんや石田純一さん、乃木坂46のメンバーが登場する予定です。

知って、肝炎



根本匠厚生労働大臣(中央)、大口善徳厚生労働副大臣(左)、杉良太郎・厚生労働省肝炎対策国民運動特別参与


感謝状を手にする伍代夏子・肝炎対策特別大使(前列右から3番目)、スペシャルサポーターの皆さん


アイデアソンで、啓発グッズとしてエコバッグをつくることが決定

 

 

出  典 : 広報誌『厚生労働』2019年9月号 
発行・発売: (株)日本医療企画(外部サイト)
編集協力 : 厚生労働省