照会先

医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課
分析官:工藤 俊明(内線2765)
課長補佐:日田 充(内線2763)
(代表電話) 03-5253-1111
(直通電話) 03-3595-2436

 

報道関係者各位

PIC/S総会とセミナーが、2019年11月に日本で初めて開催されます

~ 開催地は富山県富山市に決定しました ~

 医薬品査察当局の国際的な団体である、医薬品査定協定・医薬品査察協同スキーム※1(PIC/S:Pharmaceutical Inspection Convention and Pharmaceutical Inspection Co-operation Scheme)の総会とセミナーが、2019年11月11日(月)から15日(金)にかけて、富山県富山市で開催されることが決まりました※2のでお知らせします。 

これは、先日(4月17日~18日)、スイス・ジュネーブで開催されたPIC/S総会で了承されたものです。PIC/S総会とセミナーが日本で開催されるのは、今回が初めてとなります※3。国内外の「医薬品の製造及び品質管理(GMP)査察担当者」が集まるこのセミナーでは、無菌医薬品の品質保証※4をテーマとするワークショップなどを予定しており、国際的なGMP査察能力の向上、日本の医薬品GMPに対する信頼性などにつながることが期待されます。

 

※1 医薬品査定協定・医薬品査察協同スキーム(PIC/S)とは
 1970 年に締結された医薬品査察協定を母体として、1995年からは協定締約国以外の国・地域を含む各国の医薬品査察当局がボランタリーに参加し、医薬品GMPに係る指針を作成し、国際整合性を図るとともに、当局間の相互査察が進むよう活動を続けている団体。 (参考: https://www.picscheme.org/index.php ) 現在、 世界49か国・地域から52の医薬品査察当局が加盟し、医薬品GMP 分野における国際標準となる枠組みとなっており、厚生労働省は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)および各都道府県とともに、平成26年7月から加盟しています。

 

※2 昨年9月22日に行ったプレスリリースでは「平成31(2019)年10月に、日本(東京)で」と発表しましたが、変更となりました。

 

※3 日本がPIC/S 加盟して以降の総会・セミナーの開催地 平成26年10月 フランス(パリ) 平成27年10月 インドネシア(ヌサ・ドゥア) 平成28年7月 英国(マンチェスター) 平成29年9月 台湾(台北) 平成30年9月 (予定) 米国(シカゴ)

 

※4 無菌医薬品の品質保証に関しては、現在、PIC/S、欧州連合(EU)および世界保健機構(WHO)が共同してガイドライン改訂を進めており、厚生労働省では医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究事業により、産学連携してガイドライン改訂に参画してきました。