照会先

人材開発統括官付能力評価担当参事官室

参事官    瀧原 章夫
主任職業能力検定官    搆 健一

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報道関係者各位

「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」報告書を公表します

~検討対象の「機械木工職種」、「製版職種」、「エーエルシーパネル施工職種」は存続、「陶磁器製造職種」は廃止の方向に~


 厚生労働省では、このほど、「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」(座長・北浦 正行 武蔵大学 客員教授)の報告書を取りまとめましたので、公表します。

  技能検定は、 働く上で身につけるべき、または必要とされる技能の程度を国として証明する制度で、合格した人だけが「技能士」を名乗ることができ、 現在128職種を対象に実施 しています。

  厚生労働省としては、技能検定制度の効率的運営を確保する観点から、有識者による「技能検定職種の統廃合等に関する検討会」を年度ごとに開催しています。検討会では、直近6年間の平均受検申請者数が一定の基準に満たない職種について、関係業界団体に対するヒアリング、国民の皆さまからの意見募集、社会的便益の評価を行った上で、統廃合などの方向性を議論しています。

 今年度は、該当する4職種について検討を行い、次の結論を得ました。
  1. 機械木工職種

平成31年度技能検定試験(次回)における受検申請者数が、少なくとも年間平均30人以上となることを条件に、存続を認めることが適当である。
  1. 陶磁器製造職種

今後、年間平均30人以上の受検申請者数を安定的に確保できる見通しを立てることが難しい状況にあると考えられ、国家検定として、なお従前どおり存続させることは困難であり、職種廃止すべきである。ただし、職種廃止するにあたっては、既に受検準備を行っている受検希望者に受検機会を設けるために平成30年度の試験は実施することが望ましい。この場合、平成30年度の試験における受検申請者数が少なくとも90人以上となった場合は、ただちに職種廃止とはせず、あらためて本検討会に諮るものとする。
 
  1. 製版職種

存続を認めることが適当である。
 
  1. エーエルシーパネル施工職種

今後、平成29年度から起算して3年ごとの実施とすることを条件として、存続を認めることが適当である。  なお、技能検定試験が隔年実施から3年ごとの実施に変更されることに伴い、技能検定試験の実施その他の情報が、今後も的確に受検希望者に周知され、必要な受検申請者数が確保されるよう、関係業界の協力が期待される。


※ 上記4職種の試験実施頻度は、以下のとおり。
  機械木工職種:3年ごと
  陶磁器製造職種:3年ごと
  製版職種:毎年 エーエルシーパネル施工職種:隔年

別添資料

(別添1)平成29年度技能検定職種の統廃合等に関する検討会報告書概要[99KB]

(別添2)平成29年度技能検定職種の統廃合等に関する検討会報告書[373KB]