指針に基づく各種検診受診勧奨の名簿の誤送付について

　厚生労働省は、東京電力福島第一原子力発電所における緊急作業に従事した者のうち一定の基準に該当する者に対しては、指針に基づき雇用する事業者に各種検診の実施を求めているところですが、各種検診の実施を勧奨する通知書及び緊急作業従事者の名簿（※）（以下「名簿等」という。）について、送付先Ａ社に送付すべき名簿等を、誤って関連会社Ｂ社あてに送付したことについて、下記のとおりその事実を確認の上、必要な措置を講じましたので、概要をお知らせします。
　今回の件につきまして、関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

１　事案の概要
　　平成28年11月22日に、Ｂ社へ名簿等を送付したところ、封入した名簿はＡ社のものであったことが、11月28日、Ｂ社の担当者からの連絡により判明したもの。

２　発生原因
　　厚生労働省担当職員が送付先事業場名簿に今年度は送付を要しないＢ社を誤って記載していたこと、Ａ社とＢ社は社名が似ており住所も同一であったことから、送付前に名簿等の作成に関わった２人で確認したものの誤送付してしまった。

３　関係者への説明
　　平成28年11月28日に、厚生労働省担当職員が名簿等を誤送付したＢ社に対して謝罪を行い、了承を得るとともに名簿等を回収した。同日、厚生労働省担当職員が本来の送付先だったＡ社に対して謝罪を行い、了承を得るとともに名簿等を手交した。
　　また、漏えいに係る当事者の方々に対しては、事実関係の説明と謝罪に向けた対応をとっているところ。

４　再発防止対策
　・送付先事業場名簿や名簿等の作成時に誤りがないか、作成に関わった者以外の者が追加確認を行う。
　・送付前に宛先と送付文書に誤りがないか、作成に関わった者以外の者が追加確認を行う。

※　名簿には、緊急作業従事者６人の登録者番号、氏名、生年月日、住所、電話番号、企業名、緊急被ばく線量が記載されている。