照会先
健康局結核感染症課
感染症情報管理室長:宮川 昭二 (2389)
課長補佐:中谷 祐貴子 (2373)
(代表) 03-5253-1111
報道関係者各位
エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について
昨日、福岡県内において、西アフリカ滞在歴があり、帰国後に発熱の症状を呈した患者が確認されました。
この方については、5月9日の帰国後、検疫所において毎日2度の検温などの健康監視を行ってきました。
エボラ出血熱への感染の有無を確認するため、患者は既に福岡県の医療機関に入院済みであり、患者の検体を国立感染症研究所(村山庁舎)に向けて搬送予定です。
- 概要
- (1) 患者の年代: 40代
- (2) 性別: 男性
- (3) 国籍: 日本
- (4) 滞在国: ギニアに滞在(5月4日まで)、5月9日に帰国
- (5) 症状: 5月18日午前3時に、頭痛、背中の痛み、38.6度まで発熱。
- (6) 接触歴: 本人からの報告によればエボラ出血熱患者との接触はない。
- (7) 居住都道府県: 福岡県
- (8) 入院先医療機関の所在都道府県: 福岡県
国民の皆様へのメッセージ
○ 疑似症患者は、まだ感染は確認されておらず、検査の結果、陰性となることも十分にあり得ます。
○ エボラ出血熱は、発症段階で初めて感染力を持つとされています。そのため、本患者が搭乗していた飛行機に同乗していた乗客の感染リスクは極めて低いと考えられます。