照会先

労働基準局 安全衛生部 労働衛生課
電離放射線労働者健康対策室
室長   前田 光哉
室長補佐 安井 省侍郎
(代表電話)03(5253)1111(内線5523)
(直通電話)03(3502)6755

報道関係者各位

原子力施設における緊急作業期間中の健康管理や被ばく線量管理の方法等について

 厚生労働省では、このたび、「東電福島第一原発作業員の長期健康管理等に関する検討会」(座長:森 晃爾(こうじ) 産業医科大学教授)の報告書を取りまとめましたので、公表します。
 この検討会では、東電福島第一原発を含めた原子力施設における緊急作業従事者の今後の健康管理、被ばく線量管理及び緊急作業中の医療体制等について、専門家による検討を行ったものです。
 報告書では、以下の項目について、実施すべき事項をまとめています。
 
1 緊急作業従事者の健康診断等、離職後も含めた長期的な健康管理
2 緊急作業従事期間中の健康管理
3 緊急作業中の原子力施設内の医療体制確保
4 通常被ばく限度を超えた者に係る中長期的な線量管理
5 緊急作業従事期間中の被ばく線量管理
6 特例緊急作業に従事する者に対する特別教育の在り方

 厚生労働省では、この報告書を受け、平成27年秋までに電離放射線障害防止規則(電離則)及び大臣指針(注)等を改正する予定です。なお、電離則等の改正に先立ち、パブリックコメントを行う予定です。

(注)東京電力福島第一原子力発電所における緊急作業従事者等の健康の保持増進のための指針(平成23年10月11日 公示第5号)

(別添1)報告書概要[116KB]
(別添2)報告書[935KB]