照会先
健康局結核感染症課
感染症情報管理室長:中嶋 建介 (2389)
課長補佐:中谷 祐貴子 (2373)
(代表) 03-5253-1111
報道関係者各位
エボラ出血熱への感染があり得る患者の発生について
昨日、東京都内において、西アフリカ滞在歴があり、帰国後に発熱の症状を呈した患者が確認されました。
この方については3月4日の帰国後、検疫所において毎日2度の検温などの健康監視を行ってきました。
エボラ出血熱への感染の有無を確認するため、患者は既に東京都内の医療機関に入院済みであり、患者の検体を国立感染症研究所(村山庁舎)に向けて搬送予定です。
- 概要
- (1) 年代: 40代
- (2) 性別: 男性
- (3) 滞在国: リベリアに滞在(3月2日まで)、3月4日に帰国。
- (4) 症状: 3月15日夜に、体の痛み、寒気、38.4度まで発熱。解熱薬内服後、同日23時に37度まで解熱。
- (5) 接触歴: 本人からの報告によればエボラ出血熱患者との直接的な接触はない。
- (6) 居住都道府県:東京都
- (7) 他の感染症の罹患の有無: 現在検査中
- (8) 入院先医療機関の所在都道府県: 東京都
国民の皆様へのメッセージ
○ 疑似症患者は、まだ感染は確認されておらず、検査の結果、陰性となることも十分にあり得ます。
○ エボラ出血熱は、発症段階で初めて感染力を持つとされています。そのため、本患者が搭乗していた飛行機に同乗していた乗客の感染リスクは極めて低いと考えられます。