ホーム> 報道・広報> 報道発表資料> 2014年5月> 「平成25年度個別労働紛争解決制度施行状況」を公表します
平成26年5月30日 【照会先】 大臣官房地方課労働紛争処理業務室 室 長 宿里 明弘 室長補佐 井上 健 (代表電話) 03(5253)1111(内線7738) (直通電話) 03(3502)6679 |
報道関係者各位
「平成25年度個別労働紛争解決制度施行状況」を公表します
厚生労働省は、このたび、「平成25年度個別労働紛争解決制度」の施行状況をまとめたので、公表します。
「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談 *1 」、労働局長による「助言・指導 *2 」、紛争調整委員会による「あっせん *3 」の3つの方法があります。
平成25年度は、前年度に比べて、総合労働相談、助言・指導、あっせんのいずれも件数が減少しました。ただし、総合労働相談の件数は6年連続で100万件を超え、高止まりしています。
また、総合労働相談のうち、民事上の個別労働紛争の相談内容では「いじめ・嫌がらせ」が59,197件と、2年連続で最多となりました。
【平成25年度の相談、助言・指導、あっせんの概況】
・ 総合労働相談件数 1,050,042 件 (前年度比 1.6% 減 )
→ うち民事上の 個別労働紛争相談件数 245,783 件 ( 同 3.5% 減 )
・ 助言・指導申出件数 10,024 件 ( 同 3.3% 減 )
・ あっせん申請件数 5,712 件 ( 同 5.5% 減 )
○ 総合労働相談件数をはじめ、いずれも件数が減少
・ 総合労働相談件数、助言・指導申出件数、あっせん申請件数のいずれも減少。
・
総合労働相談件数は6年連続で100万件
を超えるなど、高止まり。
○ 民事上の個別労働紛争の相談内容は 「いじめ・嫌がらせ 」 が2年連続トップで増加傾向
・ 「 いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数は 59,197 件(前年51,670件)、助言・指導の申出では2,046件(前年1,735件)、あっせんの申請では1,474件(前年1,297件)といずれも増加。
○ 助言・指導、あっせんともに迅速な処理
・ 助言・指導は1カ月以内に96.4% 、 あっせんは2カ月以内に92.0%を処理。
*1 「総合労働相談」: 都道府県労働局、各労働基準監督署内、駅近隣の建物などに、あらゆる労働問題に関する相談にワンストップで対応するための総合労働相談コーナーを設置し、専門の相談員が対応。
*2 「助言・指導」:民事上の個別労働紛争について、都道府県労働局長が、紛争当事者に対して解決の方向を示すことにより、紛争当事者の自主的な解決を促進する制度。
*3 「あっせん」:紛争当事者の間に、弁護士や大学教授など労働問題の専門家である紛争調整委員が入って 話し合いを促進することにより、紛争の解決を図る制度。双方から求められた場合には、両者が採るべき具体的なあっせん案を提示する。
PDFファイルを見るためには、Adobe Readerというソフトが必要です。Adobe Readerは無料で配布されていますので、左記のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。