国立療養所多磨全生園・国立ハンセン病資料館の視察

2018年8月29日(水)
国立療養所多磨全生園・国立ハンセン病資料館
国立療養所多磨全生園内にある納骨堂で献花をする加藤厚生労働大臣

加藤厚生労働大臣は、国立ハンセン病療養所の現状などを把握するため、国立療養所多磨全生園と国立ハンセン病資料館を視察しました。

国立療養所多磨全生園では、全国ハンセン病療養所入所者協議会の事務局長と入所者自治会の会長と療養体制の確保などについて懇談した後、入所者の方々が生活する様子を拝見しました。

国立ハンセン病資料館では、ハンセン病をめぐる歴史や療養所内での当時の患者の生活などについて、同資料館の重監房資料館部長よりお話を伺いました。

視察後、加藤厚生労働大臣は
「ハンセン病にかかった方々が、病気自体のご苦労とそれに係る社会的な偏見・隔離を受けてきたという大変厳しい歴史の一端を垣間見させていただきました。
こうした歴史を我々がしっかりと受け止めて、このような過ちを二度と繰り返してはならないということを胸に刻んでいきたいと思います。
また、多磨全生園は、来年でちょうど110年という一つの節目の年にあたり、これに対する支援など様々なご要望をいただきました。
私どもとしてもできるものはしっかりと取り組んでまいります」
と述べました。

医政局医療経営支援課

健康局難病対策課

全国ハンセン療養所入所者協議会の藤崎事務局長と懇談する加藤厚生労働大臣
国立ハンセン病資料館で黒尾重監房資料館部長より説明を受ける加藤厚生労働大臣