IHR合同外部評価(JEE）

厚生労働省は、国際保健規則 (International Health Regulations; IHR) (※1)　の履行状況の合同外部評価（IHR合同外部評価; Joint External Evaluation：JEE）（※2）を、2月26日から3月2日まで実施しました。

JEEは、感染症、食品、検疫、化学物質、放射線など様々な分野の健康危機の予防・検知・対応の能力を始めとしたIHRの履行状況を評価するWHOの取り組みです。

JEEの開会式に出席した大沼厚生労働大臣政務官は、
「世界的な健康課題に対する脅威に打ち勝つため、WHOと協力し、関係部局との協力や会話を通じて、他の加盟国とともにIHR（国際保健規則）履行と健康危機管理体制の整備を強化してまいります」
と、挨拶をしました。

大臣官房国際課

• ※1国際保健規則（International Health Regulations：IHR）
  • 世界保健機関（WHO）によって制定された国際規則（憲章第21条に基づく）。
    国際交通に与える影響を最小限に抑えつつ、疾病の国際的伝播をできる限り防止することを目的として、加盟国に対し、原因を問わず、国際的な公衆衛生上の脅威となるあらゆる事象をWHOに報告することを義務づけている。
    また、緊急事態発生時の対応能力やサーベイランス等について最低限備えておくべき能力（コア・キャパシティ）も定めている。

• ※2IHR合同外部評価（Joint External Evaluation：JEE）
  • 国際保健規則（IHR）に基づいた全ての分野の健康危機管理体制について、WHOが定めている5段階評価を用いて加盟国が自らを評価した上で、その結果について他国の専門家で構成された外部評価団が評価することにより、各国の健康危機管理体制の改善につなげる取り組み。