閣議後記者会見概要

H21.04.10(金)08:41 ~ 08:44 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議については特別ご報告することはございません。

質疑

記者:
今日追加の経済対策が決まると思いますが、前回伺いましたが、それ以降で新しい拡充案等があればご説明いただきたいのですが。
大臣:
断片的に報道はされていると思いますし、与党で基本的におまとめいただいたものを前提といたしますので、雇用対策に更に力を入れる、それから少子化対策、生活支援など、これまで厚生労働省が一生懸命やってきたことをさらに一歩進めるといった感じになると思います。
記者:
新しい経済対策の中では 雇用の第二のセーフティネットとして、求職者支援制度のようなものを設ける予定だと思いますが、どのような訓練内容を盛り込むのかが重要になると思いますが、大臣としてはどのように制度設計を進めていくお考えでしょうか。
大臣:
具体的には今から検討することです。少なくとも、雇用保険のセーフティネットでカバーできない人に生活の支援を行うということですから、訓練はどういうことをやるか、例えば介護の分野でやってもらうということはすでにやってきています。先般の四千億円の基金もありますが、地域によっても違うと思います。例えば、ある地域ではこういう労働力が必要だ、こういう分野を開拓したいということがあれば、地域の声を聞きながら具体的に一つ一つ進めて行きたいと思います。雇用の受け皿がないといけないので、そういう意味で成長戦略とも関係し、低炭素社会とか、医療の充実とか、当然そういう所になって行くと思いますけど、具体的には今から検討したいと思っています。
記者:
共産党の小池議員が指摘した、介護についての内部文書について調査の方はどういう状況でしょうか。
大臣:
今調査を精力的に進めているところで、どういう形にしろきちんと答えがでれば公にしたいと思います。
記者:
まだ時間が掛かるということでしょうか。
大臣:
まだ調査中です。
記者:
ハローワークの人員を増やすということに関して大臣は、閣議決定を変えてでも考えていくべきではないかというお考えを示されておりますが、閣議決定を変えて正規の職員を増やすべきだということになった場合、将来的にも国がハローワークをしっかりやっていくべきだとお考えでしょうか。
大臣:
まず、国がしっかりやるというのは当然のことで、そうでないとILO条約にも違反しますので、これは前から申し上げているとおりです。それから今大事なことは、目の前で人が足りないので、それを早急に手立てをすることが必要です。閣議決定を変えるのに時間が掛かってできないのでは話にならないので、目的は今、長蛇の列ができているハローワークの現状を改善することです。ですから、どんな手法であれ、人の手立ては行いたいと思っておりますので、今回の経済対策にどういう形で具体的に盛り込めるか努力をして、可能な限り適切に行いたいと思います。ただ、将来的には政府の在り方をどうするか、公務員の人数をどうするのか、行政の効率化をどうするか、という大きな問題の中でこの問題も考える必要があると思っております。

(了)