閣議後記者会見概要

H20.02.12(火)08:57~09:06 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議の報告ですが、とりたててありませんが、例のギョウザの中毒事件の件ですけれども、今後は、情報の集中、窓口の一本化ということをやろうということで、岸田大臣の下で内閣府の国民生活局が担当するので、そこに各省庁からの情報を集中させる。それから、今日、消費者行政推進会議を開くのでそれとも連動するということでありました。それから、沖縄で不幸な事件が起こっていることについても若干の議論がありました。こちらからは以上です。

質疑

記者:
閣議の後、総理と単独で2、3分程お話をされたようなことを聞いたのですけれども、その内容についてはどのような話を。
大臣:
今申し上げましたように、消費者行政の一本化ということで厚生労働省は安全の方を担当しているわけですから、そういうことについて情報の集中をというようなことで、ほんの1、2分したくらいです。
記者:
基本的には、ギョウザの対応の話で。
大臣:
はい。
記者:
年金の担当補佐官のような方を大臣の下に置くというようなお話ですけれども、これはどういった目的、またどういう方を今念頭に置かれて人選を進めているのでしょうか。
大臣:
ご承知のように、厚生労働行政にはいろんな分野がありますし、医療があったり、労働があったり、薬害のような話もあります。しかし、やはり年金というのはこれは本当にいろんな問題が出てくる。今からもそういう可能性があるということで、少し幅広く人材を求める必要があるかなというようなことも考えておりますし、厚生労働行政含めて少し外からのいろんな意見とか批判に耐えられないといけないので、傾聴すべき意見は外にはたくさんありますから、そういうふうな人材、情報を集めて大臣を補強するようなシステムができないかなということを今考えています。具体的に今いろいろ検討中ということです。
記者:
作業委員会との関係というのはどういうふうになるのでしょうか。
大臣:
いろんなシステムがあってもいいと思います。最終的には結果が出れば良いわけですから、より良い行政の成果が上がるということを考えればいいので、そういう意味で、手伝ってくれる人が何人いようと良い結果が出ればいいので最終的にそれは「船頭多くして船山に上る」ようなことにならないためには私がちゃんと指導すればいいのでそこは問題ないと思います。
記者:
去年もはしかが大流行したのですけれども、今日、麻しん対策推進会議の第1回目が開かれるのですが、この会議に期待することはどういうところでしょうか。
大臣:
はしか、これは私も子どもの時にやって免疫ができていると思って安心しているのですけれども、ここのところ大学生が罹ったり、大人が罹って、非常に重くこれは受け止めないといけない状況だと思いますので、世界的にもあまり看過できない問題なので、そういう意味で少しはしかについて国民の皆さん方に啓発し、必要な予防注射を打っていただこうと。そういうことでのキャンペーンの一環としてやりたいと思っております。後ほどまた、具体的な行動をこの後すぐとりたいと思っております。
記者:
沖縄で米兵による暴行事件が起きましたけれども、この件に関して大臣のご所感をお伺いしたいのですが。
大臣:
非常に残念ですし、2001年にも大きな同じようなことが起こっていますね。ですから、ずっと元々安全保障を私やっていたので、あの時もそうですが、アメリカの兵隊さんたちには「Behaveyourself.」と、これ一言を言うということで、アメリカに行って「皆さんの綱紀粛正しっかりしてくださいよ」と、「Behaveyourself.」という言葉が一番英語でいいのですが、これを言い続けないといけないということなのですね。それと、その時も議論が出たのですが、そうすると、アメリカ側からの反論ではないのですが、しかし、全体の世界の安全保障ということを考えた時に、「若いアメリカの若者が祖国から遠く離れた沖縄でこういうように仕事をしていると、そのことも日本の若者も考えてくださいよ」という意見が当時アメリカからありました。私はとにかくアメリカの海兵隊員たちに向かって、「Behaveyouself.」ということを言い続けてきたので、今回も全く同じだと思います。要するに、沖縄の住民の信頼がなくて基地の維持はできませんから。重要な安全保障を担っている以上はやはりしっかりしてもらいたいと思いますし、これはアメリカ政府もきちんと対応をとるということですし。警察の管轄権は我が日本の警察にありますから、今、警察がきちんと捜査していると思います。こういうことにはきちんとけじめをつけて、日米両国の信頼関係が失われないということをやる必要があると、そういうふうに思っています。
記者:
肝炎に関連して、製薬メーカーとの交渉なのですが、まだ進展というのはないのでしょうか。
大臣:
私が聞いている限りでは、まだ具体的な進展が原告側と製薬メーカーの間ではなっていないと、できていないというように聞いていますので、引き続き粘り強く両者の間で話し合いを進めていくということだと思います
記者:
さっきの年金担当を置くという話なのですが、それは要するに民間人を起用するという考えですか。
大臣:
いや、年金担当というよりも、先ほどちょっと説明が悪かったかもしれないですけれども、厚生労働行政があまりにも範囲が広いのは皆さんおわかりのとおりなのですね。ですから、そういう意味で、年金だけではなくて、薬害の問題も産婦人科の不足の問題もその他様々な労働問題も含めてありますから、そういう意味で、官民を問わず少し大臣の補佐機能を強化したいと、そういう意味です。だから、たまたま年金の話が非常に今、大変ですよと、これはもうずっと大変だと思いますけれども、それはありましたけれども、他の分野だって、産科の問題、緊急医療の問題、大変な問題がたくさんあります。もちろん厚生労働省のみんなも一所懸命がんばってやってはおりますけれども、それをさらに補強するというような意味でやりたいと思っています。具体的にはまだ、ちょっと調整中です。

(了)