大臣記者会見概要

H20.01.25(金)16:09~16:36 省内会見場

広報室

会見の詳細

ねんきん特別便について

大臣:
ねんきん特別便の今後の情報提供について作業委員会の方から諮問をいただきまして、それは皆さん方のお手元にあるとおりです。それでまず、この二つを、ここに「年金受給者用」と、今年金もらっている方、それから、「被保険者」というのは今現役の方。それにこういう紙を入れるということです。それで、システム的にプログラムを書き換えて個々人にこういうデータができないかというのは相当検討しましたけれども、プログラム変更というのはやはり数ヶ月を要するということです。そうしますと、それと同じような効果をもたらすためにどうするかということで、委員の皆さん方に骨をお折りいただきまして、ここで赤字で必ず御連絡をいただきたいということ。それで例示のこれは元々配ったねんきん特別便にある例示の中にこういうふうに空白ございますね、これも空白ですね、ここについて加入歴がございませんかという形で、それで御連絡を下さいという形の訴え方を一ついたします。これが一つ。それでもう一つは、電話をかけてきたり、窓口に来られた方々にできるだけの情報を与えて懇切丁寧にやります。ただいろんな思い込みとか誤認とか今まで申し上げてきたような問題もございますからこういうことについてどうするかということで、別の紙の方をちょっとご説明いたします。最初の基本的な考え方は省略いたしまして、「今後の情報提供の基本的な方針」の2番ですけれども、「名寄せの結果、結びつく可能性があると考えられる年金記録を正しく結びつけるために、(1)年金制度への加入期間」ですね、「(2)加入年金制度」つまり、国民年金か厚生年金か、3番目が「国民年金の場合は市区町村名、厚生年金の場合は勤め先の所在地・名称のそれぞれが、ご本人の記憶と結びつく可能性のある記録と内容的に合致していることが必要である。」それでまず、来訪された方に、まず「ア」一番の可能性ですけれども、「記録が出てきた記録が相談に来られたものである可能性が高い」時は、まず年金制度の加入期間と加入年金制度の種別、これをまず申し上げる。それから、国民年金の場合は、どの町のどういうところ、市町村区、これを知らせる。それから、3番目には、厚生年金の場合は、こういうところでしたねと、それから、病院にお勤めでしたね。それから、例えば、こういうサービス産業でしてね。そして、こういう名前の会社でしたね。で、相談におけるやりとりやなんかなどの記録が明らかにその方に結びつかないと考えられる場合、こう相談してて、いやこれは確実に違うよという時は、今言ったいろんな不正防止とかいろんなこともありますから、照会本人の思い込みということもありますので、そういう場合は、ちょっと除きますけれども、そうではない、ほぼこの人だというような時は、事業所の所在地、業種、今申し上げた株式会社か有限会社かの別とか、そういうことをご本人に確認していただくと。それで「イ」はですね、その「ア」の場合というのは、もうその方であるということなので、そうでない場合は、「年金制度の加入期間と加入年金制度」これは国民年金か厚生年金かとかいつの期間ですよ、これはそれが分かったからといってすぐに思い込みでいく話ではないですから、そこは言いましょうと。それから「居住市区町村名」も言いますが、ただこれも(1)、(2)の場合、他の方の記録である可能性があることを考慮して伝え方は工夫して、これ今マニュアルの作成作業に入っています。それから、「厚生年金の場合の事業所の所在地、業種・事業形態及び名称」それで、「他の方の記録である可能性があることを考慮」すると、まず「固有名詞以外の情報を提供」して、「こういう業種でしたか」、「繊維業界でしたね」、とかいうようなことを言って「記憶の喚起を促す。」ということです。ですから、一致する確率の高い人とちょと違う人と、こういうきめの細かい対応をする。それから、電話相談の場合は、なかなか相対でやる場合ほど細かくできませんので、「上記のアのうち」の「加入期間」「種別」までとして、後はどうか社会保険庁にいらしていただきたいというようなことを申し上げる。それから、留意事項ですけれども、「具体的な情報提供に当たっては、勤務先事業所近辺の有名な建物等の付随的な問いかけ、都道府県から市町村など対話形式による順次の絞り込みなどを工夫する。」と。「また、見方が分かりにくいなど、一般的照会に対しても、具体的記述に言及できるようにする」ように今後更なる工夫をやっていきたいと思います。更に、今日の昼の議連との会合でありましたけれども、社会保険労務士の方々、これはボランティアでやって下さいますということをおっしゃっているので、この方々が全面的にご協力して下さるということなので、どういう形でご協力していただけるかということは、これ今から早急に詰めますけれども、お昼の会合では、議連の方々との会合では、例えば、市町村の一角を借りてやったらどうかとか、そういうことも含めて早急に社会保険労務士による相談の活用を図るということ、それから、社会保険労務士会の方から、もう見てて、また書類を送ってきて見て、見方が分からないとかなんでも分からないことがあれば最寄りの社会保険労務士に、これはボランティアでやりますから、なんでも言って来て下さい、ご相談に応じますということを先程申し入れをさせていただきました。更に、例えば、昼の議連で出てきたように、市町村の例えば、役場に常駐してもらうとか、そういうこともやっていきたいと思います。以上、こういう方針で年金記録問題作業委員会の案を踏襲しまして、早急に対応していきたいと思います。

質疑

記者:
この新しい対応ですけれども、どちらもいつから始める予定なのでしょうか。
大臣:
これは、2月6日発送分から、印刷のスピードがありますから、変えることができると思います。ですから、2月6日の発送分からこの2つの紙が入っていく。それから、この対応については、今この案をいただいたものをマニュアルに落として、もうそのマニュアルができ次第、社会保険庁の窓口、電話の対応、全部この方式に変えます。
記者:
時期的にはいつ頃。今月いっぱい、来月。
大臣:
週末はやっていないのかな。ですから、もう月曜日からは、今日金曜日で土日が窓口がコンピュータの関係で閉まりますから、月曜日から相談に行かれる方にはこれでやるように徹底させます。
記者:
古い形のマニュアルで対応されて、断られてもう一回は帰られた方、その方に対する対応というのは何か考えられているのですか。
大臣:
その方々に対しても、そういう方々はもう一回、いずれこれを入れて再送されますけれども、非常に窓口の対応が悪くて断られた方には、是非きちんと今度は対応させますので、是非もう一度訪ねていただきたいと思います。そういうことであれば。
記者:
再送を2月6日からということなのですが、この結果、再送せざるを得なくなるのはどれくらいあるのかということと、コスト的には、その分どれだけかかるとみられるかということを。
大臣:
2月6日から変えると、ラフな数字で言うと、大体100万通が既に古いバージョンでいっていますから、全体で850万ですから、750万通については新しいバージョンでいけるということです。それで、今決定を下して指示を出したところですから、ちょっとどれくらいお金がかかるか、これ事務局が試算をしてまた皆さん方が事務方に問い合わせていただければ答えが出るようにさせます。
記者:
この紙を新たに入れることで、分かりやすさという面でどうお思いになるのか、大臣ご自身の評価をお聞かせ願いたいのですが。
大臣:
私は、是非またメディアの皆さん方にもご協力いただいて、これをいろんなところで私も広報活動をやります。かなりやはり赤字でこう浮き上がって見えますので、前よりもはるかに分かりやすくなったとは思います。ですから、これも初めての試みなので、国民の皆さん方の反応がどうであるか見て、それでまた修正しないといけないならそれはもう最終的に国民の皆さん方の一人一人の年金を確保していくということが最大の眼目なので、できるだけの努力はやりたいと思っています。それでついでですが、私は、皆さん協力してこれはもうなんとか今回の第二の手で、どっとこの年金の記録がきちっとできる件数を増やしたいと思っていますけれども、やはりいろいろな私も周りを聞くと、お年を召されててとてもじゃないけど字を読むのも苦だとか、こういう方は先程言った社会保険労務士の方々が手伝って下さるということになって大変助かるのですけれども、それでも全く返答が来ませんという方には、これはこちらから出向いていく。電話をして、電話も出られない、ではもうとにかく出向いていって、こういうことですよと説明する、そのところまでやってみようと思いますけれども、それは今回の結果をみて、そこまでもう実は考えております。
記者:
ということは、これをある程度送りましたら、また反応を見るためにサンプル調査等を何か考えておられるということですか。
大臣:
それはもうしょっちゅう、サンプル調査を含めてどういう状況かというのは、全部の情報は私の方に入るようにして、例えば、1週間に1回は最低何通来たか、どうかということを報告させていますので、それでどうも遅いなということがある、それから、例えば、老人会に聞いてみて、どうですかって言って、「いやあ大臣これじゃあまだ分からんよ」というような声があるかどうか、それはもうサンプル調査含めて国民の声を聞くことが一番ですから、それはやります。
記者:
出たばかりでなんですけども、再修正はあり得るということですか。
大臣:
とにかくやってみてその上でやりたいと思います。これは、先程申し上げましたように、6人の作業委員会の方々、ほとんど不眠不休で頑張ってやっていただいてここまできましたから、経済界の代表、連合の代表、専門家の方々、女性の目も加わっておりますので、これでやってみようということですから、結果をみて考えたいと思います。なんとかこれで確認できる件数をぐっと上げたいなというのが私の希望しているところです。
記者:
来訪相談の対応で、名寄せで複数の方がいない、一記録一人の場合に限ればですね、これはヒントを提供するというよりは、具体的な情報の中身を提示していく、例えば、舛添工務店なら舛添工務店にお勤めでしたかと、「ま」で始まる企業ではなくて、舛添工務店という名前そのものを窓口で伝えると、そういう意味でよろしいですか。
大臣:
そうです。だから、こういうことまで細かく考えていますのは、今日のお昼の会議でどなたか議連の方がおっしゃっていたけれども、舛添病院というところに務めていたはずだと、業態なんですから、病院ですか、で、何ていうところですか、って言った時に、僕は舛添病院に勤めてたよ、ところが、登録しているところに舛添病院ではなくて、医療法人、例えば、清和会とか、医療法人志師会とか、書いてあったとすると、務めている人は、舛添病院としか思っていなくて、清和会とか志師会なんてのが俺の勤め先の名前だったかというのは分かっていないのです。だから、業態毎に全部それを調べてそこが言えるようにする。例えば、本当にお店の屋号と持っている人の名前が違うときに、正式には先程言った医療法人なんかでやっていますから、勤めている人は知らない。それも全部業態毎に作業マニュアルを作らせて病院の場合はこう言いなさい、そこまできめ細かくやるようにしております。
記者:
先ほどのどれだけわかりやすくなったという観点なのですが、色を赤と青で区別はされているのですが、逆に色を使い過ぎて、わかりづらくなったような感じも受けるのですが、それはどうでしょう。
大臣:
それは、目の不自由な方とか色覚の障害のある方なんかについても検討させていただきました。それで、赤が良いのか青が良いのかと。ただ、やはりいくつか、何度もこれ試行錯誤して、作業委員の皆さん方の結論がこれが一番いいだろうということで、例えば、ここのところに空白のところ、赤赤で書いたらやはり見にくい、やはり赤と青の方が一年間の空白とか、年金受給者だったら2年5か月の空白でわかりやすいだろうということでありましたので、ちょっとそういう工夫をさせていただきました。
記者:
これ再送は加入履歴もプリントアウトして、もう一回入れ直して再送するわけですか。
大臣:
そうです。ですから、再送は100万通、この前送ったものに加えて。というのは、もう訂正なしと書いたから捨ててしまった方もいるかもしれない。それから、元々捨てているかもしれない。だから、もうこれはこの方針でいきます。
記者:
それをやった時に、本来やるはずだった別の人の分の作業工程ですとか、あるいは、名寄せの二次名寄せ、三次名寄せの作業工程とかに影響を与える可能性というのはあるのでしょうか。
大臣:
それは影響を与えないように、例えば、マンパワーを増やすとか、人員を増やすとか、それは手当てを、これは政府全体でやることですから、やっていきたいと思っています。
記者:
時期的には3月末までにそれも終わらすという予定ですか。
大臣:
それというのは。
記者:
再送。
大臣:
そこはちょっと、今、スケジューリングとかコストのことを計算していますので。今の3月までの名寄せの作業がありますね。それで、とりあえずは850万、全部とにかく送る。その中で、どこか割り込めるか、それとも、850万を前倒しにして、100万人分を3月までにやるか。ただ、一応、いったんは送っていますから、3月までに名寄せをしてお知らせするということはやっているわけです。それが、例えば、3月にもうどうしてもスケジューリング上無理であっても、元々あるわけで、送っています。それから、今回こういうふうにしてやったということで、ああそうかと、そういうことだったのだったら私はもう一回見てみようといって見てくださる方もおられるかもしれない。それから、既に確認されている方もおられる。これどういう形でそういう方にお知らせするか、よくもう既にやっている方々にもう一度行った場合にはどうぞご勘弁くださいみたいな。ちょうど請求書なんかを送ってくる時に、既に支払った方がおられたら、だぶって送られてすみませんみたいな、その文書をまだ時間ありますので、今、考えています。
記者:
社会保険労務士会の方が全面的に協力すると言っているというお話なのですが、このペーパーには社会保険労務士会に相談してもいいよということは書いていないのですよね。これは何か。
大臣:
それは、社会保険労務士会ときちんと話を詰める、今から詰めるために若干時間を要する。ですから、それに対する広報は、また私が記者会見で言ったり、例えば、今、具体的に考えているのは、各市町村の、例えば、東京都だったらそれぞれの区があって、区の出張所がありますね。それから、郵便局を活用する、案が出たのは、郵便局を活用するとか、農協の窓口を活用するというのは、こういうことを考えた時に、例えば、市町村とお話をして、やって結構ですよということが具体化、早急にさせますけれども、できないと動けないし、そのためにどういうふうな手だてがいるか。そうすると、例えば、それぞれの市町村が、例えば、区政便りとか、何とか市便りなんていうのを住民に対して、いつも、一月にいっぺんとか配っていますね。ああいう中に書いてもらうとか、そういうことなので、活用してくださいというのをただ書いて、ではどういう活用になるのかということまで、まだ残念ながら詰まっていないので、早急に詰めましたら、広報体制を含めて、これは総務大臣ともご相談をして、ご協力を仰がないといけないので。それはまた決まり次第、皆さん方にも通じて、国民の皆さんに広報したいと思っています。
記者:
これはこのまま送られるのですか。今日、記者用にたぶん大急ぎで作られたと思うのですが。紙の大きさだとか、紙の質とかは変わるのですか。 (社保庁)紙の大きさはこのままのA4でございます。ただ、右上に四角く、「受給者用」、「被保険者用」と書いてある、これはございません、実際に送られるものは。
記者:
12月の末までに48万通送って、16万件回答が来て、8割強ぐらいの14万件の人は訂正なしというふうに返ってきているわけですよね。今回この新たにこれを付け加えることで大体どれくらい訂正はなしですよという回答が減るかという、そういう希望、期待みたいなのはあるのでしょうか。
大臣:
ちょっとこの年金受給者用を見ていただくと、訂正ありますかありませんかはこの「ABC船舶」とか、何とかこう書いてある、このデータについて訂正がありますかどうですかを聞いたので、訂正ありますはここが間違っていますよと、これで正しくなる。訂正ないというのは、ここに書いてあることだけで訂正ないと言ってきたので、この空欄についての問い合わせがないので、これをやったのですね。ですから、論理的に言うと、今の方は全部こっちが見つけているわけですから、全員が論理的に言うと電話してきてくれないといけないのです。だから、そこが非常にわかりにくかったので、それは先ほど言った思い込みを防止するとか、間違って認識した危険性があるということでやったのですが。だから、ポイントはこの赤で囲んだところについて一緒に作業をいたしましょうよということがポイントなのです。ところが、16万のうちの14万の方々はここはもう訂正なしですよという手紙を送られて、例えば、今日ぐらい暇だから、じゃあここについて今から作業しようかといって、分かったいる方もおられるかもしれません、ちょうど正月の休みなんかあったから、そのうちやろうと思って。ところが、訂正なしと言った方の中で、それで全ての作業が終わったと誤解されている方がおられるのではないかということで、そうではありませんよと、メインはここですよということをよくご理解していただくために言っているので、その14万の訂正なしの方々が本当にこれを完璧にこれをご理解しているのかどうなのかは、実はつかめないのですね。ですから、ひょっとしたら、皆さん、そんなことお前に言われなくても分かっていて、今、ちょっと正月忙しかったからやらなかっただけで、一、二週間後にやろうと思っていたよという方で、もう現実にこの一番大事な共同作業をおやりになっている方もおられるかもしれないです。その数字が出れば、それはまた減ってくると思いますので、ちょっと16万、14万、12万というのの数字の見方が、少し実態を本当に一人一人聞いてみないとわからないというのが今の状況だと思います。
記者:
事前評価みたいなのというのはされるのでしょうか。
大臣:
何のですか。
記者:
この資料の事前評価みたいなの。杞憂で終わればいいのですが、発送した後にまた分かりにくいという議論が出る前に、あらかじめ、事後の調査というより、事前の調査というのもあっていいのかなと思うのですが、この評価というところというのは。
大臣:
それをやっているともう作業が進みません。ですから、国民の代表と思われる方々に集まっていただいて、ああでもないこうでもないというので、早急に作業をしていただいたので、そして、これでやってみて、その結果を見て、またやるしかないと思いますので。この作業の性格上、どうしてもこれはそういうことになると思いますので、ご理解賜ればと思います。
記者:
確認ですけれども、あなたは舛添工務店に勤めていらっしゃいましたねと言われて、他は全然記憶がなかったのですが、その質問に「はい」と答えれば、それで記録は結びつくというような形になるのですか。
大臣:
おそらくそこは対応する人たちの、プロフェッショナルならある程度わかっているかなとか、そのマニュアルの書き方をどうするかなのですが、ほぼもう舛添工務店とか舛添病院という人はほぼ間違いなくその人だろうということを、もう複数の通知していなくて、全部、名前も生年月日もわかっている、年金の重複期間もわかっていて、それ以外の人はもういないというような、ほぼ確証のある人について言うので。ですから、これ本当に難しいのを疑えばきりがない。しかし、そうすると、今度はまたそれはもうはじき飛ばそうということになると、だから、私はむしろきちんとデータが出ていればもう、それは75歳、80歳になって50年前の、例えば、終戦後の大変な混乱期に仕事を何回も変えられたような方がおられた時に、正確に覚えていないかもしれません。だけれども、そういうことはむしろそういう人の立場に立って、これは認める方が私はいいだろうと。だから、何か不正があったり、そういう今おっしゃったような、本当にそうではないのにうんと言う人がいたらどうするかと、それをやっていると、ある程度また規制を厳しくしないといけないので、こちらでつかんだものに対しては、もう基本的にお認めするという、そういうある意味でのきめの細かい、国民の目線に立った形で、きちんと反省した上でやり直してやってみようというとこですので、どうかご理解を賜って。そして、是非、国民の皆さんにお願いしたいのは、我々も全力を挙げてやりますし、最終的には直接皆さんのお宅にお伺いしたりというようなこともやりますけれども、一日も早く、この皆さん方の年金の記録を確定するためには、国民の皆さん方のご協力が不可欠ですので、どうか皆さんよろしくお願いいたしたいと思います。そのことを最後にお願いしておきたいと思います。
記者:
別件で大変恐縮なのですけれども、ボトックスという日本でも美容、しわ取り等でよく使われるボツリヌス菌を使った薬剤があるのですけれども、それがアメリカで死亡例が出ているという報告が十数件出ているということでアメリカ消費団体がFDAに訴えかけているということが今日明らかになったというのですね、日本でもかなりボトックスかなり使われているものですから、その辺に関して何かご見解なり。
大臣:
ちょっと私は今こっちの年金の作業をやっていてまだその報告を受けていませんので、報告させて必要な措置を取るべきであればまたきちんと対応したいと思います。そして、またそれを皆さん方にご報告するようにいたします。

(了)