閣議後記者会見概要

H19.11.27(火)09:17~09:22 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議は、一般的なことですからありません。それで、まず、418人のリストについてですが、418人の患者の方々の症状に関する、いわゆる実態調査につきましては、今度国におきまして、主治医の協力を得て調査を行うことに決めました。調査の実施にあたりましては、まず、専門家による検討会を設置します。調査票をどういうふうに設計するか、それから、その結果の解析を専門家の先生方にお願いしたい。早急に、できれば今週中に第1回の検討会を開催したいと考えております。後ほど午前10時前後くらいにでも担当部局の方から細かく説明した資料をお渡ししたいと思います。それから、メーカーから更にその後の調査の結果が今日出てきましたので、それも同時に投げ込みいたしますので、ご検討いただければと思います。以上です。

質疑

記者:
告知は、直接国が行うのですか。それとも国が医療機関に行うように働きかける。
大臣:
今のところ医療機関、メーカーに調査票をまず送る。調査票を患者さん達がお医者さんに持っていく。いつ投与したとか、フィブリノゲンの投与を知っていたかどうかという私が国会で知りたいと申し上げたことありますね、それを上手に専門家の先生に調査票として作っていただいて、そして患者さんがお医者さんに書いてもらったものを秘密保持をしながら直接私の所に、国に送っていただく。そこできちんと集計をするという作業をやって、いろんな不明な点がありますね、ちゃんとフィブリノゲン投与の事実を知らせたのか、いつなのか、そういうことです。それから、もう一つ忘れていましたけども、例の418人のリストについてメーカーがずっと調査していますが、それについて、メーカーのホームページと厚生労働省のホームページにあの内容に加えて医療機関がどの都道府県か、どの政令指定都市に所在しているのかという情報を加えたものをホームページに掲げるようにいたします。ですから、それを見ていただくと、自分は、例えば、私だったら福岡県、あ、この医療機関福岡県だと。そうすると、様々な投与年月日とかを見ると私じゃないかって考えるときの一つのヒントが増えますので、そういう参考情報を入れた上で、メーカーと厚生労働省のホームページにそれも加えるということで、できるだけ皆さん方に告知がきちんといくようにする。そして、その結果について集計するということをやりますので、後ほど紙の形でお届けしますし、それでもし不明なことがあれば事務局の方にきちんと説明させます。
記者:
国が調査するという判断をされたことの理由を改めてお願いいたします。
大臣:
それは、やはりなかなかメーカーさん任せだと時間がかかったり、国民の目線にきちんと立ってるのかなという疑問がありましたから、患者さんの気持ちになって、そして、きちんとやって集計する。これはいろんな疑問点が明らかにならないので、最終的にやはり国の責任である。それからもう一つは、医療機関で既に統廃合したり無くなっているようなところもありますから、こういうことについては、なかなかもうトレースできないので、そういうことも含めてということなので、早急に検討会を立ち上げて一日も早く調査票の設計をしてやるということで、若干ですから、患者さんが直接お医者さんのところに行って書いてもらったりするので集計は時間がちょっとかかるかもしれませんが、しかし、きちんとしたものができると思います。
記者:
集計の終了目途はいつくらいを。
大臣:
それもちょっと、今週中に検討会を開いて、そのことも含めてお医者さんの先生方プロですから、実際動かしてみたいと思います。
記者:
調査チームの中間報告と大臣が国会で答弁されたことの違いが指摘されているのですけども、木曜日の閣議後の会見でちょっと途中になってしまったのですが、改めて。
大臣:
これは基本的に国民の目線できちんとやるということですから、この調査チームの第一義的な問題はその418人のリストですけど、その背景にある問題についてはきちんとやりなさいということです。そういうことも含めて今回その国が立ち上げて今先ほど申し上げた今週にやる検討会でもそれはまた補強するということですから、齟齬がないようにできるだけ皆で力を合わせてやっていきたいし、残された時間も頑張ってやっていきたいと思います。
記者:
原告は、昨日のヒアリングの結果として、国への不信感を募らせたようなのですが。
大臣:
そうですか。ちょっとそれまだヒアリングの結果を聞いていないので、それはそういうことがないように全力を挙げて国が先ほどの調査も含めてきちんと、普通の人が見て疑問だと思うことは、普通の人の視点で答えを出す必要があると思うので、その原点を忘れないできちんとやっていきたいと思います。
記者:
確認ですが、告知は今までとおりのやり方で行って、調査については国が乗り出すということで。
大臣:
そうです。

(了)