閣僚懇談会後記者会見概要

H19.09.18(火)10:37~11:02 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。本日、総理のご入院がまだ続くということで、閣議ではなくて閣僚懇談会という形で一般案件、これはネパール国の全権大使の信任状、その他の外交案件、それから、後は、郵政民営化等に伴う政令、こういう事務的なことでございました。特にその他の案件は、閣僚懇談会報告としては、ございません。以上です。

質疑

記者:
野党側から国会が休会状態になっていることに対する批判というのが出ているんですけど、閣僚の一人としてどうお考えになりますか。
大臣:
それは、おっしゃるとおりで、国会を開いていて審議できないというのは、極めて遺憾なことであるわけです。ただこれは、総理のああいう形での辞任を受けて、それで最短コースで次の総理総裁を決めようというスケジュールを組んだわけです。自民党総裁というのは、ほぼ自動的に一国の総理になりますから、その選出過程が不明朗であったり、あまりに拙速ということもまた国民のご批判を招きますから、その点の配慮と、一日も早く国会を開きたい、その配慮で23日という日にちが決まったわけですから、一日も早く国会を開くべきであるというのは当然のことなので、我が党の総理総裁がこういう形でお辞めになったことに伴う、大変なご迷惑を国民の皆さん、そして国民の代表である国会議員の皆さんにおかけしているということは、本当に申し訳ないと思ってます。
記者:
高齢者の医療制度なんですが、今度の自民党総裁選の中で、負担増の見直しをすべきという意見が急浮上しているんですけども、現状で大臣はこの見直しについてどうお考えでしょうか。
大臣:
急浮上しているというより、正確に言うと、福田康夫候補の政権公約の中に、今申し上げた後期高齢者の医療費増について、凍結も検討するということなので。凍結すると決まったわけではないので、それぞれの麻生候補にしても福田候補にしても、それぞれ政権構想をお掲げになるのは自由ですから、検討するということですから、それは検討すればいいので、その結果としてどういうことになるかというのは、これはまた、これからの国会の議論に関わると思います。ただ、厚生労働省としては、政府全体の方針としても、来年の4月1日から一割を二割負担にするということを決めてますから、じゃあそれを凍結するということになると、またいろんな意味での議論をやり直さないといけなくなる。ですから、また混乱も生じるかもしれない。それは、各市町村においても、病院関係者においても、全部来年4月からそういうことになるということでプログラムの組み替えから始まっていると思うのです。だから、それに対してご迷惑にならないような形という配慮も必要です。したがいまして、そういう観点から、この問題を議論する必要があるので、現実に福田首相が誕生なさった時に、ご自分の公約ですからそこから次はどうするか、それは、与党と、そして厚生労働省ともよく議論をして、政府とも議論してやるということだと思います。検討するということですから。凍結するということではないので。それは申し上げておきたいと思います。
記者:
B型肝炎なんですけれども、厚生労働省から具体的な支援策が何も示されていないということで、最高裁判決が昨年の6月に出たにもかかわらず、また、集団訴訟を全国で起こそうという動きが進んでおりますけれども、B型肝炎の患者さんに対して、何らかの支援策を検討されているのか。それと、もう一つ、B型肝炎の原告の方たちが大臣への面会を何度も申し込んでいるのですが、厚生労働省は面会はできませんということで、断り続けているということなのですが、大臣はC型肝炎の患者さん、原告に関しては、対応が決まったら面会するとおっしゃって。B型肝炎の方はもう結論が最高裁で出ているわけなのですが、面会についてはどうお考えですか。
大臣:
C型肝炎と同様にB型肝炎の方も大変苦しんでおられる。そこで、与党PTも、C型肝炎についての提言を行った際に、B型肝炎についてもともに検討しようということを述べてありますから、与党の皆さん方と検討しようということでは一致します。ですから、与党とよく相談しながら、C型のみではなくてB型についても、どういう対策、どういう支援策がとれるかということは、検討したいというふうに思います。その上で、どの方に面会する、面会しないということは、私はずっと申し上げているように、たくさん、難病、奇病含めて、困っている方々がおられます。じゃあ、どういう基準で大臣はその団体に会うのですかということが明確ではありません。350万人の患者がいれば会うのかと、じゃあ500人しかいない難病の方々には会わないのかというようなことがございますから。それともう一つ、私が一番配慮するのは、そういう方々の苦しんでいる現状、それから、いろいろなご意見、賜ることは私が直接じゃなくても、間接的にもやることは可能です。したがって、そういう形できちんと検討する材料をいただいた上で、そして、こういう政策を実行いたしますという段階になって、お会いすることはできると思いますけれども、公平という観点を一番大事にします。それから、何度も申し上げていますように、正当な権利であって、正当に自分たちがこういう支援策を受けるべきだという形でおやりになるのに、私と会ったから、大臣と会ったから、この病気については、お涙ちょうだいで、こういう支援策をいただいたんだよというような陰口を、他の方々からたたかれるというのは、例えば、C型肝炎の方にしても、B型肝炎の方にしても、本意ではないと思います。そういう全ての配慮でもって、冷たく嫌だから会わないとか、そういうことではなくて、むしろ逆に、そういういろいろな配慮を働かせた上での決断であるということをご理解いただきたいと思います。
記者:
B型肝炎に関しても、何らかの支援策が決まった時点で会われる。
大臣:
それは十分あり得ます。
大臣:
他になければ私の方から一点ご報告をいたしたいと思います。実は、昨日TBSのピンポンという番組がございます。これは11時から13時まで。それでラジオテレビ欄にはその中に、どうなる年金、クエスチョンアンサーズ、自民政権を追い込む民主の秘策を長妻議員生解説ということになってました。そして私の顔写真と発言を並べて一方的に長妻議員が、これはおかしい、おかしい、おかしい結論は政権交代しかない、といことで番組は終わってます。それで、しかもMCの福澤君が舛添厚生労働大臣に出席を要請したんですが、来ません、来ない方が悪いというトーンです。これはですね、放送法の第3条の2、政治的に公平であることっていう放送法に明確に違反しております。つまり一人も自民党からも出てません。副大臣も出ておりません。番組はやっぱり、どの番組でも自民党を呼べば民主党を呼ぶ。両方の意見を聞くべきであってですね、一方的に長妻代議士、民主党の意見しか反映されていません。生番組です。私はこれは看過できない。私もこの番組に出演したことがあるし、福澤君もよく知ってますけれども、しかし、放送法違反を黙っておいてはいけないんで。これはですね正式にTBSに文書でもって抗議をして、善処を要請します。そしてもし、それができないならば、BPOというみなさんもご承知のように、放送倫理・番組向上機構がございます。この中に一つの部門としてBRCというのがあり、放送事業者が自らの襟を正すためにやるわけですけれども、もしTBSが、きちんとした対応にならないなら、このBRCに私の方から申し立てをする。このBRCの委員会規則、7月1日に新たに施行されたものに、その第5条に公平公正を欠いた放送により、著しい不利益を被った者からの書面による申し立てがあった場合は委員会の判断で取り扱うことにするということなので、これはやっぱり放送事業者は襟を正さなければならない。私もずーっとテレビに関わってきてましたから、なるべくこういう事は自主的な判断に任せたいと思っておりましたけれども。逆に、みなさん想像してください。長妻君の写真を出して彼の発言をずらっと並べて、私だけが出て、これはおかしい、これは間違っている。例えば、年金流用防止法案なんかについて、一言も私の意見を言わないで、彼の意見ばっかりですよ。そして結論は政権交代しかありません。そして、来ない大臣が悪いというトーンで終わってます。冗談じゃない。私は一民放の一番組のために生きている訳ではなくて、厚生労働大臣として、きちんと国民全体の事を考えているのであって、それは看過できないですね。テレビ人のおごりとしか思えない。私もその中にいたから良くわかるんですけれども。それで何よりも国会の場できちんと、国民の代表ですから、国会の場でこの年金問題きちんと議論すべきなんです。国会を重視しないといけないんですよ。ですから、テレビ局より国会の方が優先でしょう。一民放のテレビ局に、なんで私が出ないとけないんですか。一切私は、大臣に就任して以来その類の番組に出てません。そして、報道2001のCXが羊頭狗肉で、ラテ欄にだけ、長妻・舛添対決みたいに出したけれども、その同じ場に出たって、議論はしていません。そりゃ一つのテレビ局のために、そこの視聴率は上がるかもしれませんが、やるのは間違ってます。国民全体のために国会できちんと議論をする。これが国会議員として、大臣として基本であります。私も、長妻代議士の立場に立てば、舛添厚生労働大臣出てくるんですか、出てくるなら、対決しますけれども、自分だけ一方的に意見が出るような場で出ていいんですか、という疑問をその番組に呈するべきだったと思います。私は国会を重視すべきである。私自身がテレビ人だったから、なおそういうことで一切出ていません。チェックしていただければわかります。この種の類に出てませんので。これはきちんと文書で今から抗議をしてTBSに善処を求める。そういうことであります。TBSにとっても非常に残念なのは、例えば、みのもんたさんの番組なんかで、社会保険庁の問題を暴いていった、そういう報道のTBSの対応としての実績があるわけですよ。それでところで、こういうふうなもう一つの番組で全く政治的な公平さを欠けるようなことをやるとTBSの対応の威信に関わると思いますので、これはきちんと対応したいということを一言申し上げておきます。
記者:
番組を詳しく知らないんですけれども、長妻さんの具体的に例えば、こういう発言とか、こういう一方的な主張を聞いて、問題があるというふうに考えているのですか。その辺りもう少し。
大臣:
いえ。ですから、例えば、年金流用防止法案を出すわけでしょ。私は、それに対しては、無駄使い、ゴルフの練習道具を買うのは、論外でそういうことは致しません。ただ、事務経費については、例えば、皆さん方に郵送する時の一通80円切手代かかるんだから、これは、そこから出して良いでしょという考えなのですよ。そういうこと一切紹介していません。自民党政権が続く限り、事務経費使えば全部駄目です、駄目です、駄目です。だけど、それは、随意契約するかしないかは、別の問題であって、特別会計か、一般会計かも別の問題であって、一般会計なら良いけど特別会計なら駄目だっていうのは、特別会計についてきちんとチェックをしなかった国会の責任なんですから。自分に対してつばを吐いていることになる。だから、私は、きちんとそういうことを説明してきたけども、一切私の意見を言わないで、彼の意見を垂れ流しただけ。生ですから。前もって、VTR撮って、私がしゃべる、向こうがしゃべってやるというのだったら良いですよ。生なら私も生で出てそれは、おかしいよって反論させるべきでしょ。出ない方が悪いっていうのは、それは、そりゃないよっていうことですよ。そうでしょ。そして、結論は、政権交代です。それを許して良いのかな。私は、一所懸命厚生労働行政をやって、一日も早く年金問題を解決しようとしている。要するに、事務費をどうするかというのは、考え方の違いですから、これは、国会で議論して、そういう状況であっても、やはり税金でやった方が良いって国会で決まれば、そう従うべきものであって、だから、私は国会でやろうということを言っている。国会軽視しては駄目ですよ。テレビ局を優先させたら。しかも一つの民放ですから。だから、これは、著しく公平を欠いています。完全に放送法第3条の2放送事業者は、国内放送の放送番組に編集にあたっては、次の各号の定めるところによらなければならない。その二項に政治的公平であることと書いてあるわけですよ。だから、今それ、局でVTRあったらVTRチェックしてみて下さい。私の主張が正しいかどうか。これは、看過できない。相当のことを私はテレビ界の状況を知っていますから目をつぶってますが、これは看過できません。従って、正式に抗議を致しまして、TBSの対応を待ちます。更にできなければBPOに訴えるということであります。
記者:
抗議文というのは、厚生労働大臣名で。
大臣:
当たり前です。当然です。
記者:
実際に番組の出演の依頼は、あったんですか。
大臣:
ありました。
記者:
それは、都合が付かなかった。
大臣:
ありましたけど、一切出ません。先ほど言ったように。山ほどあります。全ての民放が、NHKも含めて、全てのテレビ局が長妻・舛添対決を実現させてください。当たり前です。そりゃ視聴率とれますから。全部拒否しています。国会重視すべきだということですから。私が自分の日程をテレビ局の番組に合わせる必要は無いじゃないですか。
記者:
そのTBSの対応を待って、善処しなければとは、具体的にはどういう対応を求める。
大臣:
きちんと抗議に対して謝罪をしてもらわなければならない。番組、放送の前で著しく政治的な公平を欠く番組をしたことを国民の皆さんにきちんとわかるように言ってもらわないと困りますね。
記者:
番組内での謝罪を求めるということですか。
大臣:
TBSの対応の正式な謝罪を求めてそれを周知させる。周知させるのは自分の所がテレビ局だからそれを言えばいいわけでしょ。著しく不利益を被りましたからね。我々は、しかもこれはですね、自民党からも抗議を出させます。我が党としても著しく不利益を被ったことになりますから。
記者:
抗議は、今日付けで出されるんですか。
大臣:
だから、今文書を作成させて指示を出しました。それで私が目を通して私の名前で出します。
記者:
先ほどその手の番組には出ていないとおっしゃったですけど、例えば、先ほどのフジテレビさんとかの報道番組では。その線引きは。
大臣:
ごめんなさい。その手というのは、正確に言うと、国会で議論すべき長妻さんと私が国会でやります。やりますといってももうすぐ辞めるかどうか分からないけども。だけど、こういう安倍さんの問題が起こる前からそうなので、私は、だから代表質問含めてきちんと自分で準備をして、予算委員会であれ厚生労働委員会であれ、長妻さん以外のどの委員からも質問があれば必ず国会できちんと答える。従って、そういう他の国会議員との掛け合いというのは、一切止めました。だから、そうではなくて、報道2001でもどうしますか、大臣が出て、そこで終わり、掛け合いはやりませんということです。
記者:
大臣としては答えるけどもってことですか。つまり、肝炎だって、国会で。
大臣:
例えば、新任大臣に聞くなんていうNHKの番組があって、厚生労働大臣だけって、そういうのは出ますと。ただ、視聴率を稼ごうと思って、舛添・長妻対決みたいなのを売り物にして出る。だから、要するに他の議員との掛け合いでは出てませんということです。単独で出ますということです。就任のその日は、皆さん新大臣抱負とかある種ぶらさがりもあるけども、一切、だから出ないということ。
記者:
でも例えば、大臣として出ても他の議員が並ぶことって例えば、ありますよね。サンデープロジェクトとか。そういうのも掛け合いになる可能性は、あるじゃないですか。
大臣:
それをやるんだったら出演しませんということを言ってあります。一切、彼らはそれを狙うんです。ずるいから。後ろにはべらしててぱっと質問。それをやるんだったら一切出ない。そういう条件です。ですから、サンデープロジェクトも報道2001もやりません。
記者:
国会議員のそういう問いかけがあり得るものについては出ない。
大臣:
出ない。
記者:
サンデープロジェクトの所では、我々も聞いていたんですが、大臣の方から鳩山さんの方にちょっと話しかけられるような場面もあったと思うんですが。
大臣:
鳩山じゃなくて菅君ですね。
記者:
両方が後ろに並んでいらっしゃったので。
大臣:
いや、鳩山はいなかったんじゃないですか。菅直人だったと思いますよ。
記者:
菅さん。ご自分の主張の合間にいかがですかみたいな。
大臣:
それは、向こうから年金について細かい問題とかいうことではなくて、向こうも副代表ですから。そのレベルでの、予想していない掛け合いですから。だから、基本的に、あの話は国会でやるべき話ではありませんから。
記者:
テレビ局が要請したものについては、一切答えていないという。
大臣:
答えていません。だから、そうしないとどのテレビ局を依怙贔屓したことになりますから。それは、やっていない。
記者:
政治的公平の大臣の意味合いをもうちょっと。
大臣:
ですから、あの場合、じゃあどうすれば良かったかと。例えば、副大臣を出させると、副大臣の所に要請した兆しがございません。それじゃなければ、例えば、民主党の案を言うわけですから、自民党の議員を一人出させれば良かったんです。自民党の議員を。だから、厚生労働族でも厚生労働の、例えば、よく分かっている人をね。それを出させてそこで討論させれば良かったんです。他の局は、全部それをやりますでしょ。公平だっていうことで。必ず、与党、野党、全党まで出せなくても自民党出せば民主党出すっていう基本的な配慮を働かせているわけですよ。それをやらなかったから、私は完全に欠席裁判ですからね。だからおかしいっていうことを申し上げた。
記者:
その番組は、大臣、実際見られたんですか。それとも後で聞いたんですか。
大臣:
後で見ました。きちんと見ました。全部見てます。それで、これは、看過できないと思いました。
記者:
その要請は、厚生労働大臣のお名前で出されて、その他に自民党からも抗議を出される。両方で。
大臣:
私は、河村建夫先生が、広報担当の総本部長ですから、御連絡をして、党の方からも、おそらく幹事長名で抗議を出すということです。
記者:
私は、その番組見ていないのですが、長妻さんが言ったのは、つまり、大臣としての発言、つまり一議員、自民党対民主党ってことではなくて、大臣、行政の長としての発言に対して、それを並べて国会議員が批判する。これは、あり得る思うんですが。おかしいですか。
大臣:
彼は、陰の年金大臣ですから。その重みを考えてください。
記者:
それは、彼じゃなかったら良いんですか。
大臣:
彼じゃなかったらいいということではありません。公平さに欠きます。生番組ですから。反論の機会を目の前で与えないでというのは、おかしいでしょ。しかも片言隻句を取り上げていってるわけですから。こういいましたねと。舛添大臣、最近トーンが落ちてますねってMCが言うんだから。こんなこと、本人に言わせなさいっていうことですよ。だから、できるだけこういうことに介入しないで、自由にやらせたいから、それに近い番組をいろいろ見てます。だけど、全部黙っていました。
記者:
僕らは、そのボーダーが分からないので。正直。
大臣:
ですから、じゃあどうすれば良かったかんですかといったら、今言った、私が出ませんから反論できる自民党の案を言う人、つまり、自民党も年金流用防止法案については立場があるわけでしょ。立場鮮明にしていますから。政党として。それに対する答えができる人をその場に置いておかないというのは、他の番組では全部そうしているわけですから。極めてフェアではない。公平ではない。そんな感じです。いろいろご意見あると思いますけど、これは、一つの議論の材料として、きちんとやはり議論をして、権力を乱用することは、絶対駄目です。ずっと私は、だからこの放送法を権力を乱用しない形でずっと関わってきて、ですから、新しい放送法まだ通ってないでしょ。だから、そういう立場にいるものから最も放送法に対して、マスコミの中にいましたから、絶対に権力の介入は許さないぞという立場でやってきた者としても看過できないと。
記者:
これは、大臣のご意向ですか。自民党の方でも。
大臣:
そんな番組見てません、自民党の連中は。総裁選のまっただ中で。私は、ちゃんとモニターしていますから、自分に関わり合いのあるものは。だから、全部私が決めて私が指示してやっていることです。
記者:
著しい不利益というのは、具体的には、どういう不利益を被ったとお考えですか。
大臣:
例えば、今の法案について、聞いていると、全部自民党や厚生労働省のやることが間違っているという方向になっています。
記者:
聞いている人が全部そう思いますでしょうか。
大臣:
思います。私は、そう思いました。だって、一方的ですから。私の反論がないんだから。その場に。それがおかしいって言っている。生番組ですよ。
記者:
テレビを見た人は、そういうふうに思い込まされるという。
大臣:
私は、そういうふうに判断しました。聞いてみて下さい。取材してみて下さい。見た方がおられれば、どう思いましたかって。ブログなんかにこれはひどいじゃないかっていう、公正じゃないっていう書き込みがあったっていうのは、ちらっと聞きましたけど、どのブログで誰がやったか知りません。側聞しただけです。

(了)