閣議後記者会見概要

H19.06.01(金)08:49~08:59 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。本日の閣議ですけれども、防災白書、これは私からですけど、母子家庭の、母の就業自立支援、麻しん対策、それからイノベーション25の策定とそれを推進する本部が発足しました。それから、環境立国戦略が策定となりました。閣僚懇では、6月は環境月間ですと、そういう発言がありました。以上です。

質疑

記者:
今日未明に、社会保険庁改革関連法案と年金の時効の特例法案が衆議院を通過しました。それのまず受け止めを。
大臣:
本当に社会保険庁、残念なことですけれども、ここ何年かいろいろな問題が露呈しまして、この改革は、年金への国民の信頼を回復するためには待ったなしという状況にありました。先国会というか、昨年も一つ案をまとめて国会のご審議をということでしたけれども、また更に問題が生じたということで、このご審議が未了となったわけです。それを受けて、本当の出直し的な改革をするということで、これは安倍総理の強いリーダーシップの下で、皆さんご承知のとおり、解体6分割ということで、年金機構法案、それからまた、年金の事業を改善するための法案ということで提出をいたしておりまして、こちらが国会、衆議院で可決されたことを本当にありがたいというように思っています。その過程で、皆さんご承知のとおり記録問題というのが機構等の問題と劣らず議論になりまして、野党の皆さんからもいろいろご指摘を頂きまして、私どもそういう与野党の議論を踏まえて、これもまた総理のご指示がありまして、できること何でもやろうというご決断がありまして、私どもそれに向けていくつかのポイントを挙げたパッケージとしての新しい対応策というものを出させていただきました。加えまして、この記録の訂正があった場合の時効消滅という非常に、私は最初からこれは遺憾なことだと言っていたのですが、会計法という本当に強い枠が国の債権にはまっていまして、私も気持ちとしては遺憾ということを言っていたのですが、我々が置かれた法的状況というのはこうですよということでご説明していたわけですが、最終的に、やっぱり時効消滅というのはおかしいじゃないかと、はっきり保険料を払っていただていることが分かっているわけですからということで、この時効消滅ということを働かせないということになりました。これについて新しい立法措置が必要ということで、それをいたしたのですが、これもまた可決していただいたということで、非常にこの点は良かったというように思っています。参議院にいきまして、更に議論を深める過程で、国民の皆さんの理解が、また広く行き渡り、また深まるということを私としては期待しています。
記者:
社会保険庁の法案を強行採決と言うか、採決した後に、そういう特例法案という、あるいはパッケージを出して、しかも、それを4時間から5時間ぐらいの審議で採決をしたということについて、野党側は強引である、あるいは拙速である、議論が不十分であるという批判をしているわけですけれども、これについてはどう反論されますか。
大臣:
これは今のご質問の中で、パッケージを出した後、可決を、採決をしていただいたということです。ですから、質疑の中でパッケージを明らかにした、それで、それを踏まえて採決していただいたということです。その中にも、先ほど言ったように時効の問題というのは、その前の議論の中でも実はあったんですね。したがいまして、そういう議論を考えると、その法案が出た後の論議はもちろん必要で、それが4時間やっていただいたわけですが、議論としてはその前から、先ほど言ったように、議論はあったわけですから、消滅時効が働いてしまうというのが、今の会計法の非常に強い効力ですけれども、これを、やはりおかしいということで止めるということですから、私としては十分なご理解をいただいた上の採決ということであろうと、このように考えております。
記者:
かりゆしについてなんですけれども、やはり触れないわけにはいけないかなということがありまして。
大臣:
かりゆしは大変快適ですね。快適で非常に良いのですが、今日はちょっと寒いみたいな感じだものですから、もうちょっと長袖のも実は注文をしたんですけれども品切れということで、半袖しか準備できませんで、一張羅でございます。
記者:
明日以降というか、来週以降も基本はかりゆしというか。
大臣:
なかなかそれだけのものを今の話のように持っていないものですから、恐縮ですが、適切にその場にふさわしい、またすぐ本会議で上着、ネクタイですから。
記者:
今日の閣議は皆さんかりゆしだったんですか。
大臣:
そうでした。
記者:
いかがでしたか。
大臣:
みんな、特に女性の閣僚の方は非常に華やかだったし、男性も負けず劣らずがんばったと思います。
記者:
どなたが選ばれたんでしょうか。
大臣:
これですか。これは私の家庭内のちょっと秘密に属しますけれども。当然私ではありませんがね。私は全然別のを選んだら、選んでいたのですが、それはやめなさいと言われたら、それを着ていた人が約2名おりまして、全く3人同じになるところでございました。
記者:
先ほどちょっと聞き漏らしたんですが、年金の特例法案の適用対象となる方が少なくとも25万人いらっしゃると言ったんですが、あれは大臣から見て多いと思われるのか、まあこれぐらいだなと思われるのか。
大臣:
要するに、年金の訂正をした場合でも、裁定、既裁定の変更、22万人というのがよく出ましたけれども、大体一年にすると37,000人ぐらいなのですが、そのうち実際に消滅時効に引っかかる割合というのは3割なんですね。つまり、訂正しても全然時効と関係ないというのが7割あるものですから、そういうことの反映が一番大きいと思います。それは推計ですけれども、まだ。

(了)