閣議後記者会見概要

H19.02.16(金)08:45~08:49    参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
本日の閣議ですけれども、イランの核開発関連の資金移転、貨物移転等についての措置の発表がありました。東ティモールに選挙関係で緊急無償援助を行うことの決定がありました。それから、通信傍受の関係について国会報告が行われるという旨の発表がありました。宮本警部に対する緊急の叙位・叙勲が行われる旨の決定がありました。以上でございます。

質疑

記者:
産婦人科医が不足している、減っているという話なんですけれども、大臣は国会答弁の中で、出生数の減少がその原因にあると答弁されましたけれども、これについて産婦人科医の間から、「いや、それは訴訟リスクが上がっている」とかですね、あるいは「分娩施設が減少している過酷な勤務がある。大臣の認識が甘い。」という声があるんですけれども、それについてお伺いしたいと思います。
大臣:
これは、私も、十分承知をしているところでございまして、本当にお産については訴訟のリスクもあるし、また、病院においては産婦人科医が不足している結果でもあるんですけれども、非常に小人数の方が広く配置されている結果、大変お一人お一人の勤務状況がきついということで、非常に産婦人科の先生方にご負担がかかっているということは、よく承知をいたしております。
記者:
これについて今後は、どういう対策をとっていかれるんでしょうか。
大臣:
ですから、とにかく、まず前者から言えば、周産期医療をとにかくシステマティックにして、拠点病院化と、それと診療所・助産所というような所とのネットワークをきっちり組み立てていくと、これが我々が今とっている施策でもあります。それから、訴訟リスクというか、このことについては、先般与党からも、一つの案が出まして、対象を脳性麻痺ということに決めるわけですが、それについて、無過失補償のシステムを作っていこうと、こういうことでございますので、私たちもその方向で制度化の準備を今進めていると、こういうことでございます。

(了)