閣議後記者会見概要

H18.12.05(火)09:17~09:25 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
本日の閣議ですけれども、税調答申がありましたということと、国連加盟50周年式典が行われるということと、外国出張した閣僚の報告が3件ございました。以上です。

質疑

記者:
先週の経済財政諮問会議の中と自民党の方で、それぞれ労働に関する調査会がそれぞれ立ち上がったんですけれども、これらの議論どういうものを期待するのかということと厚生労働省としてどのように対応するかお尋ねしたいと思います。
大臣:
労働市場改革という問題が経済財政諮問会議の方で取り上げられまして、これについては私の方が考えているところを先般の諮問会議で申し上げました。今後、議論が深まっていくのだろうと期待しています。それと昨日でしたが、自民党の方でも、昔の労働調査会、今廃止されてしまっているのですが、昨今の労働市場にいろいろ起こっている問題に対処するというようなこと、これはいろいろな方向の話があり得ると思いますが、そういうことで新たに、名称はまだ決まってないようですが、調査会がスタートするということをお聞きしました。非常に時宜を得た調査会のスタートだと、このように思います。非常に重要な問題なので、各方面で議論が深まるということは非常に良いことだというように評価しています。
記者:
特に論点として、こういうことについて議論してほしいということはございますでしょうか。
大臣:
いや、これは経済財政諮問会議の方でもいろいろな論点の提示がありましたが、党の方は党の方で、より国民の生活実感とか、あるいは労働をめぐる事情、こういったものについて現実的なことをよく知っているのが国会議員の特色だと思うので、それらを踏まえた議論が多角的に検討されるということになろうと思います。どこがどうということではないのですが、今格差などいうようなことが言われておりますが、これは、政府としては格差感というふうに捉えているのですけれども、いずれにしてもそういったことを踏まえての議論が深まる、経済成長に資するような労働市場のあり方というのはどういうものかというようなことで議論が進むこと、深まることを期待しています。
記者:
少し余談に近いのですが、昨日、ホームページ上でも掲載されましたが、お二人の副大臣がメタボリックシンドロームということで、ウエストを絞るべく努力されるということなんですが、率直なご感想をお伺いしたいのですが。
大臣:
両大臣とも、非常に立派な方で、腹構えの方も相当立派だということなものですから、これをどのような形に整えていくか期待をして見守っていきたいと、このように思います。
記者:
大臣ご自身は、メタボリックからは遠いようですね。
大臣:
私は、私なりの努力をしておりまして。100センチの域には到底達していないので、その点では、そう立派な腹構えではないということでございます。
記者:
先週の金曜日ですけれども、神戸地裁の中国残留孤児の帰国を巡って、国の責任を認める判決が出されましたけれども、それに対するご所見と今後の対応についてお聞かせいただけますでしょうか。
大臣:
いずれの判決も、それぞれの裁判所が非常によく周到に、かつ深く考えて出された判決ですから、我々としては、非常に重く受け止めております。これは、いつもそうですけれども、国家の他の機関がなさることについてはそういう姿勢ですね。ただ、これから内容をそれぞれ検討して、対処策を決めるということになると思います。これは、特にどうするかというのは、政府部内のいろんな関係の所に協議をしなければいけませんから、そういうことを進めるわけです。総理もおっしゃったように、帰国者の年齢が高齢化しているということで、きめ細かい対応をしたいと、こうおっしゃっていましたもので、我々もそういうふうにしてきたいと、こういうふうに思っています。
記者:
その件なんですけれども、現行の制度の中で、きめ細かい対応をしていくのか、それとも、何か根本的なものを少し見直していくのか、そこら辺のお考えを。
大臣:
今までも、それぞれの実情に応じて、帰国の支援であるとか、あるいは自立の支援であるとか、というようなことについて一生懸命対応してきたという認識です。ですけれども、今言ったように、時間の経過によって、高齢化しているわけですね、歳を召されてるということがありまして、なおまだ何が必要かということが我々の課題かというふうに思っています。
記者:
裁判そのものの控訴をされるかどうかという方針はいかがですか。
大臣:
それは、今冒頭言ったように、内容をよく検討して、また関係の役所ともよく協議をして、最終的にどうするかということを決めると、こういうことになって、まだ、そのとっかかりというか、そういうところですね。
記者:
原告が、また大臣との面談を求めているわけなんですが、面談されるという考えは。
大臣:
いつでも、こういう司法上の手続きに入っている場合は、その問題自体について私が会ってどうこうということはこれは適切ではないということですね。

(了)