閣議後記者会見概要

H18.09.29(金)09:21~09:28 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
本日が定例閣議我々初めてでしたし、また、閣議後に皆さんと会見するのも第1回目ということでございます。今後ともよろしくお願いします。今日の閣議ですけれども、拉致問題対策本部というものが設置されるということがございます。そんなところが政治的なアクションとして報告されて、了承されております。また、直前でございますので、本日行われます安倍内閣総理大臣の所信表明演説を閣議決定いたしました。また、最初、総務大臣の方から、労働力調査報告、消費者物価指数、家計調査報告の報告がありまして、私からは、労働力調査報告に関連いたしまして、8月の有効求人倍率をご報告しておきました。季節調整済みで1.08倍ということで、0.01ポイント下回りましたけれども、基本的には、かなり高いところで横ばいとなっているということであろうと思っております。ただ、中身を見ますと、地域的な格差の問題であるとか、あるいは若者層にむしろ厳しい数字があるというような厳しい面を残しておりまして、今後ともこのようなところに対しては、従来決定された施策をさらに展開して、この改善が進むように取り組んでいきたいということをご報告した次第であります。以上です。

質疑

記者:
社会保険庁改革関連法案についてなのですが、昨日、安倍首相が法案について、「解体的な出直しにふさわしい内容かどうか、党の方で検討してもらいたい。」ということをおっしゃっている一方で、丹羽総務会長は、「法案をもう一度出し直すことになると思う。」というふうな認識を示しておられますが、改めて、こうした発言についての大臣の受け止めと今後の法案の方針について。
大臣:
これは、就任時に申し上げたことでもありますけれども、我々は、先国会で継続審議になった政府案というものをもう一度国会でご審議してもらうということを、既に閣議決定をいたしたわけでございます。したがって、私どもとしては、ご審議はこの法案を中心に行っていただきたいと、こういう考え方でございますが、もとより、時間の経過に伴いまして、さらなる論議が与党の側を中心として行われているということも、よく承知いたしておりまして、この点も申し上げたのですが、そういう与党のご議論もあれば、それを踏まえて、我々も、また、それにある意味で加わるような形で、よりよい結論、それは本当に国民の信頼が得られるようにということ、これをより高いレベルで実現できるような内容になることを、そういう結論を得られるように望んでいるということであります。より国民の期待に応えられる高い質を持った内容ということを、おそらく別の言葉で「解体的」という言葉で表現しているのだろう、このように思っております。以上です。
記者:
党税調の後任に与謝野さんが決まったようですけれども、そのご感想を。
大臣:
与謝野さんとは、1年間政調会長と政調会長代理という関係で、いろいろな仕事をしてまいりました。その仕事の中には、財政改革研究会を、会長と座長という形で進めたということもありまして、税制についてもお互い勉強しあった仲であります。そんなことで私は、今回の与謝野先生の税調会長ご就任ということを適材が適所にお就きになられたということで、祝福したいし、また今後のご活躍に期待したいと、このように思っております。

(了)