閣議後記者会見概要

H17.05.24(火)09:27~09:38 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
閣議における大臣発言からご報告を申し上げます。平成十六年度草の根・人間の安全保障無償資金協力・日本NGO支援無償資金協力及び草の根文化無償協力の実施状況について外務大臣から発言がございました。続いて、中川経済産業大臣のマレーシアへの出張について経済産業大臣から発言がございました。閣議の発言は以上2点であります。それから閣僚懇になりまして、「かりゆしウェア」の展示販売会について沖縄及び北方対策特命担当大臣から発言がございました。閣議・閣僚懇における大臣発言は以上でございます。今朝はその他に私からご報告申し上げることはございません。

質疑

記者:
社会保険庁改革なんですけれども、先週、昨日予定されていた有識者会議が来週31日に延期になりました。自民党内の議論の経過を見守るという形で政府・与党一体として考えるというふうに大臣もおっしゃってましたけれども、現在自民党内の調整はかなり難航しています。もし、31日までにまとまらない場合は、また延長するのかそれともそれ以上は待てないというふうにお考えなのか、どちらでしょうか。
大臣:
たぶん31日に有識者会議の皆さんが結論を出されるという前までに、どうも取りまとめをなさるのではないかというふうには考えております。それがうまくいかなかったらというお話でありますが、このことについては、まだ官房長官とご相談申し上げたものでも何でもありませんので、今そんな場合にどうなるだろうということについては申し上げられません。申し上げたようにそれまでに意見をおまとめいただけるものと考えております。
記者:
党の結論が出た場合に、これまで有識者会議で議論してきて座長がおまとめになる内容には影響が及ぶのかどうかという点はどうでしょうか。
大臣:
今言っておられることは、有識者会議でお答えを出され、党は党のご意見をまとめられますね。相互に何か影響があるかということですか。
記者:
一体的に考えるというふうに先週はおっしゃってましたけれども、一体的にというのはあくまでも結論を一体的に出すというだけであって、結論の方向性が違っている場合というのは想定していらっしゃるんですか。
大臣:
有識者会議は有識者会議として意見をおまとめになるわけですし、党は党のご意見があろうかと思いますから、そこは完全に一致するというふうなことになるのかどうか、それは全くわかりません。
記者:
BSE対策ですが、今日にも諮問をされるということですが、大臣のお考えをお聞かせ下さい。
大臣:
本日にも食品安全委員会に諮問をする予定でございます。これはいつも申し上げておりますように、一定の条件を満たす米国産牛肉に関し国産牛肉と同等に安全性が確保されているかどうかということで諮問するわけでございます。当然食品安全委員会においては、国民の健康保護という観点から科学的知見に基づいて評価をなさるわけでございます。その評価を踏まえて私どもは対応していくという手順でございます。
記者:
社保庁に戻りますけれども、社保庁の改革案の方向性については骨太に載せるという方針も変わらないということでよろしいでしょうか。
大臣:
これは経済財政諮問会議のご判断になるわけでありますけれども、当然そういうことだろうと理解をいたしております。
記者:
障害者施設を大臣視察されたということで。
大臣:
昨日視察をしました。今日もまた行こうと思っております。
記者:
現場で思われたこととか何かありますか。
大臣:
昨日見せていただいたことで強く感じましたことは、1つは完全に社会の中に溶け込んで障害者の皆さんが仕事をしておられる。このことは大変すばらしいことだなと思いました。具体的には障害者の皆さんが働いておられるクリーニングの取次店に行ったんですが、これはごく普通の町の取次店なんです。別に特別に何かと宣伝しているわけでもなんでもない。ごく普通に街角にあるクリーニングの取次店。そこを障害者の皆さんがやっておられる。もちろんお客さんとしてこられる町の皆さんは、やや窓口でのスピードが完全な健常者の皆さんが対応しておられるのよりは遅れるところはあるんでしょうけれど、そのへんはお互いにごく同じ町の中のやりとりで少々遅くなるのを待っておられるという雰囲気で、本当に完全に社会の中に溶け込んで仕事をしておられる。大変すばらしいことだなと思って、ああいう形がどんどんどんどん進んでいくことが望ましいと思いました。 それからもう1つは、1つの社会福祉法人がいろんな角度から施設を持ったり、そういうお店までオープンしたりやっておられる。1つの法人が、あのように総合的にやってもらえるというものもすばらしいことだと思いました。これは現場の皆さんも言っておられました。例えばそのうちのグループホームにも行きましたけれども、相当なマンパワーをつぎ込んでやっておられるわけですから、グループホームだけでやれと言われても大変だと。大きな法人がいろんな施設も持ち、いろんなことをやっているローテーションの中でグループホームにも人をその都度必要であれば出す。そういうやり方の中で可能になっている面もありますから、いろんなことを総合的にやっていただくということもいいことだなと思いました。昨日見せていただいた中で私が感じたのは、この2点であります。
記者:
BSEなんですが、国内条件、国内の見直しの時も食品安全委員会の議論がかなり長引きました。次の輸入条件についても難航するのではないかという見方もありますが、その点については大臣どのようにお考えでしょうか。
大臣:
これは食品安全委員会がどうなさるかということでありまして、私どもが何かを申し上げる立場ではございません。科学的知見に基づいて答えを出していただくものでありますから、私どもはそれをどういう答えになるかを待つだけであります。
記者:
今日の閣議・閣僚懇で昨日の中国の副大臣の途中の帰国についてのやりとりというのはありませんでしたでしょうか。
大臣:
一切発言ございませんでした。

(了)