閣議後記者会見概要

H17.04.26(火)09:03~09:10 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
まず閣議の大臣発言からご紹介申し上げます。「平成十六年度中小企業の動向に関する年次報告」及び「平成十七年度において講じようとする中小企業施策」について経済産業大臣から、労働力調査結果、消費者物価指数及び家計調査結果について総務大臣から発言がございました。さらに、有効求人倍率について私から発言を致しました。また、西日本旅客鉄道(株)福知山線における列車脱線事故について国土交通大臣から、政府の一般公用車における低公害車の導入実績について環境大臣から、小泉内閣総理大臣のアジア・アフリカ首脳会議等出席、町村外務大臣の中国・インドネシア訪問の二点について外務大臣から発言がございました。
閣僚懇になりまして、新宿歌舞伎町における法務省の取組について法務大臣から、繁華街・歓楽街における安全で安心なまちづくりについて国家公安委員会委員長から発言がございました。閣議・閣僚懇における大臣発言は以上でございます。
それから、私からもう一件ご報告申し上げます。本日天皇皇后両陛下のアメリカ合衆国自治領北マリアナ諸島サイパン島ご訪問に関する閣議決定が行われました。天皇皇后両陛下におかれましては、戦後五十年にあたり戦没者を慰霊し平和を祈念されるため国内各地へ行幸啓なされたと承知を致しておりますが、戦後六十年にあたる本年、両陛下に戦没者慰霊のために海外をご訪問いただくことは大変意義深いことだと考えております。戦没者慰霊事業を実施を致します厚生労働省としても大変有り難いことであると感謝申し上げておる次第でございます。私からご報告申し上げるのは以上でございます。

質疑

記者:
郵政法案については、今日閣僚懇等では総理の発言はなかったでしょうか。
大臣:
総理からのご発言・ご指示はございませんでした。
記者:
昨日政府と自民党の間で郵政問題について合意が図られましたけれども、まだまだ自民党内には反対の方が多いような状況です。大臣も閣僚として現在の郵政法案のあり方、状況をどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
大臣:
政府の一員でありますから党との協議が早く整うことを期待しております。
記者:
今日小泉政権発足から丸4年が経過しました。5年目がスタートするにあたってこれからの課題を大臣としてはどのように見ていらっしゃるかご所感をいただければ。
大臣:
社会保障を預かる大臣として「社会保障の一体的な見直し」に取り組んでおるところでありますから、まずこのことに全力をあげたいと考えます。
記者:
閣議もしくは閣僚懇で、昨日のJR事故についてどのような議論がありましたでしょうか。
大臣:
国土交通大臣から、ご自身もお出かけになりましたので、先ほど申し上げたようにご報告があったところでございます。政府においては、今全力をあげて対策に万全を期するよういたしておるところでございます。私ども厚生労働省としても医療班を直ちに派遣をいたしておりますし、それぞれそうした対策を講じておるところでございます。改めて私からも亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、お悔やみを申し上げたいと思いますし、負傷された皆様方にお見舞いを申し上げたいと存じます。
記者:
エイズ感染者が累計で1万人を超えたということですが、日本人の場合はまだ増え続けているという現状をどのようにご覧になっているか、どのような対策が必要とお考えですか。
大臣:
エイズにつきましては、先進国の中で割合で言って大変増加をしている。絶対
数で言うといろんな言い方があると思いますけれども、割合、率で言ったときに大変大きな増加をしている。このことは気になるところであり、そういう意味で深刻な事態だと認識をいたしております。何か対策を講じないと、このまま放置するわけにはいかないと考えておりまして、早急に何か考えたいと思っております。

(了)