閣議後記者会見概要

H17.04.01(金)09:20~09:25 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今朝の閣議、閣僚懇談会における大臣発言でございます。私から人事について、3月31日に任期満了になりましたいずれも独立行政法人で、国立健康・栄養研究所、産業安全研究所、産業医学総合研究所の理事長の任命についてご了解を願いました。その他については時間がありませんので省略させていただきたいと存じます。以上です。

質疑

記者:
昨日社会保険庁の有識者会議がありまして、グランドデザインが示されました。その中で年金については具体的な姿というのが具体的に示されていないわけですが、組織の在り方について大臣はどのようにお考えですか。
大臣:
私は答えを出していただく側でありますから、私が答えについて述べるのは僭越かと存じます。昨日のご議論も聞いておりましたけれども、しっかり議論して答えを出そう、そして5月に答えを出すということを改めて確認をされたところでございますから、その答えを待ちたいと思います。
記者:
昨日徴収のあり方について発言されたそうですが、改めてお考えをお聞かせ下さい。
大臣:
ご議論の中で、今後の議論の整理として徴収についてのことがございました。そこで私の立場で申し上げたのは、「いずれにしても今後徴収をどうするか、徴収率をどうやって上げるのかというのは大変大きな課題でありますので、そこのご議論はぜひ十分していただきたい」ということをお願いいたしました。また国税庁との合併の話だけがややもすると議論になりがちでありますけれども、厚生労働省の中にも社会保険いくつもありますからそれを今別々に徴収をいたしております。そうしたことをどう考えるのかという議論も改めて是非していただきたいというお願いだけはいたしました。
記者:
大臣として徴収はある程度一括りにするという組織のあり方も考えられるということですか。
大臣:
申し上げたように私は答えを出していただく側でありますから、答えについて述べることはいたしませんけれども、少なくともそこの議論はしていただきたいと考えております。
記者:
徴収の問題なんですけれども、徴収するのが大変、国民が年金を払わないということの背景には、一番大きな問題として年金不信があると思うんですが、今いろんなところ、いろんな場所で年金問題の議論が行われているんですが、大臣としては年金不信を取り除くにはどのようにすればいいとお考えになられていますでしょうか。
大臣:
大きく2つあろうかと思います。1つは制度に対する不信。というよりもこれは十分ご理解をいただいてない、私どもがきっちりご説明をしていないというところの責任もあろうかと思いますが、制度に対するものが1つあろうかと思います。それからもう1つは今ご議論いただいておる社会保険庁に対する大きな不信というのがある。この2つを取り除くことが大事だと考えております。
記者:
徴収の話ですが、仮に一緒に徴収するという話をする場合、社会保険だけなのかそれとも社会保険と労働保険も一緒に考えるのかその辺は。
大臣:
その辺含めてご議論いただければと思っております。
記者:
医師の資格について問い合わせに応じるかどうかという問題が前回の閣議後会見で出たんですが、担当課と話されてどのようになられましたでしょうか。
大臣:
改めてこの前のご議論を踏まえて、国民の皆さんに医師であるかどうかということをきっちり知っていただくことは必要だと思いましたから、どういうことでそのことができるかどうか検討するようには指示を今いたしておるところであります。
記者:
今日から国民年金の保険料が上がりますが、そのことについて国民に対して何かありますでしょうか。
大臣:
みんなで支え合う制度でありますから、どうぞ支え合いの精神でよろしくお願
いしますということを申し上げたいと存じます。

(了)