閣議後記者会見概要

H17.03.22(火)09:24~09:30 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今朝の閣議では、格別、大臣の発言はございませんでした。閣僚懇談会で、福岡県西方沖を震源とする地震による被害状況について防災担当大臣から、「愛・地球博」政府用バッジについて経済産業大臣から発言がございました。以上です。

質疑

記者:
本日衆議院本会議で介護保険法の改正案を審議するわけですが、ホテルコストの問題など含めて国民に負担増をお願いしなくてはいけないと共に介護予防の話とか地域での活動など相当大きな変化が予想されるのですが、国会の審議でどういった点で議論が深まることを大臣としては期待されていますか。
大臣:
介護保険法は5年前にその制度ができました。5年後に見直しをやろうということが決まっておりましたから、今回が見直しの時期でございます。これはいつも言っておることでありますけれども、初めて介護保険という制度を創りましたから正直に言ってやってみなければわからないというところもありました。そこで5年間しっかりやってみて、その5年間の経験を踏まえて検証して、それで5年後の見直しをやると決めてあったところであります。したがって私は今まで「これは定期点検ではない」と言ってきたつもりであります。しっかりもう1回介護保険というのを見直してみようという議論をしていただければと思っております。この5年間に介護保険は定着をしてきたというふうには思いますから、さらに今後どうしていくかという部分でございます。特に、私どもが「普遍化」という表現で言ってきましたことについてのご議論も改めてしていただければと思います。また一方、そもそも介護保険というのは予防という目的はあるわけでありますが、今回特にそれを強く打ち出しました。介護を必要としない方が介護を必要とするような状況へ変わらないようにという予防、それからある程度の介護が必要な方がさらに介護の必要度が大きくならないようにという予防。この2つを私どもは今度は重視して改正をお願い致しております。この辺の部分、あるいはお話のありましたようなホテルコストをどうするのかといったご議論、こうした様々な議論を詰めていただければと思っております。
記者:
地震についてなのですが、昨日現場にも行かれて、ご自身どのように感じられたかということと対策について。
大臣:
たまたまなのですが、福岡におりましたから、避難しておられる体育館のところにも行って皆さんのお話を伺ってきました。地震の度に言われることでありますけれども、まずは仮設住宅をどうするのかといったようなこと。こうした対応が急務であろうと思います。災害救助法もすでに適応されておりますし、政府を挙げて支援するということはすでに決まっております。また先遣隊チームもすでに現地入りをいたしております。私も体育館で日赤の皆さんともお会いしていろいろな話を聞きましたけれども、まずは政府がしっかりと対応をしているという感じを受けました。このあと、やはりこうした避難所の生活が長くなると一番「心のケア」ということが心配になってきますから、そうしたこともよく今後の対応としてぬかりなくやっていかなければいけないと思っているところであります。そうした中の一環として、自衛隊にお風呂も開設してもらいましたし、ちょうど私が行った時に最初にお風呂に入られた方のインタビューなども行われておりました。一つずつこうしたことを、今までの地震での教訓もありますから、しっかりやっていきたいと考えております。
記者:
今日、閣僚懇では何かそういった話はなかったですか。
大臣:
申し上げたように、村田担当大臣から被害の状況が報告ありましたし、地元として麻生大臣からも政府全体で取り組むべきだというお話が改めてございました。

(了)