閣議後記者会見概要

H16.01.27(火)9:00~9:06 省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今日は、閣議の方は特別に報告を申し上げることはございません。

質疑

記者:
札幌肝炎訴訟のことで、1月16日の判決後、原告団が要望書を提出したと思うのですけれども、大臣はそれをご覧になりましたでしょうか。
大臣:
拝見をいたしておりますし、現在検討いたしております。判決文を今読んでいる最中でございます。間もなく結論出したいというふうに思っております。読んでおりますとなかなか判決が難しいのですね。因果関係につきましては直接的な因果関係は認められない、間接的な因果関係も認められない、そして判断が下されたと、なかなか難しい判決だなと思って、今拝見をいたしております。
記者:
長崎のスーパーでアメリカ産の牛肉を国産に偽装して、そのスーパーの店長が昨日不正競争防止法で逮捕されたのですね。こういう事案で逮捕されるのは珍しいと思うのですが、こういう食品の偽装表示で逮捕者が出たということと、こういうようなアメリカ産のものを国産と偽る、あるいは今タイ産の鶏肉も輸入禁止の方になっていますので、今後またそういうような違う肉で国産と偽るようなことが出てくるかもしれないのですが、防止策というのはどのようなものがあるか大臣お考えになっていらっしゃいますでしょうか。この2点についてお伺いしたいのですが。
大臣:
食生活というのはそれほど重要なものだという、やはり認識をもってもらわなければならないということだというふうに思いますね。これはもう牛肉に限らず、他のものでもどこの産品であるかということを偽って表示するということは、やはりそれほど厳しいものだと、そういう罪に当たるべきものだということではないかというふうに思っております。しかしここは皆さんが生産者であれ、卸の人達であれ、小売りの人達であれ、やはり商ルールとして、それは信頼、国民の皆さん、消費者の皆さんから信頼をされるためには、やはり真実をそこに書くという以外にないわけで、真実を語らざる者は全て厳しく罰せられると、こういうことだと思っております。
記者:
陸上自衛隊にイラクへの派遣命令が出されたのですが、それについて一言よろしいですか。
大臣:
これは、もうすでに今までからの経過の中で陸上自衛隊に対しましても必要があらば、それは出ていただくということになっていたわけでありまして、先遣隊の皆さん方のいろいろな調査の結果も受けて、そして行っていただくということに決まったわけですから、私は異存はございません。
記者:
虐待の件なのですけれども、また強制的に介入するタイミングの問題が指摘されているのですけれども。
大臣:
小児虐待の話。
記者:
そうです。この点について何か新たに取り組みとか、お考えがあれば。
大臣:
児童相談所も関係していることでございますし、親と接触をしました時に、親がこういうふうに言っていたから、もうそういうふうにするというのではいけないと実は思っております。そこをもう少しみんなとも話し合いをして、やはりどういう時にはもう少し厳しく調査をするということにするのかということです。やらなければいけないと思ってますし、法律もちゃんと出来ているわけですけれども、虐待をしている親が本当のことを言うということは、私は少ないのだろうと思います、むしろ。だから親が言っているからそうしたというのは、私はそれでは役割を果たしていないと考えております。したがいまして、その辺のところをもう少しどういう場面にはどうするかといったような、そうしたことをもう少し児童相談所とも話をしていかなければいけないというふうに思っています。対応の仕方ですね。

(了)