閣議後記者会見概要

H15.11.25(火)9:16~9:25 省内会見場

広報室

会見の詳細

青少年育成推進本部副本部長会議について

大臣:
今日は閣議が始まります前に、青少年育成推進本部副本部長会議がございまして、そこで青少年育成施策大綱の策定につきまして、その案が示されまして議論を行ったと、こういうことでございます。

閣議について

大臣:
閣議の方は珍しいことで大臣発言は全く今日はございません。すぐ終わりました。したがいまして、皆さん方にご報告を申し上げることはございません。皆さん方の方からございましたらどうぞ。

質疑

記者:
週末に三位一体の方でいろいろ動きがありましたが、厚生労働省としてはどのようにお考えになっておりますでしょうか。
大臣:
まだ、具体的なことの話し合いをいたしておりませんけれども、総理の方からは補助金削減につきましてのいろいろのお話が出ていることは十分に承知をいたしております。厚生労働省の持ち分というのは非常に多いわけで、55パーセントくらいあるわけでございますので、私達もやはりその責任を果たさなければならないというふうに思っております。どういうところをどうするかということにつきましては、これからの話でございますが、こちらも大胆にひとつ対応をして、総理のご要望にお応えをすると、そう思っております。
記者:
金額が大変大きいので、積み上げるのは結構大変かなという感じが私共しているのですが、大臣として例えば一つの補助金の負担金をかなり大幅に見直すという形なのか、それとも範囲を広範にとってそれぞれの補助金、負担金から少しずつという方法なのか、どちらが現実的な選択肢なのでしょうか。
大臣:
指名されたものもあるようでございますから、それはそれでやはりやっていかなければならないというふうに思いますけれども、いくつもやりますよりも、ひとつまとまってこの分野については行った方が良いというところがあれば私はそれで良いのではないか、まず第一弾はそれでいいのではないかというふうに思ってます。しかし、今後それでは済まなくなってきますので、範囲も拡大しなければならないし、額も拡大しなければならない、これからだんだん続くのだろうというふうに思ってます。第一弾目のところから着手をするということなんだろうというふうに思いますので、今後のことも睨みながら準備をしながら第一弾目をやるというふうに思っております。
記者:
指名されたものはおいくつくらいあるのでしょうか。
大臣:
2、3もないと思いますが、一つ名前をあげて何々以下ということだと思いますから、指名されたものはひとつというふうに言ってもいいかと。
記者:
指名されたものに介護保険の認定事務費の交付金があると思うのですけれども。
大臣:
そこまで申し上げることは出来ませんけれども。
記者:
ただ、前々から介護保険の事務費交付金の方が一般財源化して欲しいということを求める声があったと思うのですが、市町村の方で非常に反対があるということなのですが、その辺はどういうふうに。
大臣:
そうなんですね。市町村、それからいわゆる都道府県知事会、それから全国市長会、それから政令市長会、こぞっていいとおっしゃるのものというのは保育の問題以外ないのです。ですから、内閣の方でこれはと思うものも、地方自治体の方からはそれはいらないとおっしゃるものもありますし、そこは大変だと思うのですが、額をそろえることも大変かもしれませんし、しかし地方自治体と決着をすることもまた大変だと思います。そうしたことをどうしていくかということも、残されておりますから、よく話をして進めていく以外ないと思っております。
記者:
今の介護交付金の、事務費に絡んで言えば、先般大臣が諮問会議で来年度の介護保険制度で見直しと一体となって考えてはどうかというようなお考えの資料を出されていたかと思うのですが、とすると来年度になると今年度ということではなくて、もう1年後ということで整理したと思うのですが、それでも今回そういう1兆円という条件があれば、1年前倒しで、今年度決着するのもやむを得ないという、そういうような方向での検討だという理解でよろしいのでしょうか。
大臣:
中には法律改正を伴うものがあるわけでして、それをいったいどうするかということだと思うのです。ご承知の通り来年は年金改革もありますから、これ以上新しい改正案をいろいろつくって出すということになりましても、参議院の選挙もありますから、そんなに後ろに延びるわけではありませんし、非常に難しいと思います。かなり窮屈になると思います。したがってそうしたものを一括して、何か法律でも出してもらってやるというのだったら出来ますけれども、個々の省庁でそれを対応しろというふうに言われるとなかなか難しい面もある。やるに致しましても来年からというのはなかなか難しい面もある。そうしたことで次の介護保険の改正と同じではどうかということを申し上げているわけでございます。そうしたこともあろうかと思います。
記者:
一括法というのは、何か具体的に閣内でそういった方向性というのは出ているのでしょうか。
大臣:
そこまで聞いてませんね。
記者:
厚生労働省としては、要望をされるご予定ですか。
大臣:
もしも来年からということであれば、一括してやっていただくという法律づくりを是非お願いしたいと思いますけれども、そうでないとなかなか進まないと思います。

(了)