閣議後記者会見

H15.10.17(金)10:24~10:32 厚生労働省内会見場

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の閣議の大臣発言といたしましては、外務大臣臨時代理の福田官房長官からイラクにおけるカーズミーヤ教育病院緊急復旧計画及びハルサ火力発電所緊急復旧計画に対する緊急無償資金協力について発言がございました。それから内閣府の特命担当大臣から東アジア経済サミット出席について竹中大臣から発言がございまして、アジア欧州会合第二回環境大臣会合の結果につきまして小池環境大臣から発言がございました。それから、内閣府特命担当大臣井上大臣から、三宅島の噴火災害調査についての報告がございました。以上でございました。

質疑

記者:
昨日医薬品の一般小売店で販売する品目の選定をするワーキンググループというのの初会合がありましたけれども、その初会合で、選定する作業に次回から入るわけですけれども、その過程については非公開にするということで決定したということで、理由としては事務局が自由な議論が出来なくなるから等を挙げているのですけれども、この医薬品のコンビニ等で販売した場合副作用被害が拡大するのではないかという懸念がある中で、密室でそういう審議を、選定過程を密室で行うということが果たして妥当なのかどうか、それのお考えをちょっとお伺いしたいのですが。
大臣:
それは株に影響するからじゃないですかね。僕はそう思いますね。この前も何々を一般で売れるようにするという名前を言いたいと僕は言ったのですけれども、それは名前を言うと一度に株に影響すると、だから名前を言うのは少し控えて欲しいという話があって、やりとり何回かしたことあるのですけれども、たしかにそういうことはありうると。ただ何をするかということについては後ではっきりすることでありますから、自由に議論をしていただいて、そして結果を私が見せていただくと、気にいらなければもう一遍やってもらうと、こういうことでございましょう。皆さんの側からみれば終始一貫透明性が欠けるということでございましょうけれども、私はいつも見ていないので私よりも皆さんの方が何でもよく知っているわけで、それは私とあなたとあいこになるというだけ話ではないですかね。
記者:
株に影響するという話でいうと、例えば食品安全委員会なんか今相当細かい議論をしていますけれども、すべてオープンで。なぜこれだけ非公開なのかと。
大臣:
一遍聞いてみますよ。
記者:
もう一点関連で、ドン・キホーテの問題ですけれども、以前から大臣のご意見、ご見解としてですね、TV電話による医薬品の販売というのはこれは将来、検討するべき、検討の余地がある問題ではないかと、ただドン・キホーテの問題については現行法では違法であって、違法であること明らかであれば指導するというようなお立場だったと思うのですが、先週医薬食品局の方で会見を行って、ドン・キホーテの問題については検討会をやって、11月中に、ドン・キホーテの問題だけではないですけれども、深夜、早朝の医薬品の販売についての検討会を行って、その結論によってはドン・キホーテのやり方というのは容認する形になるかもしれないというようなお話があった。ということはドン・キホーテの指導については、指導という問題とTV電話の販売というのは一緒くたにして今後議論をして、それまではペンディングにして、その結果が出たらドン・キホーテの対応を考えると、これは大臣の前のご意見と事務方の意見とが違うと思うのですけれども。
大臣:
少し違いますね。今までのところは、現在までの法体系の中で駄目なものは駄目という、こういうことでございますから、それはそれで今のところは駄目だという前提の下に、今指導はしていると。だけれども今後のことについては社会情勢も変化をしておりますから、時と場所によっては、例えば僻地ですとか離島ですとか、その他にもあるかもしれませんけれども、そうしたところでは必要なところもある、それはそれで今後検討をしていくということです。ですからやることは毅然としてやって、そして駄目なものは駄目としっかり言って、そして今後の問題は今後の問題として、現在の課題も踏まえながら、どうしたらいいかということは考えて、政令なり省令なりを改正するのか、それとも中身によりましては法律そのものを改正しなければいけないのか、しなければならないところがあればやる、こういうことだというふうに思います。
記者:
大臣のお考えは変わってらっしゃらなくて、ドン・キホーテの指導の問題と深夜の医薬品の提供のあり方の検討というのは別問題であって、ドン・キホーテの問題は現行法上に照らして違法であれば、それは指導するのは当然だということですね。
大臣:
そういうことですね。
記者:
そうすると検討会の結論を別に待たずして、ドン・キホーテを指導するという、そういうこともあり得ると。
大臣:
それはあり得る。

(了)