閣議後記者会見概要

H15.03.28（金）8:49～8:55 参議院議員食堂

広報室

大臣：

今日の閣議の方は、規制改革推進３か年計画につきまして石原大臣から発言がございました。それから規制改革推進３か年計画につきまして構造改革特区担当大臣からも発言がありました。内閣官房長官からイラク難民に係る物資協力の実施及びイラク難民救援国際平和協力業務の実施につきましての発言がございました。イラク難民救援国際平和協力業務の実施につきまして防衛庁長官からも関連でありました。経済産業大臣から三宅島噴火による災害に係る被災中小企業者対策の延長につきましてのご報告、それから総務大臣から平成１５年版の地方財政の状況について、それからさらに総務大臣から平成１５年４月１日以降４年を１期とする日本郵政公社の中期経営目標及び中期経営計画の認可に関する国会への報告について、それからもう一つ総務大臣から、労働力調査結果、消費者物価指数及び家計調査結果につきましての発言がございました。２月の完全失業率は季節調整値で５．２％となり、前月に比べまして０．３ポイントの低下となりました。就業者数は６，１９３万人と前年同月に比べて５５万人減少し、２３か月連続で前年同月の水準を下回りました。完全失業者数は３４９万人、前年同月に比べて７万人減少しました。以下消費者物価等についての発言であります。私の方からも有効求人倍率につきましてのご報告を行いまして、平成１５年２月の有効求人倍率は季節調整値で０．６１倍、前月の０．６０倍を０．０１ポイント上回りました。そうしたことについての報告を行ったところでございます。内閣官房長官から「タウンミーティング」の概要と平成１５年度の開催についての話がございました。

大臣：

閣僚懇談会におきまして、「もんじゅ」控訴審判決に対する上告受理申し立て理由書の提出について、これは経済産業大臣、それから同じく「もんじゅ」につきまして科学技術政策担当大臣、文部科学大臣、引き続きござました。以上でございます。

大臣：

今日の閣議では医療制度改革につきましても提案を提出をさせていただきまして、閣議での了解を得たところでございます。医療制度改革の問題につきましては、もう少しまた申し上げなければいけないというふうに思いますので、今日、午後別途時間を取っていただきまして、皆さんとの懇談を行いたいというふうに思っているところでございます。

記者：

失業率の方のマイナス０．３ポイントというのは、何が要因なんでしょうか。

大臣：

女性の動きが月によります変化が非常に大きいわけでありまして、先月と今月を比較いたしますと、男性の方はそれほど大きな変化はないんですが、女性の数字に大きな変化がございます。これは今回だけではなくて過去にも女性の変化が非常に大きくて、そして全体の失業率の数字が上下したことが何度かございます。したがいまして、その時、その時によります女性の動向というものが出ているわけでございますが、今月だけをもって、これで良くなってきたというふうに判断することはでき得ない、もう１、２か月状況を見ないといけないというふうに思っております。有効求人倍率の方につきましては０．６１となりまして、この数か月の間月々回復をしてきております。有効求人倍率は半年ないし１年先の雇用状況を示しているともいうふうに言われておりますので、有効求人倍率が先行して良くなってきているということは、非常に好ましいことだというふうに思っている次第でございます。ただ内容をもう少し細かく見ますと、製造業等のところにおきまして、今まで非常な勢いで回復をしてきておりますが、若干頭打ちをされた感なきにしもあらずでございます。もう１、２か月状況を見ないと分からないなあという気がいたしております。またイラク情勢というものがどういう影響を与えてくるのかということにも十分な注目をする必要があると思っているところでございます。

（了）