閣議後記者会見概要

H14.06.07(金)9:19~9:34 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の閣議におきましては、平成13年度科学技術の振興に関する年次報告について文部科学大臣から発言がありました。平成13年科学技術の振興に関する年次報告、同じように科学技術政策担当大臣から発言がございました。財務大臣から財政制度等審議会・財政制度分科会建議につきまして発言がございました。財政制度等審議会における建議が出されたことについての発言がございました。閣議の方はそれだけでございます。

閣議後懇談会について

大臣:
懇談会の方におきましては、竹中大臣から1~3月期のGDPについて発言がありました。これは今朝8時何分かに書かれて、公開になっているそうでございますから、1.4とおっしゃってますかね、国内、国外で0.7ずつで1.4プラスということだそうでございます。そういう発言がありまして、それに対して輸出という時に、その統計の中には中国等で、外国で生産したものが入っているというふうに聞いたけれども、そんなことがあるのかとか、それから日本でリースで機械をかなり貸し出したりしているけれども、それはどこに入っているのかとかいうような、少し議論がございました。今夜19時から懇談会やりますので、引き続きやりましょうということでこれは終わったところでございます。今日は以上です。

質疑

記者:
今日の懇談会では大臣の方から何かご発言はございましたか。
大臣:
今日はありません。
記者:
今日法務委員会で審議が始まります心身喪失者等医療観察法案なんですけれども、こちらの方は野党の方から、厚生労働委員会との連合審査をという、そういう話が出てますけれども、大臣のお考えを聞かせていただけますか。
大臣:
連合審査をというお話を聞いておりますので、こちら健保法を抱えておりますけれども、出来るだけお邪魔をしたいというふうに思っております。この問題はかなり去年から煮詰めてまいりました問題でありまして、精神障害者のほとんどの皆さん方には関係の無い話でございますけれども、ごく一握りの方でありますけれども、繰り返し犯罪を犯す人がいるといったようなことがございまして、その人達の問題をどうするかということがあって、いろいろ議論を重ねてきたところでございます。今回最終的には法務省の方でまとめていただきましたが、最初は厚生労働省の方で中心になってやっておりました。しかし途中からこれは法務省マターだということになりまして、法務省の方でおまとめいただいたわけでございます。よくまとめていただいているというふうに私は思っております。具体的な議論があるかと思います。まあ、いろいろのご議論の多いところだというふうに思いますから、十分にご議論をしていただければ良いというふうに思っております。
記者:
協和香料化学が再び食品衛生法違反の物質を使ったというのが発覚したんですけれでも、それについて大臣のお立場でお聞かせいただけますか。
大臣:
そうですね、先般の物質も物質そのものは決して毒性の強いものではなかったというふうに思います。ヒマシ油でありますとか、あるいはアセトアルデヒドでありますとかといったような問題でありますから、お酒を飲みましたら皆体の中でアセトアルデヒドになりますので、これはそのものはそんなに毒性の強いものではないというふうに思いますけれども、しかし承認されていないものを作るということは、これはあくまでも違法でありますから、先日その話を聞きました時に、前回3種類だったですね、3種類以外にもそうしたことはないかよく調べてほしいと言ったところでございまして、そういたしましたらそのほかにもまだ有ったということでございますから、これはルール違反でございますので、ここは厳しく対処していかなければならないかというふうに思っています。
記者:
自主回収はかなり拡がっているんですけれども、その現状については何か。
大臣:
まだちょっと私はそこまで聞いておりませんが、かなり広範に使われていたということでありますから、なかなか自主回収してもらわなければならない商品の数は多いんだろうというふうに思っております。現在どの程度回収されたかということにつきましてはまだ聞いておりません。
記者:
今日経過が発表になるんでちょっとあれなんですが、合計特殊出生率が過去最低を更に更新したようなんですが、その件に関してですね、この間日本民族が滅亡するというようなご発言があったんですが、どのようにお受け止めになられますでしょうか。
大臣:
今日発表させていただくようでございますから、数字そのものはそちらの方でご承知をいただきたいというふうに思っておりますが、いずれにいたしましても少子化が依然として進行しているというふうに理解をいたしております。前回も申し上げましたとおりこの少子化問題は財政的な支援もしなければなりませんが、財政的な支援だけで決着の付く話でないことも事実でございます。日本人の生活そのものに関わる部分もございまして、もう少し生活そのものをお互い見直すといったようなことも含めて、これは考えていかないと、この少子化問題というのは解決が出来ない問題だというふうに思っているところでございます。特に都市部におきます少子化傾向というのが非常に厳しいというふうに思っておりまして、都市における生活のあり方といったものが非常に今後問題になるだろうというふうに思っております。総理からも先般少子化対策を9月までに一応まとめるようにというお話をいただいておりますし、今まで少子化対策というのは厚生労働省の中でエンゼルプランでありますとか、その他対策を立ててまいりましたけれども、これは厚生労働省の中だけでは収まりきれない、もっと拡がりのある問題だというふうに思っておりますので、内閣全体としてどういう姿勢でお取り組みをいただくかといったようなことについて、我々もこれから視野を広めて考えていきたいというふうに思っております。

(了)