閣議後記者会見概要

H14.04.16(火)9:14~9:21 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日の大臣発言は、1つは総理のボアオ・フォーラム第一回年次総会出席につきまして外務大臣からご報告がありましたのと、同じく竹中経済財政政策担当大臣から同行をして、そして会議に出席をしたというご報告がございました。今日は以上でして大きなものはございませんでした。私の方から今日はそれだけでございます。

質疑

記者:
C型肝炎の話で、職員をアメリカの方に派遣をして調査するという、大臣はお考えにはなっていないということを以前お聞きをしたのですけれども、事務方の方は派遣するという話なのですが、そのへんの調整というのは。
大臣:
まだ正式にいたしておりませんけれども、必要がございましたら行って一遍調べさせるようにしたいと思っています。特に1977年におきまして、アメリカの方でフィブリノゲンの禁止をいたしておりますから、その当時のいわゆるフィブリノゲン製剤というものが、日本におきますフィブリノゲン製剤と同じようなものであったのか、それとも効能等で中身がかなり違ったものであったのか、そうしたことも少し聞かなければいけないというふうに思っておりますし、その当時としてアメリカはフィブリノゲンは禁止をするけども、その代替製品、替わるべきもの、もっとより良いものがあるという認識であったのか、そのへんのところにつきましても一度調べなければならないというふうに思います。一番大事なことは、その当時アメリカがまだC型という名前は付いていませんでしたけれども、その頃は非A非Bというふうに言っておりましたか、あるいはまた輸血後肝炎、血清肝炎という名前で呼ばれていたか、ちょっと定かではありませんけれども、いわゆる血液及び血液製剤によってどういう広がりがあるかということに、どれだけ関心を持っていたかといったことにつきましても、一遍調べる必要はあるというふうに思っています。それが向こうへ行って調査をしなければならないものなのか、それともこういう時代でございますから、インターネット等で問い合わせをし、そしてそれで済むものなのか、その辺のところは少し検討して、行っていただく方が良いというのであれれば、行くようにしたいというふうに思っています。
記者:
救急救命士の業務の在り方に関する検討会が明日始まるのですけれど、改めて救急救命士の業務の在り方について、大臣のお考えについてお伺いしたいのですけれども。
大臣:
救急救命士の問題としまして、今問題になっておりますのは3点、1つは除細動、それから気管内挿管、そして薬剤の使用、薬剤と申しますか注射液と申しますか、薬剤の使用、その3点だろうというふうに思いますが、明日スタートしていただいて、この前も申しましたとおり、6月頃には中間報告をしていただきたいというふうに思っております。その中で、その3つの中で一番早く結論が出てくるのは除細動の問題ではないかというふうに私自身は、個人的にはそう思っておりますけれども、これは明日から検討していただくわけでありますから、その検討結果を待ちたいというふうに思っております。
記者:
除細動については、飛行機に乗っている客室乗務員が医師の許可を得なくてもそれを使用出来るんだけれども、なぜ救急救命士は出来ないのかという声が現場からも上がってきているんですが、その点についてはいかがでしょうか。
大臣:
そうですね、除細動につきましては、飛行機の中ではなかなか医師の許可を得る手段が無いといったような時には緊急を要する話でございますから、採用していただいても良いということになったわけであります。救急救命士の場合には医師との連絡網というものを密にしなければなりませんし、今日までもしてまいりました。そうしたこともありまして先送りになっていたというふうに思っておりますが、しかし飛行機の中の問題もこれあり、そうしたことを比較検討いたしました場合に、やはりそれは救急救命士としての考え方からいけば、それは採用すべきではないかという意見が起こることも当然であるというふうに思っております。そうしたことで今回、明日からスタートいたします検討会でご議論をいただくことになった次第でございます。
記者:
機密費の問題なんですけれども、共産党さんの方がああいう資料を出したんですが、その中に公明党の議員の名前も背広を貰ったという形で出ているんですが、その辺について大臣はどの様にお考えになられますでしょうか。
大臣:
一番の問題は資料がどういう信頼性のあるものなのかということが一番問われるんだろうというふうに思いますが、そこが明確でないと、その次の答えはしにくいわけでありまして、あれが信頼性の高いものであるということであるならば、やはりお互いに気をつけなければならない問題だというふうに思っております。幸か不幸か私はその当時落選中でございまして、余分な話でございますが。
記者:
健保法の審議入りのメドは。
大臣:
いや、ちょっとこれは国会でお決めをいただくことでございますから、なかなか分かり難いですが、我々といたしましては1日も早く国会の中に出していただいて、そして議論をしていただきたいというふうに思ってます。議論を重ねて通さないというのが民主党さんの方針だそうでございますけれども、議論を重ねて通していただくようにお願いをしたいというふうに思っております。

(了)