閣議後記者会見概要

H14.03.05(火)8:38~8:47 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日は本当に何もないです。大臣発言、他一切ございません。

その他

大臣:
医療制度の抜本改革の方につきましては、それぞれの改革の内容をいくつかに分けまして、今週中に厚生労働省の中の担当の人を一応決めたいというふうに思っております。担当の人を決めました後、お話に乗っていただき、あるいはまたご意見を頂戴する外部の皆さん方をどうするかといった問題に着手をしたいというふうに思っている次第でございます。

質疑

記者:
これは委員会の話ですね。
大臣:
そうですね。
記者:
その担当の方というのは局長クラスになるのでしょうか。
大臣:
局長クラスで無くてもいいと思います。実際に中心になって動いていただける方でよろしいかと思ってます。
記者:
今のところいくつ位の枠組みになりそうですか。
大臣:
分け方にもよりますし、かなり回答しなければならない内容が増えましたから、初めは4つ位というふうに思っておりましたが、出来れば4つ位でいかないかな、あまりたくさん作りましてもあれでございますので、と思っておりますけれども、多岐にわたりますので、分け方によってはもう少し、5つ位になるかもしれませんが、出来れば4つ位にまとめることが出来ればというふうに思っておりますが。
記者:
全て同時に発足ということになるのですか。
大臣:
同時に発足。ものによりましては14年度半ばまでに決めなければならないものもございますし、一応幹事長、政調会長会議等でも項目によりましては8月までにとなっておりますから、そうした問題は少し急がないといけませんし。
記者:
おおむねどの位に1回位のペースで会合は持たれるのですか。
大臣:
それはちょっと皆さん方にお願いをしてからの話になると思いますので、しかしかなり精力的にお願いをしなければいけないだろうというふうに思ってます。1年間でというふうに言いましても、やはり年末には大方の方向性というものをつけないといけないというふうに思っておりますから、今年1年をかけてということになるだろうというふうに思います。そこで全てを決めるということは難しいと思いますが、しかし大体の方向性というのは、今年いっぱいでやらないといけないというふうに思ってます。
記者:
ヤコブ病の患者さんとお会いする具体的な日程などはまだ。
大臣:
まだちょっと決まっていませんですね、そのうちに決まるだろうというふうに思っております。
記者:
それは今月中ということも。
大臣:
あるかも知れませんし、そこまで限定いたしておりませんが。
記者:
高校生の就職の関係で、文部科学省との間で慣行の見直しの報告書を今日おまとめになりますが、高校生の就職問題に関して大臣がお考えになっている、今後の報告書から読みとるとですね、経済団体の役割とか、それから学校の役割なんですが、それぞれどういう役割を果たして欲しいですか。
大臣:
高校生の就職が非常に厳しくなってまいりました。一つには全体として雇い側の方が、いわゆる即戦力というものを求めてきている。いわゆる金の卵を採って大事に育ててという今までの考え方から、即戦力の人を要求するという形になってまいりましたので、非常に高校生の就職というのが全体として難しくなってきている。そうしたことがございますので、高校教育のあり方につきましても、いわゆる専門分野を持っておりますところはそのへんのところを、やはり若いながらも即戦力になりうる、そういう新しい知見というものも学んでいただくようにしなければならないというふうに思っておりますが、やはり問題は一つは普通科高校を卒業なすった方で、そして就職をされるという場合でございます。多くの皆さんが事務系をご希望に、そういう場合なるわけでございますが、事務系を選ばれる中で今までございますと、例えば簿記を持っているとか、1級ですとか、2級ですとかというようなことが一つの武器になったと、しかし今や簿記の1級とか2級というのは大事ではございますけれども、それがあまり大きな武器にはならないという状況になってきていることも事実でございます。こうした状況を踏まえまして、いわゆる高校を卒業なります皆さん方の、いわゆる高校における勉強のあり方というものも、これは文部科学省の方といろいろ検討をしていかなければならないというふうに思ってます。それから就職される皆さん方も今までの単なる事務というのではなくて、やはり事務系の方に就職をされるにいたしましても、それなりの高いレベルが要求されてきているということでございますので、そのへんのところを念頭に置いてご準備をいただくということも大事になってくるのではないかというふうに思ってます。更に学校の方も、今日一部もう新聞等にも出ておりますが、いわゆる1人1社ずつ紹介をすると、そしてそこがもし駄目だった場合には一番最後に回されるというようなことで、非常に優秀なお子さんでありましても、最後に回されるが故に就職する会社が回ってこないといったようなケースもかなりあるわけでございますので、そのへんのところはもう少し1人1社というのではなくて、2、3社は紹介をして、その中から選択の出来る、一つ駄目でも他のところで何らかの手がかりが出来るといったようなこともしてあげる必要があるのではないかと、そんなふうに思っている次第でございます。

(了)