閣議後記者会見概要

H13.4.24(火)9:25~9:32 厚生労働省記者会見場

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
閣議の方は、特別に皆さんにお話を申し上げるほどのことはございません。外務大臣から中東和平プロセス支援のためのパレスチナ人に対する緊急援助についてというご発言がございましたのと、もう一点草の根無償資金協力の実施状況について、これは外務省が実施しております草の根無償資金協力についての実態調査についてのお話がございました。それから、国土交通大臣から芸予地震の特別措置についてのお話がございました。だいたい以上の発言がございまして、今日はそれだけで終わりましたので、特に今日の内容はございません。何か皆様の方からございましたら。

質疑

記者:
自民党の総裁選挙、予備選挙で小泉氏が圧勝しましたけれども、これについての感想と今後予想される自公保の政策協議、政権協議についての要望と言いましょうかお考えについてお聞かせいただきたい。
大臣:
党の方とのことは全然相談もしておりませんので、どういうふうになっておりますか分かりませんが、小泉さんは何度もこの厚生大臣をおやりいただきましたし、厚生大臣当時、前回の厚生大臣その前の時の厚生大臣の時も何度もいろいろなお話し合いをさせていただいた経緯がございまして、そうした意味では小泉さんが新総裁になられたということは、いよいよこの社会保障の問題を今年の5月からこれでスタートを切って新しい体制を作り上げていかなければならない時でありますから、そうした意味では非常にいいのではないかと思っております。そうした意味で社会保障に非常に理解を持っていただいている総理を迎えることができるのではないかと思っております。しかし、まだ総裁選挙が行われるそうでございますから、今決定的なことを言うのは大変失礼でございますけれども、小泉さんがなられるということになったとしましたら、それはそういう意味で大変厳しい注文も来るかもしれませんけれども、しかしこの社会保障をもう一度考え直すその時期に大変いいのではないかというふうに思っております。
党とのことにつきましては先程申しましたように党幹部と全く私自身が話を致しておりませんので、どのような状況で進んでいくかと言うことはよく分かりません。
いづれにいたしましても、閣議としてはもういっぺんあるわけですから、今日はお別れ会というわけではございませんけれども、最終を迎えたことだけは間違いがないわけでございます。前回労働大臣をさせていただきました時には9ヶ月でございましたから約その半分、4ヶ月半でございますのでその半分でございます。期間は非常に短かったわけでございますけれども、非常に忙しい毎日でございましたので大変長い4ヶ月半であったような気がいたします。前の9ヶ月よりももっと長く勤めたような気がするわけでありまして、そうした意味では充実した4ヶ月半であったというふうに思っております。
しかし先程も少し話を申しましたとおり、いよいよこれから医療の問題、年金の問題に入るわけでございますが、とりわけ医療保険の問題がございますから医療の新しい制度、医療の改正案を来年の国会に出すということになりますと、いつも申し上げますように今年の秋までに骨格をまとめなければならない、そしてその前にシーリングもございますしそのまた財源的な問題を含めて、5、6、7、3ヶ月くらいの間にその大枠をやはりやらなければならないというスケジュールになるのではないかというふうに思います。だから非常に厳しいスケジュールの中で急ピッチで進めなければならないことになるだろうと思いますから、次におやりいただく大臣には大変忙しい思いをしていただくのではないかというふうに思っております。5月6月は法案もたくさん残っておりますからこの法案をあげるためにも大変なハードスケジュールになるだろうというふうに思いますから、5月6月ILOをはじめといたしましてかなり国際会議もあるようでございますけれども、なかなか大臣は海外に出られない状況にあるようでございます。

(了)