活躍するフィールド
医系技官は、厚生労働省をはじめとした官公庁や国際機関など
国内外を問わず、幅広い部署において活躍しています。
厚生労働省 本省
厚生労働省は、「国民生活の保障・向上」と「経済の発展」をめざし、社会福祉、社会保障、公衆衛生の向上・増進と、働く環境の整備、職業の安定・人材の育成を総合的・一体的に推進しています。また、少子高齢化、男女共同参画、経済構造の変化などに対応し、社会保障政策と労働政策を一体的に推進しています。
医系技官は、組織図にある通り、厚生労働省のなかでも、保健・医療・福祉・労働に関する部局において、その専門知識を発揮する技術系行政官として、事務系行政官とともに厚生労働行政を担っています。
厚生労働省 附属機関
検疫所(海港・空港の検疫業務と輸入食品監視業務を担い、全国に13の検疫所を設置)、国立保健医療科学院(保健医療および生活衛生に関する研究および研修を実施)、国立感染症研究所(感染症に関する研究および支援 ※令和7年度に、国立国際医療研究センターと統合し、国立健康危機管理研究機構に移行予定)といった研究施設、地方厚生局(厚生労働省の地方支分部局で、医療・健康・福祉などの社会保障施策の実施機関。全国に7つの局を設置)等、厚生労働省の附属機関においても、広く医系技官が活躍しています。
他府省庁
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内閣官房
カジノの依存防止対策など -
感染症危機管理統括庁
新型インフルエンザ対策など -
こども家庭庁
母子保健など -
人事院
国家公務員の健康安全対策推進に関する業務など -
内閣府
日本の総合的・基本的な科学技術政策の企画立案および総合調整に関する業務(総合科学技術・イノベーション会議)、健康・医療戦略に関する業務など調整に関する業務(総合科学技術・イノベーション会議)、健康・医療戦略に関する業務など -
復興庁
復興に関する国の施策の企画、調整および実施、福島への一元的な窓口や支援など -
総務省[消防庁]
救急搬送体制、救急救助に関する業務など
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法務省
刑務所、少年院等に収容されている者の保健衛生・医療に関する業務など -
外務省
国際保健政策を中心とした国際協力に関する業務など -
文部科学省
⼤学医学部における医学教育、学校保健や健康教育に関する業務など -
環境省
有害化学物質等の健康影響の調査・研究や環境安全に関する分野、公害病患者の救済・予防等の環境保健、熱中症対策、放射線健康管理など -
原子力規制庁
原子力災害時の緊急初動対応および原子力災害医療等の体制構築、放射線防護の国際交流・関係機関連携、放射線障害防止に関する斉一化など -
防衛省
自衛隊員の健康管理、防衛医学分野の調査研究・国際交流など
関係機関・大学
国⽴病院機構、国⽴⾼度専⾨医療研究センター(国⽴国際医療研究センター等)、⽇本医療研究開発機構(AMED)、医薬品医療機器総合機構(PMDA)、国際協⼒機構、⼤学(⾃治医科⼤学等)などにおいても、医系技官が働いており、日本の健康安全、科学技術政策の向上の⼀翼を担っています。
国際関係機関
大使館(フィリピン)・国連政府代表部(在ニューヨーク、在ジュネーブ)や、世界保健機関(WHO)、JICA国際派遣(タイ)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、といった機関等で、国際的に医系技官が活躍しています。