女性医師離職防止・復職支援について

近年、医師国家試験の合格者に占める女性の割合は約3分の1となっており、特に産婦人科・小児科については20代の女性医師の割合が半数を上回っている現状もあるため、出産や育児といったライフステージに応じた就労を支援するための取組が課題となっています。

このため、「女性医師等就労支援事業」、「女性医師支援センター事業」及び「病院内保育所事業」の3事業を実施し、女性医師の離職防止・復職支援を行っています。

女性医師等就労支援事業

女性医師等の再就業が困難な状況の大きな要因として、就学前の乳幼児の子育て、配偶者の転勤、日進月歩で進む医療の現場に戻りづらい等の理由が挙げられています。

このため、出産・育児及び離職後の再就業に不安を抱える女性医師等に対し、各都道府県において受付・相談窓口を設置して、復職のための研修受入 医療機関の紹介や出産・育児等と勤務との両立を支援するための助言及び就労環境の改善を行い、女性医師等の離職防止や再就業の促進を図るために都道府県に 対し、必要な経費を補助するものです。(平成23年度 36都道府県)

女性医師等就労支援事業[PDF形式:257KB]

女性医師支援センター事業

女性医師がライフステージに応じて働くことのできる柔軟な勤務形態の促進を図るため、パートタイム勤務等の職業斡旋事業を日本医師会へ委託しています。

病院内保育所事業

子供を持つ女性医師、看護職員をはじめとする医療従事者の離職防止及び再就業を促進するため、医療機関に勤務する職員の乳幼児の保育を行う病院内保育所の運営に対する支援を行っています。