第18回 日EUシンポジウムについて

1991年に、労働省(当時)と欧州委員会との間で交流の実施に合意して以来、定期的に日EUシンポジウムを開催し、雇用・労働分野におけるテーマについて意見交換を実施しています。
2021年7月5日(月)に、第18回日EUシンポジウムをオンライン形式で開催しました。

最近の開催実績/テーマ
 第15回(2014年6月・ブリュッセル)「グローバル化経済における事業再構築(Restructuring)の予測及びマネジメント」
 第16回(2016年7月・東京)「現代における労使関係の役割」
 第17回(2018年7月・ブリュッセル)「労働の未来―新しい就業形態」

第18回(2021年)日EUシンポジウム概要

 今年は「女性活躍の観点からのワークライフバランス」をテーマに開催しました。

講演・討議内容等

 三原じゅん子厚生労働副大臣、ヨースト・コルテ欧州委員会雇用・社会問題・インクルージョン総局長、正木靖欧州連合日本政府代表部特命全権大使、パトリシア・フロア駐日欧州連合代表部特命全権大使から開会挨拶を行いました。
 三原厚生労働副大臣は、挨拶の中で、女性の労働市場参加における諸課題や取組、ワークライフバランスの促進等に関し、本シンポジウムの成果が今後に活かされることへの期待を述べました。

学識経験者・政労使の代表による報告、議論
 「職場における女性活躍の推進」「ワークライフバランスの推進に資する制度・好事例」の2つのサブテーマについて、報告、議論が行われました。女性の活躍推進の重要度の高まりや男女間の役割分担の見直しによるワークライフバランス改善の必要性が報告されたほか、柔軟な働き方や休暇制度の在り方等について議論されました。

(日本側報告者)※発言者順
 法政大学キャリアデザイン学部教授 武石恵美子
 厚生労働省雇用環境・均等局雇用機会均等課長 渡辺正道
 日本労働組合総連合会総合政策推進局長 井上久美枝
 日本経済団体連合会労働法制本部統括主幹 布山祐子
 労働政策研究・研修機構主任研究員 池田心豪
 厚生労働省雇用環境・均等局職業生活両立課長 古瀬陽子

(EU側報告者)※発言者順
 欧州生活労働条件改善財団ワーキング・ライフ部門リサーチマネージャー マルティナ・ビセーロ
 欧州委員会雇用・社会問題・インクルージョン総局障害者・インクルージョン課副課長 ルーシー・ダボイン
 欧州労働組合総連合副書記長 エスター・リンチ
 ビジネスヨーロッパ機会均等ネットワーク議長 ミンナ・エトゥ‐セパラ
 欧州生活労働条件改善財団ワーキング・ライフ部門リサーチマネージャー ジョルジュ・カブリタ
 欧州委員会雇用・社会問題・インクルージョン総局障害者・インクルージョン課政策担当官 イローナ・ゼルヴィテ
 欧州労働組合連盟女性委員会委員長 グロリア・ミルズ

シンポジウムの様子