第8回ASEAN+3保健大臣会合について

第8回ASEAN+3保健大臣会合について

日程・場所

令和元年8月30日(金)於カンボジア・シェムリアップ

出席者

我が国からは大口善德厚生労働副大臣が出席。

開催概要

○  会合では、カンボジアとともに、日本が共同議長国として進行役を担い、「ASEANの全ての人々の健康促進」をテーマに、共通課題や技術協力等について意見交換を行った。

○  また、ラウンドテーブルディスカッションでは、「アジア太平洋新興感染症・公衆衛生危機戦略(APSEDⅢ)を通じた国際保健規則(IHR)の実行能力強化」をテーマに各国の取組が紹介された。

○  会合では、大口副大臣が、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)や感染症の対応能力強化等に向けた我が国の取組及びASEAN地域への協力等について説明するとともに、ASEAN地域のより良い社会福祉の実現に向けて引き続き協力する旨を表明した。

○  各国の発言を経て、共同宣言が採択された。共同宣言では、APSEDⅢを通じたIHRの履行能力強化、非感染性疾患への対処及びUHCの達成に向けた継続的な取組と今後の更なる密接な協力の必要性等について言及されている。

○  次回のASEAN+3保健大臣会合は、2021年にインドネシアで開催される予定。



注1 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
全ての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられる状態
 
注2 日本の国際保健規則(IHR)
WHO憲章に基づき疾病の国際的伝播を最大限防止することを目的に策定された国際規則
 
注3 アジア太平洋新興感染症・公衆衛生危機戦略(APSEDⅢ)
感染症やその他の健康危機への備えと対応について規定する国際規則「国際保健規則(IHR)」の実行能力を向上するためのアジア太平洋地域における戦略文書。5年毎に改定され、現在第3期となっています。
 

※参考
ASEAN保健大臣会合HP(英語)
フォトレポート

お問い合わせ先

大臣官房国際課国際保健・協力室
古賀(内線7302)、穴見(内線7304)
代表電話 03-5253-1111