平成28年3月までのキャリアコンサルタント制度について

こちらのページでは、平成28年4月にキャリアコンサルタント国家資格が創設される以前のキャリアコンサルタント制度の仕組みについてご紹介しています。

標準レベルのキャリア・コンサルタント(民間資格、キャリア・コンサルタント能力評価試験合格者等)

キャリア・コンサルタント養成講座(140時間(平成23年7月より前の指定基準によるものは130時間))を受講し、キャリア・コンサルタント能力評価試験に合格した者等を「標準レベルのキャリア・コンサルタント」と総称していました。
キャリア・コンサルタント能力評価試験は、キャリア形成促進助成金(訓練等支援給付金)の対象となるキャリア・コンサルタント能力評価試験として、厚生労働省職業能力開発局長が指定した試験をいい、職業訓練のカリキュラムの一部として雇用する労働者に当該試験を受けさせる事業主に対して助成金を支給していました。
厚生労働省では、このキャリア・コンサルタント能力評価試験を指定する基準として、キャリアコンサルティング実施に必要な能力を体系化するとともに、標準レベルのキャリア・コンサルタント養成に係るモデルカリキュラムを提示し、これに基づき指定を行ってきました。

キャリアコンサルタント国家資格と標準レベルのキャリア・コンサルタントとの関係

キャリアコンサルタント国家資格は、標準レベルのキャリア・コンサルタントに求められてきた能力の範囲及び水準が実質同程度のものとして創設されました。このため、平成28年3月末までに標準レベルのキャリアコンサルタントとなられた方については、キャリアコンサルタント国家資格に移行できる経過措置が設けられていましたが、令和3年3月31日をもって経過措置は終了しました。