過労死等を発生させた企業に対する再発防止対策

過労死等を発生させた事業場に対しては、これまでも労働基準監督署による監督指導又は個別指導を実施し、再発防止対策の指導を行ってきましたが、過労死等を同一企業に属する事業場で繰り返し発生させる企業も存在するところであり、こうした企業に対する再発防止対策の指導を強化する必要があります。このため、以下の対策を実施します。

1 過労死等を発生させた事業場に対する従来の監督指導又は個別指導とともに、企業本社における全社的な再発防止対策の策定を求める指導を実施します。

2 一定期間内に複数の過労死等を発生させた企業に対しては、企業の本社を管轄する都道府県労働局長から「過労死等の防止に向けた改善計画」の策定を求め、同計画に基づく取組を企業全体に定着させるための助言・指導(過労死等防止計画指導)を実施します。

<過労死等防止計画指導に関する参考資料>
令和5年12月28日付け基発1228第1号、雇均発1228第1号「過労死等の労災保険給付支給決定が複数行われた企業に対する過労死等防止計画指導の実施について」[189KB]
(概要)過労死等防止計画指導について[265KB]