医療等分野の標準化についての現状及び今後の課題に関する調査研究 報告書(令和4年3月)

 医療等分野の標準化についての現状及び今後の課題に関する調査研究を行い、その報告書がまとまりましたので、公表いたします。

  1. 検討の背景
    厚生労働省では、平成29 年(2017 年)1月に厚生労働大臣を本部長とする「データヘルス改革推進本部」を立ち上げ、健康・医療・介護データの有機的な連結やその利活用の推進に向けた取組を進めてきた。このような取組において、医療機関等の内部や異なる医療機関等の間における情報の連携を確保するための対応として、標準的な形式のメッセージや標準とされるコード(以下「標準規格」という。)を用いた医療情報システムを整備することが必要となる。このため、厚生労働省では、保健医療分野において必要な標準規格を厚生労働省標準規格として認め、普及を図っているが、厚生労働省標準規格の中には、普及率の低いものがみられるほか、医療情報システム、医療機器等の新たな情報連携により検討を要する事項が生じているとみられる。
  2. 目的
    本調査研究は、将来的に、厚生労働省標準規格の普及等により医療機関等の内部や医療機関間における情報の連携を確保することを通じて、データヘルス改革の推進に寄与することを期待し、そのような観点から、日本における医療等分野の標準化について、現状と課題を明らかにすることを目的としている。
     

最終報告書(概要版)

最終報告書