2021年1月25日 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会

医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全企画課

日時

令和3年1月25日(月)19:00~19:30

開催方法

オンライン会議

出席者

委員(敬称略)

 

事務局(1月25日時点)
  • 浅沼 一成(生活衛生・食品安全審議官)
  • 小谷 聡司(生活衛生・食品安全企画課長補佐)
  • 近澤 和彦(食品基準審査課長)
  • 今川 正紀(食品基準審査課新開発食品保健対策室長、食品監視安全課食中毒被害情報管理室長)
  • 井上 隆弘(食品基準審査課残留農薬等基準審査室長)
  • 三木 朗(食品監視安全課長)

議題

(1)分科会長及び分科会長代理の選出について
(2)部会に所属する委員等の指名について
(3)各部会長の選出について
(4)その他

議事


○小谷補佐 それでは、皆様おそろいになられましたので、ただいまから「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会」を開催いたします。
医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全企画課長補佐の小谷でございます。分科会長が選出されるまでの間、司会進行を務めさせていただきます。
このたび、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、ウェブでの審議とさせていただきます。何か不都合がございましたらお電話、またはチャット機能にて御連絡いただければ随時対応いたします。
また、説明者においてマスクを着用したまま説明させていただく場合がありますので、御了承いただければと思います。
後ほど委員の先生方を御紹介いたしますが、本日は高田委員、高橋委員、脇田委員から御欠席との御連絡をいただいております。
現在の分科会委員総数22名のうち、出席委員が過半数に達しておりますので、本日の分科会が成立いたしますことを御報告申し上げます。
また、今回は利益相反の確認対象となる案件はございません。
本日は、ウェブでの審議のため、対面での進行と一部異なる部分がありますので、審議の進行方法につきまして御説明させていただきます。
審議中に御意見、御質問をされた委員におかれましては、挙手をしていただきますようお願いいたします。その後、事務局または分科会長から発言者を御指名いただきます。御発言いただく際は、マイクがミュートになっていないことを御確認の上、御発言ください。また、ノイズを減らすため、御発言が終わりましたらマイクをミュートにしていただきますようお願いします。
本日の議題につきましては、議事次第にございますように、分科会長の選任等を行っていただきます。
それでは、開会に当たりまして、生活衛生・食品安全審議官の浅沼より御挨拶申し上げます。
○近澤課長 すみませんが、浅沼審議官が公務で出席がちょっと遅れると思いますので、私のほうから御挨拶させていただきます。食品基準審査課長の近澤と申します。
まず初めに、お集まりの皆様方には日頃よりそれぞれの立場から食品安全行政の推進に御支援、御協力をいただき、改めてありがとうございます。感謝申し上げます。
また、このたび、食品衛生分科会の委員に御就任いただきまして厚く御礼申し上げます。
食品でございますが、近年の食品流通のグローバル化、健康意識の高まりなどを背景に、食の安全に対する国民の関心は一層高まっていると感じております。私自身、朝の情報番組を見ると、食の情報というのは結構出ていますので、先生方の貢献というのは非常に大きいものと感じております。
食品の衛生管理対策につきましては、食品安全委員会等の関係行政機関と連携しながら、科学的根拠に基づき、いわゆるサイエンティフィック・エビデンスということに基づきまして、食品等に係る基準値の設定、国内流通食品の監視指導、輸入食品に対する安全衛生確保に向けた取組を進めているところでございます。
平成30年に成立した改正食品衛生法の関係では、昨年6月にHACCPに沿った衛生管理の制度が施行されまして、本年6月に本格施行が控えております。食品衛生管理に関する検討会において、小規模な事業者でもHACCPの導入に取り組んでいただけるよう、各業界の手引書を取りまとめているところでございます。
また、実態に応じて見直しが行われた営業許可制度や営業届出制度、営業者が自主回収を行う場合に食品リコール情報を地方自治体に報告する制度の施行を本年6月に控えており、その施行準備を進めてまいります。
さらに、昨年6月に施行された器具・容器包装のポジティブリスト制度についても5年の施行の余裕がありますので、令和7年6月の本格施行が円滑なものとなるように御尽力をお願いいたしたいと思っております。
ちょっと最近の話題でございますけれども、ゲノム編集技術応用食品は日本におきましては届出制度を運用しておりますが、昨年12月に第1例目としてギャバ含有量を高めたトマトの届出がされました。これが、いろいろなテレビなどで見ていると、コマーシャルでありますけれども、ギャバが入っているチョコレートですごくよく寝られるとかありますが、いろいろなギャバを高めたことによって食品として価値が上がるというようなことがありますけれども、このゲノム編集技術応用食品につきましてこれからもうまく運用できるようにしていきたいと思いますし、大事なのは消費者と行政側がきちんとリスクコミュニケーションができるようにということになっていますので、これも取り組んでいきたいと思っております。
厚生労働省といたしましては、先生方の御尽力をいただきながら、食品安全の確保に関するいろいろな課題について全力で取り組んでまいりたいと思っております。
本日は、食品衛生分科会長の選出等を行っていただきます。委員の皆様方におかれましては、我が国の食品安全行政の推進について、より一層のお力添えをいただけるようお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
○小谷補佐 ありがとうございました。
引き続きまして、委員の方々を資料1の3ページ目の委員名簿に沿って御紹介申し上げます。皆様、お手元の本体資料1の3ページ目を御覧ください。私のほうで読み上げさせていただきます。
穐山 浩委員。
阿部 圭一委員。
有薗 幸司委員。
五十君 靜信委員。
稲見 成之委員
今村 嘉文委員。
浦郷 由季委員。
苅田 香苗委員。
木下 潮音委員。
合田 幸広委員。
佐藤 恭子委員。
曽根 博仁委員。
藤原 凛委員。
二村 睦子委員。
堀内 基広委員。
松嵜 くみ子委員。
松本 吉郎委員。
村田 勝敬委員。
村松 智恵子委員。
御紹介は、以上でございます。
○小谷補佐 続いて、今回の体制から分科会に入られることになりました今村委員、木下委員から一言御挨拶いただければと思います。よろしくお願いいたします。
まず、今村先生お願いできますでしょうか。
○今村委員 皆さんこんばんは、キユーピーの今村でございます。
初めてのことになりますので、皆さんのいろんなアドバイスを含めていい議論ができればといいかと思います。よろしくお願いいたします。
○小谷補佐 ありがとうございました。
続いて、木下委員よろしくお願いいたします。
○木下委員 第一芙蓉法律事務所に所属しております弁護士の木下と申します。
日頃、余り食品衛生に関する業務には関わっておりませんが、いろいろな企業のお仕事をさせていただいておりますので、また皆様の知見をいただきながら委員活動をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○小谷補佐 どうぞ先生方、よろしくお願いいたします。
引き続きまして、事務局の職員を御紹介させていただきます。
浅沼生活衛生食品安全審議官、ただいま不在とさせていただいております。
近澤食品基準審査課長。
○近澤課長 近澤でございます。よろしくお願いいたします。
○小谷補佐 井上残留農薬等基準審査室長。
○井上室長 井上でございます。よろしくお願いいたします。
○小谷補佐 三木食品監視安全課長。
○三木課長 三木でございます。よろしくお願いいたします。
○小谷補佐 今川食中毒被害情報管理室長兼新開発食品保健対策室長。
○今川室長 今川です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○小谷補佐 なお、大臣官房審議官の宮崎、生活衛生・食品安全企画課長の巽、輸入食品安全対策室長の蟹江、HACCP推進室長の浦上につきましては、急な公務が入りましたので欠席させていただきます。申し訳ございません。
まず初めに、薬事・食品衛生審議会総会について御報告申し上げます。本日18時より、本分科会が属する薬事・食品衛生審議会総会が開催されました。同総会におきましては、審議会会長に太田茂委員が選出されました。また、会長代理に村田勝敬委員が指名されました。
続きまして、食品衛生分科会に所属する委員の方々は、改めまして資料1、3ページ目の食品衛生分科会名簿のとおりとなっています。
それでは、議題「(1)分科会長及び分科会長代理の選出について」に移らせていただきます。資料1の7ページを御覧ください。
薬事・食品衛生審議会令第6条第3項により、分科会長は分科会に所属する委員の互選によることとなっておりますが、いかがいたしましょうか。御意見のある方は、挙手願います。
○穐山委員 国立衛研の穐山です。よろしいでしょうか。
○小谷補佐 よろしくお願いいたします。
○穐山委員 分科会長には、前分科会長でおられました秋田大学名誉教授の村田勝敬先生に引き続きお願いしたいと思っております。御推薦させていただきます。
○小谷補佐 ありがとうございます。
ただいま穐山委員から、村田委員に当分科会の会長をお願いしてはとの御発言がございましたが、いかがでしょうか。
(「賛成」との声あり)
○小谷補佐 ありがとうございました。
それでは、分科会長は村田委員にお願いするということで決定させていただきます。
それでは、村田分科会長から御挨拶をお願いいたします。
○村田分科会長 ただいま分科会長に御推薦賜りました村田でございます。
これまでメチル水銀や鉛の健康影響について、労働者や学童を対象として研究してまいりました。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、国難とも言うべき新型コロナウイルス感染症に対し、緊急事態宣言が首都圏をはじめ11の都道府県に出されている中での本分科会の開催でございます。医療崩壊が叫ばれているのは、決してこれら緊急事態措置が実施されている都府県のみではございません。感染者数が少ないことを理由に、安心して飲食ができる対象都府県以外に出かけられ、地方の飲食店でクラスター発生の契機になっている事例もございます。
このような中、医療とともに国民生活を支える食の安全に関わる課題も多数ございます。取り分け、日本において飲食によって生ずる危害の発生を防止するための法律、すなわち食品衛生法に関わる事項を調査、審議する場がこの食品衛生分科会ということになっております。
本分科会の各委員の御専門は多岐にわたっておりますが、それら異なる立場の意見を取り入れて審議し、それらの結果をリスク管理に反映させるところと考えております。
今後の審議に当たりましては精いっぱい頑張りたく思いますので、先生方におかれましても忌憚のない御発言を賜りますことをお願いし、私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○小谷補佐 分科会長、御挨拶ありがとうございました。
それでは、以降の議事進行につきましては分科会長にお願いできればと思っております。よろしくお願いいたします。
○村田分科会長 まず、食品衛生分科会長代理の選出ですが、先ほど事務局より説明のあった資料1の7ページの薬事食品衛生審議会令第6条第5項によりますと、分科会長が指名することとなっております。私としては、前体制でも分科会長代理をされていた国立感染症研究所の所長でもおられる脇田委員にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「賛成」と声あり)
○村田分科会長 それでは、分科会長代理を脇田委員にお願いしたいと思います。
脇田委員は、いらっしゃいますでしょうか。
○小谷補佐 本日、脇田委員は御欠席ではございますが、事前に御承認いただいておりますことをこちらで御報告させていただきます。
○村田分科会長 どうもありがとうございます。
次に、議事「(2)部会に所属する委員等の指名について」に移らせていただきます。
各委員の所属に関わる規程につきまして、事務局より説明願います。
○事務局 厚生労働省事務局でございます。こちらから代わりに読み上げさせていただきます。
食品衛生分科会には、資料1、12ページの食品衛生分科会規程第2条第1項により設置されている部会と、第2条第2項により設置されている部会がございます。
また、調査会は第3条第1項により設置されており、それぞれ部会が9、調査会が3となっております。
部会に属すべき委員等につきましては、資料1の7ページを御覧いただきますと、薬事・食品衛生審議会令第7条第2項により、また、調査会に属すべき委員等につきましては資料1の12ページを御覧いただきますと、食品衛生分科会規程第3条第2項の規定により、分科会長が指名することとされております。
以上でございます。
○村田分科会長 事務局から説明があったとおり、各部会、調査会に所属していただく委員、臨時委員、専門委員につきましては、規定等により、私が指名することとされています。これに基づき、事務局から送付しております名簿のとおりとさせていただきたく存じます。
それでは、続きまして各部会長の選出を行いたいと思います。具体的な手順について、事務局より御説明願います。
○事務局 厚生労働省事務局でございます。
資料1の7ページを御覧ください。こちらは、薬事・食品衛生審議会令第7条第3項により、部会長は各部会に属する委員の互選によって定めることとされております。
事前に事務局より御案内し、委員同士で協議いただきました結果をもって各部会長の選出とさせていただきます。
結果について、御報告申し上げます。
まず、食品企画部会会長、五十君 靜信委員。
続きまして、食中毒部会会長、五十君 靜信委員。
乳肉水産食品部会、五十君 靜信委員。
添加物部会、佐藤 恭子委員。
農薬動物用医薬品部会会長、穐山 浩委員。
器具・容器包装部会会長、有薗 幸司委員。
新開発食品調査部会会長、曽根 博仁委員。
伝達性海綿状脳症対策部会会長、堀内 基広委員。
最後に、放射性物質対策部会会長、合田 幸広委員。
以上でございます。
○村田分科会長 どうもありがとうございます。参考資料2にございます面々だと思いますが、皆様よろしいでしょうか。
(「賛成」と声あり)
○村田分科会長 では、部会長は以上のとおりとさせていただきます。
最後に、事務局から何か連絡事項はございますでしょうか。
○事務局 厚生労働省事務局でございます。
次回の分科会につきましては、3月5日金曜日13時30分から予定しております。今年度最後の分科会となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○村田分科会長 どうもありがとうございます。
御審議、誠にありがとうございました。これをもちまして、閉会いたします。
本日は、御多忙の中、遅くまで御出席くださり、本当にありがとうございました。