細川大臣閣議後記者会見概要

H22.10.8(金) 9:46 ~ 9:55 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
今、閣議が終了しましてこちらに参りました。今日の閣議は経済対策の決定ということ。閣議前には口蹄疫対策本部の開催がありまして、これは今回で終了ということです。口蹄疫の対策が発表されて、それで終わりということになりました。経済対策については5つの柱の中で特に厚生労働省の中では二つの大きな分野で、まず1つの柱で「雇用・人材育成」。それから第3の柱で「子育て、医療・介護・福祉等」が入っております。私としてはこれからの補正予算案について経済対策の決定に基づいて予算を獲得していきたいと思っております。とりわけ子育て支援などについて、子ども手当の問題などありますが、参議院選のマニフェストで上乗せをするということで約束をしておりまして、その分の子育て支援に対する補正予算、この対策でしっかり上乗せ分も取っていきたいと思っております。

質疑

記者:
昨日、小沢元幹事長が記者団の質問に答える形で「議員辞職はしない。無罪をとるために戦っていく」というようなことをおっしゃられましたが、大臣の率直な御感想をお願いします。
大臣:
小沢さんの個人的な問題については検察審査会の方で強制起訴という決定になりましたので、司法の分野に入っておりますから、私としては行政の一員としては差し控えたいと思います。どのようにされるかは小沢さん個人の考えに基づいてなされると思っています。
記者:
来週にB型肝炎訴訟の和解協議がありますが、昨日、財務省の方で総補償額が5兆円程の規模になると、そうなると増税もやむを得ないというような副大臣の発言があったのですが、そういった認識は厚生労働省の方でも同じ認識でいらっしゃるのでしょうか。
大臣:
マスコミ報道でありますから、私はそのことを承知をしておりません。事実関係にも違うところがあるのではないかとは思います。
記者:
財務省の方では増税をする必要性があるかもしれないという発言があったのですが、そこまでとは考えてはいないということですか。
大臣:
今後、裁判所の仲介のもとで和解の交渉が行われていくわけですから、具体的な話についてはここでお話出来るようなことではないです。まだそこまではいっておりません。
記者:
経済団体に新卒の対応について要請されますが、その狙いを教えてください。
大臣:
若者の雇用、とりわけ新卒の方が就職出来ないということで、若者がせっかく学業にいそしんで社会に出るという時にスムーズにいかないということは、本人も大変お気の毒ですし、社会にとっても大きな損失になります。そういうことで、まず就職出来ていない既卒者の皆様が就職出来るように最大の応援をしていこうということで、いろいろな施策を打ちますからそれを経済団体の方でも理解していただいて、応援をしていただきたいということです。もう一つ要請の中にありますのは、就職活動が少し早くなりすぎていることを、もう少し遅らせていただくということです。経済団体の中からもそういう声があがっているようですが、就職活動を遅らせるような要請の内容です。先だって、私は経済団体に御挨拶にまいりまして予めそのことを申し上げたのですが、今日は文部科学大臣、経済産業大臣、そして、私の連名で経済団体に要請するということになりました。
記者:
先ほどの経済対策のところでですが、子ども手当の上積み分について補正で何かしら盛り込むということなのでしょうか。
大臣:
今回の経済対策の中で子育て支援の方をしっかりやっていくということですから、補正予算の中で保育所の関係ですとかそういうところにしっかり予算を獲得するようにがんばっていきたいと思います。そのことはすなわち子どもを社会全体で育てていくというこれまでの考え方の基に、1万3千円からの上乗せ部分を現金で行うのか、現物で行うのかいろいろありますが、少なくとも現物給付の方をしっかり補正予算でやるということです。
記者:
児童虐待対策ですが、安心子ども基金の積み増し分の規模についてお聞かせください。
大臣:
まだこれからがんばってやっていきます。安心子ども基金にどれほど積み増しが出来るかということが最大のところだと思いますのでがんばっていきたいと思いますので応援もお願いいたします。
記者:
年金記録問題関連なのですが、12日から紙台帳とコンピューターの突合作業が始まりますけれども、膨大な予算がかかっていて果たして効果が本当にあるのかという意見もありますが、この事業に対しての効果と意義を改めてお願いいたします。
大臣:
これは前大臣からずっと約束していることですから、しっかりやっていくということです。

(了)