塩崎大臣閣議後記者会見概要

H28.2.5(金)8:46 ~ 8:51 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。私の方から、ジカウイルスの問題について、2日の会見でお伝えいたしましたが、ジカウイルス感染症を感染症法の四類感染症に位置づけるなどの内容の政令が本日の閣議に付されまして、本日公布されることになりました。すでに、日本医師会や都道府県等を通じて、全国の医療機関に対して、ジカウイルス感染症に関する最新の情報を提供してまいりました。検査体制につきましては、現在、国立感染症研究所をはじめ10か所で検査可能でございますが、来月上旬をめどに全国各地の検疫所などで検査ができるように体制を整備したいと思っております。ジカウイルス感染症につきましては、性交渉による感染の報道もあるなど、いまだ不明な点も多いわけでありまして、引き続き、国際的な感染動向について情報収集に努めて、対策に万全を期してまいりたいと思います。以上であります。

質疑

記者:
ジカ熱についておうかがいします。人から人への感染、性的接触による感染も指摘されているほか、献血などでも感染の可能性を指摘されていますが、対策や注意喚起をどのようにお考えでしょうか。
大臣:
ジカウイルス感染症につきましては、一般的には蚊を媒介してうつると言われており、ヒト‐ヒト感染はまれであるとされておりましたが、献血や性交渉による感染が指摘されているところであります。アメリカのケースにつきましては承知をしておりますが、性交渉による感染リスクの程度など、引き続き、情報収集をしなければならないと考えております。また、今月中旬をめどに自治体向けの対応・対策の手引を作成いたしますが、自治体の方々に対して手引を活用して蚊の発生状況の調査や駆除を要請する予定であります。
記者:
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の関連で、今、インハウス運用の導入等を中心に議論がされておりますが、導入断念という一部報道もありましたが、現時点での方向性をお願いいたします。
大臣:
これは今、社会保障審議会年金部会で御議論を賜っておりまして、来週月曜日にも開催される予定でありますし、そこでの議論を待つということが基本であります。
記者:
膀胱がんの発症事例についてなのですが、1月に三星化学工業への厚労省立入調査があったと思います。2月にその調査の結果をまとめるということですけれども、現時点でどこまでの進捗状況なのかということと、改めて厚労省の対応をお願いします。
大臣:
今お話がありましたように、これまで労働局、あるいは労働基準監督署が断続的に立入調査をしております。12月と1月に専門機関であります独立行政法人労働安全衛生総合研究所も立入調査を行っておりまして、現在、持ち帰った試料の分析を行っている段階であります。研究所にはできるだけ速やかにという観点から、2月中の結果取りまとめを依頼しておりまして、取りまとめ次第、公表してまいりたいと思っております。原因が特定され次第、専門家の意見も聞きながら、どのような対応が必要なのか検討してまいりたいと思いますし、必要な手だてを打っていきたいと思っております。
記者:
遠藤大臣の献金のお話で、今朝の毎日新聞で厚生労働省の職員が遠藤大臣の事務所の仲介で、献金した業者と会っているという報道がありましたけれども、この事実関係について教えてください。
大臣:
会ったことは事実だと報告を受けています。
記者:
どんなお話があったかという御報告は上がっていますでしょうか。
大臣:
これは元々、教育委員会から文科省に問い合わせが多くあって、文科省と協議の上で、ALT(外国語指導助手)の適正な運営を確保するため、法律の解釈について明確にするということで通知を発出したわけでありまして、行政としてやったことはこういった各地の教育委員会からの問い合わせを受けて、明確にするという通知を出したということであります。

(了)