塩崎大臣閣議後記者会見概要

H27.4.17(金)8:46 ~ 8:49 ぶら下がり

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
おはようございます。特に私からはありません。

質疑

記者:
聖マリアンナ医科大学の精神保健指定医20人もの取消しということになりました。こうした事態が起きていたということで、厚労省の考えと、今後広く調査するという具体的な日程等があれば、よろしくお願いいたします。
大臣:
この問題はですね、医師のモラルにも関わり、大変残念な、遺憾な不正なケースだろうと思います。今回指定の取消しをしたわけでありますけれども、今後も聖マリアンナ(大学)における検証の報告というのを昨晩求めました。これを受けて厳正に対処していかなければならないと思います。同様なことが起きているかどうかということが気になるところでございまして、調査をしっかり行うとともに、チェック体制を強化するという再発防止策を徹底することで、精神保健指定医制度に対する国民の信頼を回復しなければならないと思っていると同時に、昨今大学の附属病院でのガバナンスのゆるみというか、不徹底の問題が続発しているということもあって、これについては、なぜこのようになっているのかということも含めて考えていかなければならないのではないかと私は思っています。
記者:
具体的に、例えば大学附属病院ということですと、何か文科省と協議するとか、何か具体的なことは行われますか。
大臣:
一つ一つのケースをよく見て、それから考えたいと思いますが、どういう共通項があるのか考えていくことが必要かなということも考えているわけであります。この聖マリアンナ(大学)に関しては、やはり調査の結果を受けて、今後の厳正なる対処の方針というのを決めていきたいというふうに思います。
記者:
先ほどの附属病院のガバナンスの件ですけれども、何かそういう組織を立ち上げて、文科省と検証していくとか、そういうことは考えていらっしゃるのでしょうか。
大臣:
まだ具体的なことまでを詰めているわけではありませんが、なぜこういうふうに、大学病院で次々と問題が起きるのかということに関しては、文科省も考えているのかなというふうに思いますし、我々は、病院でありますから、なぜ病院でこういう国民の信頼を失うようなことが立て続けに起きるのか、よく考えていかなければいけない。まだ具体的な中身は、特に決めているわけではありません。
記者:
病院に対する厳正な対処というのは、どういうような処分なり、何か考えられるのでしょうか。
大臣:
それは中身を見てみないと、よく分からないわけですし、今回の場合には特にケースレポートのデータベース化をやるべきではないかと思っていまして、要は手書きかどうかは別にして、どうもチェック体制は全然できていないというようなこともあるので、こういうことも含めて考えていかなければいけないなというふうに思っています。

(了)